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JGPリガ杯2017 1日目 女子SP

JGPリガ杯 リザルト
ラトビアのリガにて開催。女子SPは、現地時間2017年9月7日(木)に行われた。
ライストで、全員の演技を見た。特に印象に残った選手の演技について、滑走順に感想を書いている。
名前の日本語表記で、自信がないものには、?を付けている。
プログラムについて、独断と偏見による、◎、○、△、×、?の五段階評価を付けている。つまり、わたしの勝手な好き嫌いの感想にすぎないので、どうぞ悪しからず。五段階評価の内容は下記の通り。

  • ◎:何度でも見たい。

  • ○:よかった。好き。

  • △:悪くない。まずまず。

  • ×:イマイチ。

  • ?:何とも判断が付きかねる。




●第1グループ
3 Sophie ABRAMS ソフィー・エイブラムス?(イスラエル)
■楽曲:Serenade for Strings by Petr I. Tchaikovski
Holberg Suite by Edvard Grieg
■プログラム:〇
昨季、JGPモルドヴィア杯14位。
2Aは着氷でバランスを崩した。3S+2TもGOEマイナス。2LzタノはOK。
スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル3。
ふわっとしながらキレのある動きで、美しく軽やかな音楽をよく表現していた。
44.51で、SBかつPB更新。


●第2グループ
6 Alisa FEDICHKINA アリサ・フェディチキナ(ロシア)
■楽曲:Piano Fantasy by Wolfgang Amadeus Mozart
■プログラム:〇
昨季、JGP横浜6位、ジュニアの国内選手権6位。
まだ15歳なのか~。でももうすっかりきれいなおねえさんである。
2A、3F+3T、3Lzと、クリーンに着氷。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。素敵な表情で、繊細なピアノの音を一つ一つ丁寧に表現していた。
よくコントロールされた演技だった。ピアノのみの音源というチャレンジングな選曲だが、よく滑りこなしていたと思う。
63.48。

8 Daria PANENKOVA ダリア・パネンコワ(ロシア)
■楽曲:While the Trees Sleep by David Nevue
I Dreamed a Dream performed by Anne Hathaway
■プログラム:×
昨季、ジュニアの国内選手権5位。今大会、JGPデビュー。コーチはエテリ先生。
3Fタノ+3Tタノ、3Lzタノ、2Aタノと、クリーンに着氷。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
…何この編曲。音楽の終わり方がめっちゃ中途半端じゃない? 「夢破れて」を使ってこのフィニッシュはないわ~。もそっと編曲のやりようがあるじゃんか~。
エレメンツ、特にジャンプの質の高さが素晴らしい。ジャンプは全て後半でタノ。
滑りとボディームーブメントは良いが、後半徐々に女性ヴォーカルが盛り上がっていくところであまり変化が感じられなかった。でも、せかせかした感じがないのはよかった。
66.65。

10 Anastasiia ARKHIPOVA アナステイシア・アルヒポワ(ウクライナ)
■楽曲:Aranjuez by Joaquin Rodrigo performed by Ikuko Kawai
■プログラム:△
今大会、JGPデビュー。
3T+3T<は転倒。3Lzはステップから直ちに跳んでいなかったからか、GOEマイナス。2Aはまずまず。
スピンのレベルは3、4、4。最後2つのスピンは、回転が速く安定しており、特にLSp4は、回転速度が加速していた。ステップはレベル2。緩急があり、腕と手指の使い方がしなやかで美しい。
ラインとポジションがきれいなので、ボディームーブメントが映える。
53.54。

11 Ashley LIN アシュリー・リン(アメリカ)
■楽曲:Violin Fantasy on Puccini's Turandot by Vanessa Mae
■プログラム:△
昨季、JGPリュブリャナ杯6位、全米ジュニア3位。振付にアダム・リッポンが関わっている。
2Aはよかった。3FL3Tは着氷が乱れた。3Lzはeが。
スピンは全てレベル4。最後のLSp4は、回転が速く、最後まで安定していた。ステップはレベル2。のびやかに滑っていた。
ダイナミックな音楽をよく表現していたと思うのだが、歴代の名選手たちが滑ってきた曲なので、ちょい物足りなく感じる部分も。
54.57。


