FC2ブログ

ロシア選手権2018 アイスダンス

ロシア選手権2018 リザルト
ロシアのサンクトペテルブルクにて開催。
Jスポーツの放送で上位の組の演技を見た。特に印象に残った演技について、滑走順に感想を書いている。
解説は東野章子さん、実況は小林千鶴さん。
名前の日本語表記で、自信がないものには、?を付けている。

プログラムについて、独断と偏見による、◎、○、△、×、?の五段階評価を付けている。つまり、わたしの勝手な好き嫌いの感想にすぎないので、どうぞ悪しからず。五段階評価の内容は下記の通り。

  • ◎:何度でも見たい。

  • ○:よかった。好き。

  • △:悪くない。まずまず。

  • ×:イマイチ。

  • ?:何とも判断が付きかねる。




◇SD
アイスダンスSDは、本大会1日目、現地時間2017年12月21日(木)に行われた。

●第1グループ
1 Betina POPOVA / Sergey MOZGOV MOS ベティナ・ポポワ / セルゲイ・モズゴフ
■楽曲:Cha Cha
Rhumba: Formidable by Stromae
Samba: Batacuda Mixes performed by D.J. Dero
■プログラム:△
初出場。21歳と22歳。2016年結成。男性は前のパートナーと世界ジュニア優勝。
う~ん、何度見ても女性の衣装のインパクト大! 水色のワンピなのに、黒地に白のドット柄のオーバースカートって(苦笑)。
パターンはレベル3。ピーエスティーはレベル3。
STw3は、女性が少しバランスを崩したか。-1を出したジャッジが一人いる。StaLi4は入りが独創的でアクロバティック。
のびやかでキレのある滑りだった。長く組んでユニゾンが増せば、さらに素敵なカップルになるに違いない。
63.27。

3 Victoria SINITSINA / Nikita KATSALAPOV ヴィクトリア・シニツィナ / ニキータ・カツァラポフ
■楽曲:Rhumba: Agua de beber by Al Jarreau
Samba: Balumukeno by Bonga Kuenda
Samba: Batacuda Brasileira
■プログラム:○
4年連続4度目の出場。昨季3位。2014年の春に結成。
パターンはレベル3。ピーエスティーはレベル3。
STw1のセカンドで女性が足をついた。回転はめっちゃ速くてそろってたのに~。
キレッキレに力強く、オッシャレ~なプログラムを滑っていて、とってもかっこよかったのだが、ツイズルにミスが…嗚呼。
キスクラで、選手たちもコーチたちも、「やらかしてしまった…」という顔。うう(泣)。
68.46。

4 Annabelle MOROZOV / Andrei BAGIN MOS アナベル・モロゾフ? / アンドレイ・バギン
■楽曲:サンバ,ルンバ,サンバ
■プログラム:△
初出場の16歳と21歳。女性はニコライ・モロゾフの娘さん。コーチはモロゾフ。今季結成したばかり。
パターンはレベル2。ピーエスティーはレベル2。
STw1のセカンドで女性が足をついた。NtMiSt2は二人の動きにズレを感じる部分があった。
52.32。


●第2グループ
5 Sofia EVDOKIMOVA / Egor BAZIN SAM ソフィア・エフドキモワ / エゴール・バジン
■楽曲:ルンバ,サンバ
■プログラム:△
2年連続2度目の出場。昨季6位。21歳と22歳。
パターンはレベル3。ピーエスティーはレベル3。
STw2は最初から危なっかしい感じだったが、セカンドで男性が足をついた。
ツイズルのミスが多いなぁ。やっぱオリンピックシーズンのナショナルだから、みんな緊張してるんだろか。
62.18。

7 Alla LOBODA / Pavel DROZD MOS アッラ・ロボダ / パヴェル・ドロースト
■楽曲:Samba: Lagardinho performed by Claudia Leitte
Rhumba: Diles performed by Malu
Samba: Toma Que Toma performed by Furia Gitana
■プログラム:△
初出場の19歳と22歳。昨季ジュニアの国内選手権優勝。
パターンはレベル3。ピーエスティーはレベル3。
STw4は、回転が速く、そろっていて、移動距離が長い。
シニアに上がったばかりだけど、もうすっかり馴染んでるな~。
63.07。


