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全米2018 6日目 女子SP

全米選手権2018 リザルト
サンノゼにて開催。女子SPは、現地時間2018年1月3日(水)に行われた。
Jスポーツのライブ放送で全員の演技を見た。特に印象に残った演技について、滑走順に感想を書いている。解説は鈴木明子さん、実況は小林千鶴さん。
プログラムについて、独断と偏見による、◎、○、△、×、?の五段階評価を付けている。つまり、わたしの勝手な好き嫌いの感想にすぎないので、どうぞ悪しからず。五段階評価の内容は下記の通り。

  • ◎:何度でも見たい。

  • ○:よかった。好き。

  • △:悪くない。まずまず。

  • ×:イマイチ。

  • ?:何とも判断が付きかねる。




●第1グループ
1 Polina Edmunds, Peninsula SC ポリーナ・エドマンズ(アメリカ)
■楽曲:Palladio by Karl Jenkins performed by Escala
■プログラム:△
昨季は怪我のため全休。今季、GPフランス10位。2年ぶり4度目の出場。
3Lo+3T、3S、2Aと、すべてのジャンプをクリーンに着氷。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
強い音の表現が素敵だったなぁ。シャープかつパワフルで、大きな滑りだった。
63.78。

2 Angela Wang, Salt Lake Figure Skating アンジェラ・ワン
■楽曲:虹の彼方に
■プログラム:△
7年連続7度目の出場。昨季から継続のプログラム。
3F+3T、2A、3Loタノと、すべてのジャンプをクリーンに着氷。
スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル3。
3Loタノを着氷した直後、ガッツポーズ。演技後もガッツポーズ。彼女にとっても会心の演技だったのだろう。
3Loタノに-3を出しているジャッジが一人いるのだが、理由が分からない。ステップから直ちに跳んでいないと見なしたにしても、最大限の減点だもんなぁ。
彼女の伸びやかなスケーティングと、朗々と響き渡る女性ボーカルがマッチしていて素敵な演技だった。
67.00。

3 Courtney Hicks, All Year FSC コートニー・ヒックス
■楽曲:Nocturne (from "La Califfa" soundtrack) by Ennio Morricone, performed by Yo Yo Ma
■プログラム:△
昨季、GPロステレ3位、全米12位。今季、GPカナダ4位。6年連続6度目の出場。
3F+3Loは、バランスを崩した。3Lz<はステップから直ちに跳んでいなかったような。2Aの予定がシングルになり、ノーバリュー。
スピンとステップは全てレベル4。ステップシークエンスの上半身の動きが多彩なのだが、それが美しいかというと、う~ん…ちょっと忙しない印象を受ける。ま、ジャッジには高評価なので、単にわたしの好みに合わないってだけなんだろうけど。
57.81。

5 Starr Andrews, Los Angeles FSC スター・アンドリューズ
■楽曲:Fever performed by Beyonce
■プログラム:△
昨季、全米ジュニア2位、世界ジュニア12位。今季、JGPオーストリア5位。初出場。
背が伸びたというより足が伸びたという感じ(笑)。めっちゃスタイルいい。
3T+3Tタノは素晴らしい。3Loはこらえた。2Aはよかった。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
JGPのときと比べると、エレメンツの質が向上し、ボディームーブメントも見違えるように上手くなったと思う。
千鶴さんによると、3Aを練習しているらしい。おお~、怪我に気をつけて頑張って☆
62.55。


●第2グループ
6 Hannah Miller, Lansing SC ハナ・ミラー
■楽曲:Torn
■プログラム:△
昨季、全米18位。
2A、3F、3T+2Tと、すべてのジャンプをクリーンに着氷。
スピンのレベルは4、4、3。ステップはレベル3。
彼女のスケーティングや音楽表現が好きなんだよねぇ。プログラムの選曲や編曲、振付に、アメリカ女子的でない何かを感じて、心惹かれる。
千鶴さんによると、大学を卒業したら医師になりたいらしい。アメリカは高いレベルで学業と両立している選手が多くて、ほんとにすごいな~と思う。
57.57。