●第3グループ
14 Viveca LINDFORS ヴィヴェカ・リンドフォース(フィンランド)
■楽曲:Wishing You Were Somehow Here Again by Andrew Lloyd Webber
■プログラム:△
昨季、シニアの国内選手権3位、世界ジュニア14位、ユーロ23位。
体つきがしっかりしてきた。
3Fはステップアウトで連続ジャンプにならず。3Lzは転倒。2AはOK。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
SPでジャンプに2つミスが出ると痛い…。ドラマティックな女性ヴォーカルの歌声を力強く表現していた。
46.47。ヴィヴェカ、悲しそう…。

15 Alison SCHUMACHER アリソン・シューマッハ(カナダ)
■楽曲:I Want to Hold Your Hand by John Lennon, Paul McCartney
■プログラム:△
今大会がJGPデビュー。コーチはリー・バーケル。中国生まれ。
3Lzは!が。3F+2Tと2Aはよかった。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル2。
フレッシュな滑りが音楽にマッチしていたと思う。スピードが出ていて、スケーティングは良かったが、ボディームーブメントがちょっとそっけない感じ。
55.64。


●第4グループ
23 Hyun Soo LEE ヒョンス・イ?(韓国)
■楽曲:Irodori by Kodo
■プログラム:〇
昨季、シニアの国内選手権9位。今大会、JGPデビュー。
3F+2Tと3Lzはまずまず。2Aはすばらしい。
スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル2。
細かい音をよくとらえており、キビキビした動きが小気味よかった。
54.64。


●第5グループ
25 Anete LACE アネッテ・ラーツェ(ラトビア)
■楽曲:Clair de Lune by Claude Debussy
■プログラム:△
今大会、JGPデビュー。
2AはOK。3Lz<はぐらついた。3Lo<は転倒して連続ジャンプにならず。
スピンのレベルは4、3、2。ステップはレベル2。
たいへん愛らしく美しい選手。所作や動きが優雅で、「月の光」の曲想によく合っていたと思う。…がしかし、だがしかし。最後の要素のステップで、ピアノの主旋律の上に女性ヴォーカルが被るという、へんてこりんな編曲になってビックリした。正直、ヴォーカルはうるさく邪魔に感じた。
36.85。

28 Rika KIHIRA 紀平 梨花(日本)
■楽曲:Kung Fu Piano by The Piano Guys
■プログラム:△
昨季、JGPファイナル4位、全日本ジュニア11位。トム・ディクソン振付。今大会には岳斗先生が帯同している。
2Aは素晴らしい。3Fはステップアウトした後、2Tをつけたが、連続ジャンプに見なされず。3Lzは転倒。
スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル4。
大人っぽくなり、滑りも表現も素敵だったんだけどなぁ、ジャンプがなぁ…。
「カンフー・ピアノ」ってどんなプログラムなんだろうと思っていたが、実際見てみたら、「カンフーでピアノ!!」って感じだった(←どんなだ)。
表現するのが難しそうな曲。力強さと繊細さを求められるというか。でも梨花ちゃんならモノにできると思う。頑張って!
55.05。


●第6グループ
31 Yuhana YOKOI 横井 ゆは菜(日本)
■楽曲:The Lion King (soundtrack) by Hans Zimmer
■プログラム:△
昨季、全日本ジュニア8位。
3F+3Tは、ファーストでオーバーターン。2Aは素晴らしい。2Lzはトリプルの予定が抜けてしまった。
スピンのレベルは4、3、4。LSp4の腕の動きが独創的でよかった。ステップはレベル3。序盤ちょっとバランス崩したのかな?と感じた。
最初から最後まで元気よく楽しそうに滑っていた。でも、ちょーっと体が硬いというか、動きが限定的に感じるところがあった。
55.19でPB更新。

32 Emmy MA エミー・マ(アメリカ)
■楽曲:(バイオに未掲載)
■プログラム:△
今大会、JGPデビュー。
3Lzはまずまず。3F+2Tタノと2AはOK。
スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル3。緩急をつけて、体を大きく動かし、ドラマティックに滑っていた。
終わった後、満面の笑顔。
滑りと所作が美しい☆ クリーンかつ情感あふれる演技だった。
59.92。