●第3グループ
9 Vlada SOLOVIEVA / Yuri VLASENKO MOS ブラダ・ソロヴィエワ? / ユーリ・ブラセンコ?
■楽曲:チャチャ,ルンバ,サンバ
■プログラム:△
初出場の17歳と23歳。男性はウクライナ出身。
パターンはレベル1。ピーエスティーはレベル2。
プログラム始まってすぐNtMiSt3に入るという珍しい構成。STw3は、少し距離が離れているように感じた。
おそらく結成したばかりなのだろうが、ユニゾンはまだまだこれからという感じ。でも、それぞれ技術力はありそうなので、ユニゾンが増せば、また印象が変わってくるかも。
54.90。

10 Alexandra STEPANOVA / Ivan BUKIN MOS アレクサンドラ・ステパノワ / イワン・ブキン
■楽曲:Rhumba: Espérame en el Cielo by Mayte Martin
Samba: L'Ombelico Del Mondo by Jovanotti
Rhumba: Chandelier (Dj Maksy Rumba Remix) by Sia
Samba: Samba Do Brasil by Bellini
■プログラム:○
昨季2位。2006年に結成。
冒頭の動きだけで、「お、このカップル、これまでの組とは違うな」というのが分かるキレの鋭さであった。
パターンはレベル3。ピーエスティーはレベル3。
NtMiSt3は、最高にワクワクする。
スピーディーで、なめらか~で、キレッキレだった。
76.97。得点を見て、選手たちもコーチたちも大喜び。特に男性が喜んでいるのを見て、実況陣が、「高い得点が出ると、いつもすごく喜んでいる」「お父さんのイメージと遠い」とコメント。男性の父親はアイスダンスのオリンピック金メダリストなんだよね~。お父さんはクールな感じなのかな?(笑)

12 Ekaterina BOBROVA / Dmitri SOLOVIEV MOS エカテリーナ・ボブロワ / ドミトリー・ソロビエフ
■楽曲:Rhumba: Latin Lover by Joao Bosco
Samba: Dance by DJ Maksy
Samba: Quand je vois tes yeux by Dany Brilliant
■プログラム:○
昨季優勝。すでに6回優勝している。
パターンはレベル3。ピーエスティーはレベル3。
もう何というか、このレベルにくると、「かっこいいな~、素敵だな~」とうっとり見入るばかりである。ただ、五輪のメダルを狙う彼らからすると、全要素レベル4をとりたいところだと思うのだが、ツイズルとリフトでしか取れなかったんだよねぇ。
77.55。

13 Tiffani ZAGORSKI / Jonathan GUERREIRO MOS ティファニー・ザホルスキー / ジョナサン・ゲレイロ
■楽曲:Samba: Hip Hip Chin Chin performed by Club des Belugas
Rhumba: Volveras performed by Gloria Estefan
Samba: Batucada Brasiliera performed by Samba Brazilian Batucada Band
■プログラム:○
4年連続4度目の出場。昨季5位。2014年に結成。
パターンはレベル4。ピーエスティーはレベル3。
歯切れよく、のびやか~に滑っていた。実況陣が、「ロシアっぽくない雰囲気のカップルで、そこがまた魅力的」と話していた。男性がオーストラリア、シドニーの生まれで、女性はイギリス、ロンドンの生まれなんだよね。
71.52。


◆SD順位
左から順位、名前、所属名、得点の順に記されている。
1 Ekaterina BOBROVA / Dmitri SOLOVIEV MOS 77.55
2 Alexandra STEPANOVA / Ivan BUKIN MOS 76.97
3 Tiffani ZAGORSKI / Jonathan GUERREIRO MOS 71.52
4 Victoria SINITSINA / Nikita KATSALAPOV MOS 68.46
5 Betina POPOVA / Sergey MOZGOV MOS 63.27
6 Alla LOBODA / Pavel DROZD MOS 63.07
7 Sofia EVDOKIMOVA / Egor BAZIN SAM 62.18
8 Vlada SOLOVIEVA / Yuri VLASENKO MOS 54.90
9 Annabelle MOROZOV / Andrei BAGIN MOS 52.32
10 Ludmila SOSNITSKAIA / Pavel GOLOVISHNIKOV MOS 49.24
11 Anastasia SAFRONOVA / Ilia ZIMIN SPB 43.59
12 Margarita SHESTAKOVA / Saveliy UGRYUMOV KIR 39.17
13 Ekaterina LUCHINA / Mikhail BRAGIN SVE 37.85


