JGPリガ杯2017 1日目 男子SP

JGPリガ杯 リザルト
ラトビアのリガにて開催。男子SPは、現地時間2017年9月7日(木)に行われた。
深夜の配信だったので、翌日、動画で全員の演技を見た。特に印象に残った選手の演技について、滑走順に感想を書いている。
名前の日本語表記で自信がないものには、?を付けている。
プログラムについて、独断と偏見による、◎、○、△、×、?の五段階評価を付けている。つまり、わたしの勝手な好き嫌いの感想にすぎないので、どうぞ悪しからず。五段階評価の内容は下記の通り。

  • ◎:何度でも見たい。

  • ○:よかった。好き。

  • △:悪くない。まずまず。

  • ×:イマイチ。

  • ?:何とも判断が付きかねる。




●第1グループ
1 Nikolaj MAJOROV ニコライ・マヨロフ(スウェーデン)
■楽曲:Bom Bom Pow performed by Black Eyed Peas
Pump It performed by Black Eyed Peas
■プログラム:△
昨季、JGPタリン杯10位、世界ジュニア31位。アレクサンドル・マヨロフの弟。コーチと振付は両親。
ニコライったら、大きくなって~。
3Lzは転倒。3S+2Tはまずまず。2Aはよかった。
スピンのレベルは3、3。2番目のFSSpは、軸がぶれて転倒。最後のCCoSp3は、回転がゆっくりになり、GOEマイナス。
ビートがはっきりしたロックな曲想なので、動きがビートにハマらないと、決まらないんだよな~。スピンの転倒の影響か、ステップで動きが遅れがちであった。振付は素敵だと思うので、滑りこなせば光り輝くプログラムになるんじゃなかろうか。頑張れ。
49.03。

2 Maxim NAUMOV マキシム・ナウモフ(アメリカ)
■楽曲:Luck Be A Lady by Frank Loesser, performed by Frank Sinatra
■プログラム:〇
今大会、JGPデビュー。両親がコーチで、1994年のペアの世界王者。
3Aは転倒。3F+1Tは、セカンドがノーバリュー。3Lzは、悪く見えなかったのだが、GOEマイナス。
スピンのレベルは4、3、3。ステップはレベル3。大きく動けていて、躍動感がある。
スケーティングとスピン、音楽表現にキラッキラと光るものを感じる。ミスはあったけど、終始楽しそうで素敵な演技だった。
57.64。

3 Corey CIRCELLI コーリー・サセリ?(カナダ)
■楽曲:Hallelujah by Leonard Cohen
■プログラム:△
コーチはリー・バーケル。今大会、JGPデビュー。
3F+3Tは、まずまず。3Lzは少し着氷が乱れた。2AはOK。
スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル3。大きく丁寧に曲想を表現していた。
終わった後、控えめにガッツポーズ。
もう少し何かがどうかなれば、ぐんと素敵な演技になりそうなんだけど…フリーレッグの問題かなぁ。何となく膝がちょっと曲がっているように見えるのよね。
59.28。

5 Isaak DROYSEN イザーク・ドロイセン(ドイツ)
■楽曲:Johnny B. Goode by Chuck Berry
■プログラム:△
今大会、JGPデビュー。
Gパンに白シャツ、ほどけた蝶ネクタイ。…Gパンに蝶ネクタイ!?
3Lzはステップアウト。3Fで転倒し、連続ジャンプにならず。2Aはよかった。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。音をよくとらえてエネルギッシュに動き続けていた。
スピンが上手~。軸がぶれず、回転速度が最後まで落ちない。
55.06。