35 Lizaveta MALINOUSKAYA リザヴェータ・マリノウスカヤ?(ベラルーシ)
■楽曲:Amies - Enemies by Nadiya
■プログラム:〇
昨季、シニアの国内選手権2位。今大会、JGPデビュー。
ヒョウ柄衣装!! 腕は赤のシフォンでふわっとしててかわいい☆
3Lz<<は両足着氷。3Loは連続ジャンプにできず。2AもGOEマイナス。
スピンは全てレベル4。2番目のFSSp4でジャンプするときに軸がぶれ、GOEマイナス。ステップはレベル2。軽やかで楽しそう。音をよくとらえている。
クラシックのズンドコ編曲(笑)。でもこれはわたしの好きなズンドコ(笑)。
ジャンプやスピンにミスが出てしまったが、曲想をよく表現していたと思う。彼女の愛らしさを生かしたプログラム。
37.80。


◆SP順位
左から順位、名前、国名、得点の順に記されている。
1 Daria PANENKOVA RUS 66.65
2 Alisa FEDICHKINA RUS 63.48
3 Emmy MA USA 59.92
4 Alison SCHUMACHER CAN 55.64
5 Yuhana YOKOI JPN 55.19
6 Rika KIHIRA JPN 55.05
7 Hyun Soo LEE KOR 54.64
8 Ashley LIN USA 54.57
9 Anastasiia ARKHIPOVA UKR 53.54
10 Viveca LINDFORS FIN 46.47
11 Sophie ABRAMS ISR 44.51
12 Polina ANDREJEVA LAT 43.63
13 Ilayda BAYAR TUR 42.91
14 Nastasya EREMINA EST 42.37
15 Anna LITVINENKO GBR 41.92
16 Klara STEPANOVA CZE 41.11
17 Arina SOMOVA LAT 39.22
18 Presiyana DIMITROVA BUL 38.69
19 Dora NAGY HUN 38.35
20 Lizaveta MALINOUSKAYA BLR 37.80
21 Anete LACE LAT 36.85
22 Ellen YU NOR 35.33
23 Greta MORKYTE LTU 35.08
24 Katie PASFIELD AUS 35.02
25 Zhansaya ADYKHANOVA KAZ 34.67
26 Kristin Valdis ORNOLFSDOTTIR ISL 33.18
27 Haley YAO TPE 33.03
28 Cassandra JOHANSSON SWE 32.95
29 Natalia PAULIN MEX 32.61
30 Kristina ISAEV GER 30.46
31 Kim CHEREMSKY AZE 28.59
32 Diane Gabrielle PANLILIO PHI 27.50
33 Thita LAMSAM THA 27.29
34 Aneeta LINGAM MAS 25.98
35 Hiu Yau CHOW HKG 24.11


◆総評
観客席がガラガラである。まぁJGPだからこんなもんなんだろうけど、前の2試合はけっこうお客さんが入ってにぎやかだったので、さみしく感じた。

さて、SP1位はおそろしあ&エテリ門下生のパネンコワ。後半にジャンプ3つ&タノりまくりだけど、忙しない感じはなくてよかった。でもいくらロシアだからって、あの編曲はひどいよ!!

2位はフェデ。生き馬の目を抜くような、厳しいロシアにおいて、JGP3シーズン続けて派遣されているだけでも、十分すごいことだと思う。キュートなイメージの彼女が、ガラッとイメチェンを図ってきたが、FSはどうだろう。

3位のエミーと4位のシューマッハは、自分の力を存分に発揮して、好位置につけた。久々に北米の選手が表彰台に上がることになるだろうか。

5位のゆは菜ちゃんと6位の梨花ちゃんは、ジャンプのミスが出て、残念だった。特に梨花ちゃんは、連続ジャンプなし&転倒だからなぁ…。でもPCSは、エミー>梨花>パネンコワ>フェデ>ゆは菜。ミスがあって、この高評価である。日本の2選手とも、表彰台のチャンスは十分あると思うので、頑張ってほしい。

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

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