7 Bradie Tennell, Skokie Valley SC ブレイディ・テネル
■楽曲:Taeguki by Lee Dong-Jun
■プログラム:△
昨季、全米9位、世界ジュニア7位。今季、GPアメリカ3位。楽曲は、韓国映画「ブラザーフッド」のサントラより。
3Lz+3T、3Lo、2Aと、クリーンに着氷。
スピンとステップは全てレベル4。
プログラムの流れがよかった。力強さが増して、表現が多彩になったなぁと思う。
73.79。


●第3グループ
11 Amber Glenn, Dallas FSC アンバー・グレン
■楽曲:Send In the Clowns performed by Susan Boyle
■プログラム:△
昨季、全米8位。今季、GP中国10位。2年連続3度目の出場。昨季から継続のプログラム。
3F+3Tはよかった。3Lzタノは転倒。2Aはよかった。
スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル3。
曲想をよく表現していた。3Lz以外のジャンプはすごくよかっただけに、3Lzの転倒が惜しまれる。
61.62。

12 Mariah Bell, Rocky Mountain FSC マライア・ベル
■楽曲:映画「シカゴ」より
■プログラム:○
昨季、GPアメリカ2位、全米3位、四大陸6位、ワールド12位。今季、GPロステレ6位、NHK杯9位。昨季から継続のプログラム。
3Lz+3Tは着氷が乱れた。3Fと2AはOK。
スピンのレベルは4、3、3。ステップはレベル2。
"Her body can talk!" な演技であった。連続ジャンプにミスはあったものの、体の動きはとっても良かった。
65.18。

13 Mirai Nagasu, Pasadena FSC 長洲 未来
■楽曲:Nocturne No. 20 in C Sharp Minor by Frederic Chopin performed by Catherine Manoukian
■プログラム:○
昨季、全米4位、四大陸3位。今季、GPロステレ9位、NHK杯4位。
3Aは足がついた。3F+3Tと3Loはよかった。
スピンとステップは全てレベル4。もともと上手なスピンがさらに磨き上げられていて、本当に素晴らしい。
6分間練習ではきれいな3Aを下りていたのだが。本番ではなかなかクリーンに決まらないもんだな~。あともうちょっとなんだけどな~。
73.09。

15 Emmy Ma, SC of Boston エミー・マ
■楽曲:One More Try
■プログラム:△
今季、JGPリガ杯3位、JGPバルティック杯5位。初出場。
3Lz<は素人目にも足りないと分かった。3F+2Tの予定が、セカンドがシングルに。2A<は転倒。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル2。
スケーティングや緩急のつけ方、間のとり方は、本当に素敵だったんだけど、ジャンプ全てにミスが出てしまった…。
千鶴さんによると、彼女はニューイングランドのユースのオーケストラの所属メンバーとのこと。やはり音楽的才能に秀でていると、フィギュアスケートにおける表現面も抜きんでるよな~。
45.55。

16 Tessa Hong テッサ・ホン, Los Angeles FSC
■楽曲:アヴェ・マリア
■プログラム:△
昨季、JGPタリン杯5位、全米10位。今季、JGPミンスク6位。2年連続2度目の出場。昨季から継続のプログラム。
3Lz+3T<<はきれいに下りたように見えたのだが。3Fは転倒。2Aはよかったのだが、着氷した後、つなぎの動きで転倒してしまい、減点2に。
スピンのレベルは4、2、4。ステップはレベル4。
後半にジャンプを全部跳ぶという意欲的な構成なのだが、うまくいかなかった。
指先からつま先まで神経が行き届いていて、体のラインやポジションが美しい。
55.82。


