全米2018 7日目 ペアSP

全米選手権2018 リザルト
サンノゼにて開催。ペアSPは、現地時間2018年1月4日(木)に行われた。
Jスポーツの放送で見た中で、特に印象に残った演技について、滑走順に感想を書いている。解説は岡部由起子さん、実況は小林千鶴さん。
プログラムについて、独断と偏見による、◎、○、△、×、?の五段階評価を付けている。つまり、わたしの勝手な好き嫌いの感想にすぎないので、どうぞ悪しからず。五段階評価の内容は下記の通り。

  • ◎:何度でも見たい。

  • ○:よかった。好き。

  • △:悪くない。まずまず。

  • ×:イマイチ。

  • ?:何とも判断が付きかねる。




●第1グループ
2 Alexa Scimeca-Knierim, DuPage FSC / Christopher Knierim, Broadmoor SC アレクサ・シメカ・クニエリム / クリス・クニエリム
■楽曲:Come What May (Moulin Rouge soundtrack)
■プログラム:△
昨季、四大陸6位、ワールド10位。2012年に結成。2016年6月に結婚。今季、NHK杯5位、GPアメリカ5位。昨季から継続のプログラム。
3Tw3は高く、流れが良かった。3Sは男性がステップアウト。PCoSp4は軸がまっすぐで、回転速度が落ちない。スロー3Fは助走で男性がつまずき、女性の足がついた。StSq4は丁寧だが、一蹴りの伸びがほしい。
プログラムの流れが素晴らしかった。
71.10。


●第2グループ
4 Chelsea Liu, Orange County FSC / Brian Johnson, Detroit SC チェルシー・リュウ / ブライアン・ジョンソン
■楽曲:スティル・ゴット・ザ・ブルーズ
■プログラム:△
結成4シーズン目。昨季、JGPチェコ3位、JGPタリン5位、全米6位、世界ジュニア7位。今季、シニアデビュー。2年連続2度目の出場。
おお~、女性がぐっと大人っぽくなった!
3Sは男性がステップアウト。3Tw4はよかった。FiDs3はポジションに入るのがスムーズで速い。スロー3Sはよかった。3Li4の入りと出で難しいことをやっているが、流れがよどみない。
う…うまくなってる!! エレメンツの質も音楽表現もかなり上達していて驚いた。岡部さんも、「いろんなところが洗練されて、シニアらしくなった。とてもよかった」とほめていた。
62.35。

5 Tarah Kayne, Southwest Florida FSC / Danny O'Shea, Southwest Florida FSC タラ・ケイン / ダニー・オシェイ
■楽曲:「オペラ座の怪人」より All Ask of You
■プログラム:△
千鶴さんによると、昨季の全米ではSPで転倒し、女性が脳震盪を起こしたため、FSを棄権。今季は女性の右膝の怪我があり、12月のゴールデンスピンで復帰。
3Tw2は高さがなく、もたれかかったように見えた。GOE加点なし。3Sはよかった。スロー3Sもよかった。
ほぼクリーンな演技だった。
GPシリーズはお休みだったので、久々に彼らの演技を見られたのだが、相変わらずステップシークエンスやつなぎの動き、音楽表現が素敵だった。
68.93。


●第3グループ
8 Deanna Stellato-Dudek, Southwest Florida FSC / Nathan Bartholomay, Southwest Florida FSC ディアナ・ステラート=ドゥデク / ネイサン・バーソロメイ
■楽曲:ハレルヤ
■プログラム:△
2016年7月に結成。女性は、2000年の世界ジュニア銀メダリスト。怪我のため引退したが、16年ぶりに復帰。男性は別のパートナーとソチ五輪に出場。昨季、全米4位。今季、GPアメリカ8位。
2年連続2度目の出場。昨季のプログラムに戻した。
3Tw3はよかった。3Tもクリーンだったが、跳ぶタイミングと着氷がちょいズレた。スロー3Loは高いが、流れがいまいち。StSq3は、岡部さん曰く、「女性のように、男性のフリーレッグやつまさきも伸びるようになってほしい」とのこと。
ほぼクリーンな演技で、演技後、女性が感極まっていた。
67.84。


●第4グループ
12 Haven Denney, SC of New York / Brandon Frazier, All Year FSC ヘイブン・デニー / ブランドン・フレイジャー
■楽曲:All Of Me by John Legend
■プログラム:△
昨季、GPアメリカ2位、全米優勝、四大陸8位、ワールド20位。今季、GPカナダ7位、GPアメリカ7位。振付はマリナ・ズエワ。
3Tw3は高い。空中できちんとキャッチしている。スロー3Loは素晴らしい。3Sの予定が、男性がダブルに、女性がこらえた。StSq3は、わたしはユニゾンがぴたっとそろっていて良かったと思うのだが、岡部さん曰く、男性に少し余計な力が入っているとのこと。
動きがクリーンでクリアーだった。岡部さんが指摘していたように、ステップシークエンスの後、曲想が盛り上がり、テンポアップしていくところが、とてもよく表現できていた。
63.63。