●第2グループ
6 Mihhail SELEVKO ミハイル・セレフコ(エストニア)
■楽曲:Ghost Town by Adam Lambert
■プログラム:△
昨季、JGPタリン杯24位、シニアの国内選手権5位。
3T+3Tは着氷が詰まった。3Lz<は転倒。2Aはまずまず。
スピンのレベルは4、4、3。最後のCCSp3は、GOEマイナス。ステップはレベル2。テクノっぽい曲想を緩急をつけて表現している。
音をよくとらえていると思うんだけど、全体的に動きが硬い印象を受ける。ボディームーブメントがあまり美しくないんだよなぁ。
49.28でPB更新。

7 Yuto KISHINA 木科 雄登(日本)
■楽曲:Danse Macabre by Camille Saint-Saens
■プログラム:〇
昨季、JGP横浜9位、全日本ジュニア4位、全日本16位。今季、JGPブリスベン5位。コーチは無良先生。
3A<は両足着氷。跳ぶ前に、もっとスピードを出さないと。3LzはOK。3Loで転倒して連続ジャンプにならず。
スピンのレベルは4、3、4。レベルを取るべく、回転を頑張っているのが伝わってきた。もそっと速く回転できるといいのだが。ステップはレベル3。
よく滑っていたと思う。ステップは今でも十分かっこいいけど、「死の舞踏」なので、個人的に、もっとまがまがしさや迫力がほしい。
54.93。

8 Mitsuki SUMOTO 須本 光希(日本)
■楽曲:Singin' in the Rain by Nacio Herb Brown
■プログラム:△
昨季、JGPシュベルター杯3位、全日本ジュニア3位、全日本13位。コーチは大西先生。
昨季から継続のプログラム。衣装は変えてきた。グレイのスーツで大人っぽく。
3Aは着氷後、流れなかった。3Lzはよかった。3Fで足をついてしまい、3Tをつけたが、連続ジャンプとは見なされず。
スピンのレベルは2、4、4。もそっと速く回転できるといいのだが。ステップはレベル3。
滑りと身体表現は良かった。動きがよりなめらかに大きく力強くなっていた。…がしかしだがしかし。顔が昨季同様、無表情である。笑顔で滑るだけでだいぶ雰囲気変わると思うんだけどなぁ。「雨に唄えば」は、やはりあふれる多幸感がないと!
63.25。

9 Roman SAVOSIN ロマン・サヴォシン(ロシア)
■楽曲:Music Selection by Hugues Le Bars
■プログラム:△
昨季、JGPファイナル4位、ジュニアの国内選手権8位。今季、JGPブリスベン2位。
3A<は着氷後、流れなかった。3Lzタノは悪く見えなかったが、GOEマイナス。3Lo+3Tはまずまず。
スピンのレベルは3、4、4。うち2つがGOEマイナス。ステップはレベル3。
う~ん、ほんと変な曲だわ(笑)。でもその変な曲想をよく表現していたと思う。
ジャンプやスピンを見ると、あんまり調子よくないのかな~。GOEの加点が少なく、かつ減点が多かったため、思ったより得点が伸びなかった。
63.95。


●第3グループ
12 Maxence COLLET マクサンス・コレ(フランス)
■楽曲:Selection of Music by Benjamin Clementine
■プログラム:△
今大会、JGPデビュー。
2Aはよかった。3T+3T<と3Lzは転倒。
スピンのレベルは3、2、3V。ステップはレベル4。
フランス選手らしく、エレメンツにはいろいろ隙があるんだけど、滑りと音楽表現は魅力的。ばねのあるエネルギッシュな動きが、エイモズを思い出させる。
56.27。

13 Jaeseok KYEONG ジェソク・キョン?(韓国)
■楽曲:Thinking Out Loud by Ed Sheeran
■プログラム:△
昨季、ジュニアの国内選手権2位。今大会、JGPデビュー。
3S+2TはGOEマイナス。3Lzは!が。加えて着氷が詰まった。2Aはまずまず。
スピンのレベルは3、4、3。ステップはレベル3。
音楽が終わってからフィニッシュ。
体の動きに余韻と緩急があって素敵だった。
54.27でPB更新。

