GPスケートアメリカ2017 3日目 アイスダンスFD

GPスケートアメリカ2017 リザルト
アメリカのレイクプラシッドにて開催。アイスダンスFDは、現地時間2017年11月26日(日)に行われた。
ライストで全組の演技を見た。滑走順に感想を書いている。
名前の日本語表記で自信がないものには、?を付けている。
プログラムについて、独断と偏見による、◎、○、△、×、?の五段階評価を付けている。つまり、わたしの勝手な好き嫌いの感想にすぎないので、どうぞ悪しからず。五段階評価の内容は下記の通り。

  • ◎:何度でも見たい。

  • ○:よかった。好き。

  • △:悪くない。まずまず。

  • ×:イマイチ。

  • ?:何とも判断が付きかねる。




●第1グループ
1 Rachel PARSONS / Michael PARSONS レイチェル・パーソンズ / マイケル・パーソンズ
■SP順位:8,得点:58.36
■楽曲:Ghost Dances:
La Partida by Victor Jara
Sikuriadas by Inti Illimani
Quiaquenpita by Inti Illimani
■プログラム:△
ステップは両方レベル2。
コレオスピンが独創的。CiSt2は二人の動きが連動している。STw3は、女性がポジションを保てなかった。DiSt2は力強い。
序盤ゆったりで、徐々にテンポアップし、激しくなっていく曲想の変化をよく表現していたと思う。スピーディーな演技で、あっという間に終わってしまった。
SDでちょいキレがなくて調子が悪いのかと心配していたが、FDはシャープに動けていたのではなかろうか。
ここんとこミスが続いているツイズルにまたミスが。う~ん。
フリー87.18、総合145.54。

2 Shiyue WANG / Xinyu LIU シーユエ・ワン / シンユー・リウ(中国)
■SP順位:9,得点:55.57
■楽曲:Over My Shoulder
Happy Ending
■プログラム:○
ステップはレベル3と2。
CuLi4で女性のエッジが男性の腿に乗せる所作がエフォートレスでスムーズ。RoLi4は、何度見てもすごい。場内も盛り上がっていた。
身長差を生かしたアクロバティックなリフトが強みだと思うのだが、前のGP中国よりシームレスになり、プログラムの流れに溶け込んでいたと思う。
Jスポの解説によると、身長差があるゆえにホールドを組んだときのステップに難ありとのことなのだが、素人目には問題なく見えた。
フリー93.79でSB更新、総合149.36。

3 Kaitlin HAWAYEK / Jean-Luc BAKER ケイトリン・ホワイエク / ジャン=リュック・ベイカー(アメリカ)
■SP順位:7,得点:62.15
■楽曲:Liebestraum by Franz Liszt arranged by Maxime Rodriguez
■プログラム:◎
動画
ステップは両方レベル3。
めくるめく「愛の夢」の世界へ。もううっとりですわ。序盤のCiSt3から一気に引き込まれる。一蹴りの伸びも素晴らしい。クリロワ先生も「ビューティホービューティホー」と称えていた。
フリー101.38、総合163.53。

4 Kana MURAMOTO / Chris REED 村元 哉中 / クリス・リード(日本)
■SP順位:6,得点:62.30
■楽曲:The Last Emperor (soundtrack) by Ryuichi Sakamoto
Merry Christmas Mr. Lawrence by Ruyichi Sakamoto
■プログラム:◎
動画
ステップのレベルは3と2。
STw4は二人の距離が少し遠い気がする。後半のDiSt2で、激しい曲想に変わるのだが、ここでもっとスピードギュンギュンで滑ってほしい。激しさと力強さがもっとほしい。
ノリのいいアメリカのお客さんが、しんと静かに見入っている様子なのが印象的だった。その静けさの中、アクロバティックなStaLi3が始まって、おおお~っと歓声が上がるのに、カタルシスを感じた。
フリー93.50、総合155.80。