13 Marissa Castelli, SC of Boston / Mervin Tran, SC of Boston マリッサ・キャステリ / マーヴィン・トラン
■楽曲:Fallin' by Alicia Keys
■プログラム:△
2015年に結成。昨季、GPフランス5位、全米2位。今季、GPロステレ7位、GPフランス6位。4年連続4度目の出場。昨季から継続のプログラム。
岡部さんによると、トランは今でも日本語で話しかけてくれるそうだ。嬉しい。
3Tw3はキャッチが遅れ、GOEマイナス。3T<<は女性が転倒。スロー3Sは着氷姿勢が美しい。FiDs4でポジションに入るのが早い。
スピーディーなスケーティングとキレのあるエレメンツが持ち味の、とっても魅力的なペアなのだが、なかなかソロジャンプが決まらないんだよね…(ため息)。
60.75。

15 Ashley Cain, SC of New York / Timothy LeDuc, Los Angeles FSC アシュリー・ケイン / ティモシー・ルデュク
■楽曲:I'll Take Care of You by Joe Bonamassa
■プログラム:△
結成2シーズン目。昨季、全米3位、四大陸9位。今季、GP中国6位。2年連続2度目の出場。
3Tw1は女性が男性の肩にもたれた。スロー3Fはお手つき。3Lo<は男性が転倒。StSq4で少しずれる部分があった。FiDs3は回転がゆっくりに。
長身同士のペアなので、迫力がある。力強い曲想をよく表現していた。
60.03。


◆SP順位
左から順位、名前、所属名、得点の順に記されている。
1 Alexa Scimeca-Knierim, DuPage FSC / Christopher Knierim, Broadmoor SC 71.10
2 Tarah Kayne, Southwest Florida FSC / Danny O'Shea, Southwest Florida FSC 68.93
3 Deanna Stellato-Dudek, Southwest Florida FSC / Nathan Bartholomay, Southwest Florida FSC 67.84
4 Haven Denney, SC of New York / Brandon Frazier, All Year FSC 63.63
5 Chelsea Liu, Orange County FSC / Brian Johnson, Detroit SC 62.35
6 Marissa Castelli, SC of Boston / Mervin Tran, SC of Boston 60.75
7 Jessica Pfund, Southwest Florida FSC / Joshua Santillan, All Year FSC 60.52
8 Ashley Cain, SC of New York / Timothy LeDuc, Los Angeles FSC 60.03
9 Nica Digerness, Broadmoor SC / Danny Neudecker, Seattle SC 53.78
10 Winter Deardorff, Northern Kentucky SC / Max Settlage, Broadmoor SC 51.15
11 Erika Choi Smith, SC of New York / AJ Reiss, Los Angeles FSC 50.95
12 Jessica Calalang, DuPage FSC / Zack Sidhu, Las Vegas FSC 50.43
13 Caitlin Fields, Indiana World Sk Acad FSC / Ernie Utah Stevens, Indiana World Sk Acad FSC 45.49
14 Allison Timlen, Columbia FSC (MD) / Justin Highgate-Brutman, St. Clair Shores FSC 41.70
15 Alexandria Yao, Peninsula SC / Jacob Simon, Skokie Valley SC 40.97


◆総評
アメリカもペアの組が増えたなぁ。うらやましいわ~。
岡部さんから指摘があったように、アメリカのペアは全体的にソロジャンプが課題なんだよね…。上位の組にほとんどミスが出てしまった。でも、みな個性があり、自分たちの良さを前面に押し出していて、見ごたえがあった。アメリカのペアがレベルアップしていると思う。

さて、SP1位はシメカ&クニエリム。ジャンプ系にミスが出てしまったが、動き自体はとてもよかった。夫婦のラブラブパワー☆も健在で(笑)、見ているこちらまで幸せな気持ちになれる。

2位はケイン&オシェイ。今季GPに出場していなかったので、心配していたのだが、ぶじに全米に出場。ほぼクリーンな演技ができてよかった。ここ2シーズン、万全のコンディションで過ごせてないんだよね…。ペアはほんと怪我が多くてな…(泣)。

3位はステラート=ドゥデク&バーソロメイ。上位陣でほぼミスのない演技をしたのは彼らとケイン&オシェイのみ。結成2シーズン目、しかも女性はペアを始めてまだ2シーズン目なのに、ここまでできるってほんとすごい。

5位のリュウ&ジョンソンは、見た目も演技も大人びて、すっかりシニアのペアらしくなっていた。カップル競技はシニアの壁が厚くて苦労する組が多く、それが原因で解散に至るケースも少なくないから、心配してたんだよね。大丈夫そうでほっとした。

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

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