14 Tomoki HIWATASHI 樋渡 知樹(アメリカ)
■楽曲:Emerald Tiger by Vanessa Mae
■プログラム:△
昨季、JGPジェルヴェ6位、全米15位。
2Aはよかった。2LzはOK。3F+3T<はバランスを崩した。アクセルとルッツはトリプルの予定だったと思うのだが、抜けたジャンプには見えないくらい、きちんと着氷していた。
スピンのレベルは3、4、3。ステップはレベル3。
音楽から少し遅れてフィニッシュ。
ボディームーブメントは年々洗練され、キレとばねのある動き、スピーディーなスケーティングと、強みをいくつももっている。彼の良さを生かしたプログラムだと思うので、あとはジャンプだジャンプ! 頑張れ。
61.35。

15 Darian KAPTICH ダリアン・カプティシュ(オーストラリア)
■楽曲:In the Mood
Boogie Woogie Maxine
■プログラム:
昨季、ジュニアの国内選手権2位。今季、JGPブリスベン11位。
3Lz<は両足着氷。3T+2Tは着氷がきれいに流れず、GOEマイナス。2Aはまずまず。
スピンのレベルは4、2、2。うち2つがGOEマイナス。ステップはレベル2。音をよくとらえている。
地元開催のJGPブリスベンほどノリノリじゃなかったけど(笑)、楽しそうに踊っていて良かった。背中がまっすぐに伸びるといいなぁ。ちょっと猫背に見える。
43.71。


●第4グループ
16 Makar IGNATOV マカール・イグナトフ(ロシア)
■楽曲:Per Te performed by Josh Groban
■プログラム:△
昨季、ジュニアの国内選手権4位。今大会、JGPデビュー。
3Aはよかった。3Lzは少しこらえて、GOEマイナス。3F+2Tは、ファーストで足をついた。
スピンのレベルは3、4。1番目のFSSpはバランスを崩してしまい、ノーバリュー。2番目のCCSp3は、回転がゆっくりになり、GOEマイナス。ステップはレベル3。
足がものすごーく長い。キャメルでめっちゃ映える。
序盤は良かったのだが、最初のスピンのミスが最後まで影響したかなぁ。ちょっとちぐはぐな演技になってしまった。でも、大きくなめらかな動きは、ジョシュ・グローバンの伸びやかな歌声にマッチしていて素敵だったと思う。
64.95。


●第5グループ
21 Alexander BOROVOJ アレクサンダー・モロヴォイ(ハンガリー)
■楽曲:Can't Help Falling in Love by Elvis Presley
Jailhouse Rock by Elvis Presley
■プログラム:△
昨季、シニアの国内選手権優勝、ユーロ27位、世界ジュニア40位。コーチはユリア・セベスチェン。
3T+2Tはまずまず。3Lz<はバランスを崩した。2Aはまずまず。
スピンのレベルは4、4、3。最後のCCSp3は、足換え後、回転がゆっくりになり、GOEマイナス。ステップはレベル2。
よく滑っており、プレスリーのダンサブルな曲にのって、楽しく演じていた。シャープさが加わると、より素敵なプログラムになりそう。
51.03。

22 Kai Xiang CHEW カイシャン・チュウ(マレーシア)
■楽曲:Orange Coloured Sky perfomed by Michael Buble
■プログラム:△
昨季、四大陸23位、世界ジュニア42位。
3Lo+3Lo<<はGOEマイナス。2Aはまずまず。3Lzは、ステップから直ちに跳んでいなかったからか、GOEマイナス。
スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル3。
姿勢がきれい。動きが洗練されたと思う。
59.10でPB更新。