第1グループが終わった時点で、トップはケイトリン・ホワイエク / ジャン=リュック・ベイカー(アメリカ)。


●第2グループ
5 Piper GILLES / Paul POIRIER パイパー・ギルス / ポール・ポワリエ(カナダ)
■SP順位:5,得点:64.07
■楽曲:Stolen Hearts
Perry Mason Theme by Fred Steiner
Smokey Sax Perry
Mason Theme by Fred Steiner
■プログラム:△
動画
演技が始まる前の、女性の女王様オーラがすごい。このプログラム、テーマはもしかして「女王様と下僕」なのだろうか(爆)。
ステップはレベル2と3。
序盤、CuLi4の入りで女性が男性の肘に左足の膝裏をかけてぐるんと回転するのだが、思いがけない女性の動きに落下するんじゃないかとヒヤッとした。
リフト3つのうち、前2つはめっちゃクリエイティブなんだけど、よいしょ感があるので、それがもっとシームレス&エフォートレスにやれるといいなぁ。トップの組はとんでもリフトをいともたやすくスムーズにやってますからね。
古いサスペンス映画を見ているような気分になった。GPロステレよりはエレメンツがプログラムの中に溶け込んできた感じ。スピードを出してよく滑っていたと思う。
フリー102.47、総合166.54。現時点で総合1位。

6 Tiffani ZAGORSKI / Jonathan GUERREIRO ティファニー・ザゴルスキー / ジョナサン・ゲレイロ(ロシア)
■SP順位:4,得点:64.20
■楽曲:Exogenesis Symphony Part III by Muse
Exogenesis Symphony Part II by Muse
Ruled by Secrecy by Muse
■プログラム:△
ステップは両方レベル2。
流れが滞ることなく、きれいに滑っているんだけど、印象が残りにくいんだよねぇ。
フリー96.08、総合160.28。現時点で総合3位。

7 Anna CAPPELLINI / Luca LANOTTE アンナ・カッペリーニ / ルカ・ラノッテ(イタリア)
■SP順位:2,得点:72.70
■楽曲:Buon Giorno Principessa (from "La Vita e Bella" soundtrack) by Nicola Piovani
Life Is Beautiful (from "La Vita e Bella" soundtrack) by Nicola Piovani, arranged & performed by Mi Loco Tango
La Vita e Bella (from "La Vita e Bella" soundtrack) by Nicola Piovani arranged by Claudio Mandonico
■プログラム:△
ステップは両方レベル3。
SlLi3は、下ろすとききれいじゃなかったような。GOEで-1を出しているジャッジがいるので、気のせいじゃなかったみたい。
二人の男女の出会いの場面からどしどし物語が紡がれていく。初見では美しくないように感じられた後半のステップの音楽も、慣れたら平気になった。
フリー108.93、総合181.63。現時点で総合1位。

8 Victoria SINITSINA / Nikita KATSALAPOV ヴィクトリア・シニツィナ / ニキータ・カツァラポフ(ロシア)
■SP順位:3,得点:68.72
■楽曲:Piano Concerto No. 2 Op. 18 by Sergei Rachmaninov
Vocalise Op.34 No. 14 by Sergei Rachmaninov
■プログラム:○
動画
ステップはレベル3と2。
う~ん派手!!派手派手しい!!すっごい運動量とスピードでガンガン滑りまくり踊りまくっていた。男性がやっぱりちらちら目立っちゃうんだけど、悪目立ちってほどじゃないからいいのか。…ただなぁ、せっかく女性がこれだけ華やかな美女なのに、女性の美しさをドヤドヤするところがなくて、もったいなく感じてしまう。好みの問題なんだろうけど。
この運動量とスピードを保ったまま、シームレスにスムーズに演じられるようになったら、ワールドの表彰台も狙えるんじゃなかろうか。
フリー107.81はPB更新、総合176.53。現時点で総合2位。