●第4グループ
17 Ashley Wagner, SC of Wilmington アシュリー・ワグナー
■楽曲:Hip Hip Chin Chin performed by Club des Belugas
■プログラム:○
昨季、GPアメリカ優勝、全米2位、ワールド7位。今季、GPカナダ3位。11年連続11度目の出場。2シーズン前のプログラムを再び。
3F+3T<は足をついてしまったか。2Aと3Loはよかった。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
GPアメリカを怪我のために棄権していたので、心配していた。まだ本調子ではなさそうだが、よく滑りながらキレッキレに踊りまくっていた。
65.94。

18 Caroline Zhang, All Year FSC キャロライン・ジャン
■楽曲:エデンの東
■プログラム:△
昨季、全米5位。10度目の出場。
3FはOK。3Lo+3Loは着氷が乱れた。2AはOK。
スピンのレベルは4、4、3。LSp3でビールマンポジションが見られた! ビールマンできるくらい良くなったんだ! ステップはレベル2。
一蹴りの伸びがもっとあればと思うが、しみじみと伝わってくるものがある演技だった。特にスパイラルが印象に残っている。どうして彼女のスパイラルはあんなに心地よいのだろう。
60.29。

22 Karen Chen, Peninsula SC カレン・チェン(アメリカ)
■楽曲:映画「黄昏」より
■プログラム:△
全米優勝、四大陸12位、ワールド4位。今季、GPカナダ7位、GPアメリカ8位。昨季のプログラムに戻した。
3Lz+3T<は着氷が乱れた。3Loと2Aはよかった。
スピンのレベルは3、3、4。ステップはレベル3。
大きくスピーディーな滑りがよかった。あとやっぱりスパイラルが美しい。
69.48。


◆SP順位
左から順位、名前、国名、得点の順に記されている。
1 Bradie Tennell, Skokie Valley SC 73.79
2 Mirai Nagasu, Pasadena FSC 73.09
3 Karen Chen, Peninsula SC 69.48
4 Angela Wang, Salt Lake Figure Skating 67.00
5 Ashley Wagner, SC of Wilmington 65.94
6 Mariah Bell, Rocky Mountain FSC 65.18
7 Polina Edmunds, Peninsula SC 63.78
8 Starr Andrews, Los Angeles FSC 62.55
9 Amber Glenn, Dallas FSC 61.62
10 Caroline Zhang, All Year FSC 60.29
11 Courtney Hicks, All Year FSC 57.81
12 Hannah Miller, Lansing SC 57.57
13 Tessa Hong, Los Angeles FSC 55.82
14 Franchesca Chiera, Panthers FSC 53.85
15 Katie McBeath, Westminster FSC of Erie 48.53
16 Vivian Le, Los Angeles FSC 46.65
17 Kaitlyn Nguyen, Los Angeles FSC 46.30
18 Emmy Ma, SC of Boston 45.55
19 Emily Chan, Dallas FSC 44.79
20 Brynne McIsaac, Broadmoor SC 43.97
21 Ashley Lin, Dallas FSC 42.33
22 Megan Wessenberg, SC of Boston 40.90


◆総評
PCSは上から、カレン>アシュリー≧テネル>未来という順になっている。

SP1位はテネル。GPアメリカで3位になり、今季アメリカ女子の最高得点を出したことから、急に注目を集めることとなった彼女だが、そのプレッシャーもなんのその、非常にクリーンな演技を披露してくれた。

2位は未来ちゃん。彼女の持ち味であるシャープでスピーディーな滑りが戻ってきた! これがフリーでも出せるかどうか。

3位はカレン。ジャンプの調子はよさそう…かな? 好不調の波が大きいので、毎回「今日は大丈夫…?」と胸ドキドキである(苦笑)。

4位はアンジェラ。全米の常連さんで、毎年全米で演技を見せてもらっているが、このSPは、彼女のベストの演技だったのではなかろうか。こんなに上手い選手だったかと驚かされた。

5位はアシュリー。テレビで見る分にはスピードが出ているし、体もよく動いているように見えたのだが、PCSはイマイチ伸びなかった。やはり怪我の影響があるのだろうか。

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

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