23 Matyas BELOHRADSKY マティアス・ベロフラドスキー(チェコ)
■楽曲:Chambermaid Swing by Parov Stelar
■プログラム:〇
昨季、JGPモルドヴィア杯3位、シニアの国内選手権2位。コーチと振付はトマシュ・ベルネル。
キャー!! 師弟ともども待ってたよ!!(歓喜)
3F+3T、2A、3Lzとクリーンに着氷。GOEの加点は少しだけ。
スピンのレベルは2、3、4。1番目のFSSp2はGOEマイナス。ステップはレベル3。
演技が終わった後、力強くガッツポーズ。嬉しそう~。
彼の音楽を表現する力は、本当に素晴らしい。惹きこまれてしまう。
60.95。笑顔でトマシュと一緒にサムズアップ☆

26 Ivan PAVLOV イワン・パブロフ(ウクライナ)
■楽曲:Mr. and Mrs. Smith (soundtrack) by John Powell
■プログラム:△
昨季、シニアの国内選手権優勝、ユーロ14位、ワールド25位。
まだジュニアの試合に出られたんだ! 今季がジュニア最後のシーズンですな。
3Aは転倒。3F+3Tと3LzはOK。
スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル3。
曲想を考えると、もそっとシャープさとキレがほしいと思うが、ここ2シーズン、シニアの舞台でも戦ってきただけあって、エレメンツも滑りもしっかりしている。
67.17。


◆SP順位
左から順位、名前、国名、得点の順に記されている。
1 Ivan PAVLOV UKR 67.17
2 Makar IGNATOV RUS 64.95
3 Roman SAVOSIN RUS 63.95
4 Mitsuki SUMOTO JPN 63.25
5 Tomoki HIWATASHI USA 61.35
6 Matyas BELOHRADSKY CZE 60.95
7 Corey CIRCELLI CAN 59.28
8 Kai Xiang CHEW MAS 59.10
9 Maxim NAUMOV USA 57.64
10 Maxence COLLET FRA 56.27
11 Isaak DROYSEN GER 55.06
12 Yuto KISHINA JPN 54.93
13 Jaeseok KYEONG KOR 54.27
14 Alexander BOROVOJ HUN 51.03
15 Yakau ZENKO BLR 49.51
16 Mihhail SELEVKO EST 49.28
17 Nikolaj MAJOROV SWE 49.03
18 Kims Georgs PAVLOVS LAT 47.72
19 Josh BROWN GBR 45.81
20 Darian KAPTICH AUS 43.71
21 Alexander ZLATKOV BUL 43.22
22 Nikita MANKO KAZ 42.65
23 Daniels ROSCIKS LAT 38.84
24 Evan WRENSCH RSA 38.72
25 Samuel MCALLISTER IRL 37.03
26 Igors TATARINOVS LAT 34.35


◆総評
SP1位はパブロフ。ジュニアの試合で見ると、もうすっかりおにいさんだな~、シニアの選手だな~と感じた。彼、JGPの表彰台は経験済みだけど、優勝したことはあるのかしら。

2位はイグナトフ。ジャンプとスピンにミスがあったが、PCSはトップと高評価。クリーンな演技なら70点超えだったろう。

3位はサヴォシン。JGPブリスベンでも不調に見えたが、まだそこから回復できていないもよう。とはいえ、不調でもこの位置にいられるのは、地力がある証拠。FSでも踏ん張れるか。

4位は須本くん。SPに3Aを組み込めるようになったし、滑りも表現もレベルアップしている。あと彼に足りないのは笑顔だけ! わたしの勝手な好みの問題だけど、「雨に唄えば」は、笑顔で滑ってほしいんだよ~。頼むよ~。

木科くんは12位。SPでジャンプに2つミスが出て、出遅れてしまったが、上も下もあまり得点差がないので、FS次第で、ジャンプアップもありえるし、その逆もありえる。頑張って!

PCSは、イグナトフ>樋渡>須本>パブロフ>コレ>サヴォシン>木科。10位のコレが、僅差とはいえ、サヴォシンより上なんだよねぇ。滑りと表現、素敵だったもんなぁ。

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

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