9 Maia SHIBUTANI / Alex SHIBUTANI マイア・シブタニ / アレックス・シブタニ(アメリカ)
■SP順位:1,得点:79.18
■楽曲:Paradise by Coldplay
■プログラム:△
動画
ステップは両方レベル3。
STw4で大盛り上がりだった。彼らのツイズルは、乾坤一擲の必殺技だもんな~。
一言で感想をまとめると、「むちゃくちゃうまい」。そりゃワールドメダリストなんだから至極当然のことだが、その当たり前のことをしみじみ思ってしまうほどうまい。
フリー115.07はSB、総合194.25はPB更新。総合1位に決定。


◆総合順位
左から総合順位、名前、国名、得点、SD順位、FD順位の順に記されている。
1 Maia SHIBUTANI / Alex SHIBUTANI USA 194.25 1 1
2 Anna CAPPELLINI / Luca LANOTTE ITA 181.63 2 2
3 Victoria SINITSINA / Nikita KATSALAPOV RUS 176.53 3 3
4 Piper GILLES / Paul POIRIER CAN 166.54 5 4
5 Kaitlin HAWAYEK / Jean-Luc BAKER USA 163.53 7 5
6 Tiffani ZAGORSKI / Jonathan GUERREIRO RUS 160.28 4 6
7 Kana MURAMOTO / Chris REED JPN 155.80 6 8
8 Shiyue WANG / Xinyu LIU CHN 149.36 9 7
9 Rachel PARSONS / Michael PARSONS USA 145.54 8 9


◆総評
優勝はシブタニ兄妹。1位&1位でGPファイナル進出確定。安定して強い。平昌オリンピック銅メダル、最有力候補ですな。
唯一の問題は、彼らのFDに、わたしの心の琴線がかき鳴らされないことである(苦笑)。ま、ジャッジには高評価されてるし、単なるわたしの勝手な好みの話なのよね。

総合2位はカッペリーニ&ラノッテ。3位&2位でGPファイナル進出確定。ボブロワ&ソロビエフと同じポイントで並んだけど、得点差で競り勝った。

3位はシニツィナ&カツァラポフ。PCSがじりじり上昇中。まだ差はあるとはいえ、2位のカッペリーニ&ラノッテに迫ってきた。

4位はギルス&ポワリエ。PCSで3位のシニツィナ&カツァラポフにけっこう差をつけられてしまった。まぁ正直、このFDは好きじゃないが、ジャッジの評価もイマイチとなると、単にわたしの好みじゃないって片づけられないからなぁ。何がいけないんだろう。

7位の哉中&クリスは、安定して150点台(SD:60点以上,FD90点以上)を出せるようになった。昨季から着実にステップアップしている。次は全日本か~。演技が見られるの、めっちゃ楽しみ~☆

8位のワン&リウは、昨季ワールドで、アジアで唯一自力で五輪出場枠を取ったカップル。哉中&クリスは彼らに追い抜かれた感があった。でも、本大会のSDを見て、今季は哉中&クリスが再び追い抜いたと思ったのだが、このFDでは僅差だが彼らが上。でも、PCSは哉中&クリスが上。追い抜き、追い抜かれを繰り返しながら、哉中&クリスと共に、アジアのアイスダンスを引っ張っていってもらいたい。


◆グランプリファイナル進出者
ガブリエラ・パパダキス / ギヨーム・シゼロン(フランス)
テッサ・ヴァーチュー / スコット・モイヤー(カナダ)
マイア・シブタニ / アレックス・シブタニ(アメリカ)
マディソン・チョック / エヴァン・ベイツ(アメリカ)
マディソン・ハベル / ザカリー・ダナヒュー(アメリカ)
アンナ・カッペリーニ / ルカ・ラノッテ(イタリア)

平昌オリンピック前哨戦ですな! PCSの序列がどうなるか気になる~。

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

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