◇FD
アイスダンスFDは、本大会2日目、現地時間2017年12月22日(金)に行われた。

●第2グループ
5 Vlada SOLOVIEVA / Yuri VLASENKO MOS ブラダ・ソロヴィエワ? / ユーリ・ブラセンコ?
■SD順位:8,得点:54.90
■楽曲:Bel Ami (soundtrack)
■プログラム:△
ステップは両方レベル2。
CoSp4はポジションが美しく、独創的。STw4は回転が速くそろっている。SlLi4で動きがスムーズにいかなかったように見えた。StaLi4は、男性が女性を抱えて、自分は片足でくるくる回っていて、ちょいヒヤヒヤしながら見ていた。
SDに比べると、ユニゾンが感じられてよかったと思う。
音楽が尻切れトンボ的フィニッシュなので、「え、これで終わりなの?」と物足りなく感じた。結成して間もないんだし、最後、派手に盛り上がって終わった方が、ジャッジにも好印象を与えられるんじゃなかろうか。
フリー84.14、総合139.04。

6 Annabelle MOROZOV / Andrei BAGIN MOS アナベル・モロゾフ? / アンドレイ・バギン
■SD順位:9,得点:52.32
■楽曲:映画「レ・ミゼラブル」より
■プログラム:○
ステップのレベルは2と1。
StaLi4は動きがなめらかでスムーズ。STw4は回転が非常に速かったが、そろっていなかったようでGOEマイナス。前半のCiSt2は、大きく滑れていてよかった。SlLi4はクリエイティブかつ曲想をよく表現していた。終盤のコレオツイズルで、規定を満たさず、ノーバリュー。
東野さん曰く、終盤疲れてしまって、コレオツイズルにミスが出てしまったのかもとのことだった。
いや~でも素敵なプログラムをフレッシュに演じていてよかったよ~。結成1シーズン目なので、ちょこちょこズレを感じるが、二人の動きがぴたっとそろうようになったら、素敵なカップルになりそう。続けてほしい。
フリー85.54、総合137.86。

7 Alla LOBODA / Pavel DROZD MOS アッラ・ロボダ / パヴェル・ドロースト
■SD順位:6,得点:63.07
■楽曲:Chicago The Musical by John Kander
■プログラム:△
ステップのレベルは3と2。
ミスはなく、レベルもステップ以外は4が取れてるし、エレメンツの質も悪くなかったんだけど、終盤ちょっと忙しなくバタバタやってるような印象を受ける。まぁシニアデビューでこれだけできれば十分なのかもしれないが、素晴らしいポテンシャルをもつカップルなだけに、物足りなく感じてしまうんだよね。贅沢言ってすいません。
フリー96.92、総合159.99。

8 Sofia EVDOKIMOVA / Egor BAZIN SAM ソフィア・エフドキモワ / エゴール・バジン
■SD順位:7,得点:62.18
■楽曲:アヴェ・マリア
■プログラム:△
ステップは両方レベル3。
CiSt3はよく滑っている。CuLi4の出の動きが凄い。CoSp2は、女性のアップライトの姿勢がぐらついてしまった。
東野さん曰く、「後半のスタミナが課題。スタミナが切れてしまって、最後のスピンがもったいなかった」とのこと。前半はエネルギッシュにスイス~イと滑ってて良かったんだけどなぁ。体力つけるべく頑張って!
フリー99.28、総合161.46。

第2グループが終わった時点で、トップはソフィア・エフドキモワ / エゴール・バジン。


●第3グループ
9 Betina POPOVA / Sergey MOZGOV MOS ベティナ・ポポワ / セルゲイ・モズゴフ
■SD順位:5,得点:63.27
■楽曲:Carmen Suite by Georges Bizet
■プログラム:○
ステップは両方レベル3。
STw4は、回転が速く、ぴったりそろっている。
いや~、GPロステレで初めて見たときから素敵だなぁと思っていたが、さらにキレッキレに仕上がっていた。ステップシークエンスが見どころになるなんて、トップの証ですよ。結成して多分まだ2シーズン目なのに、すごいなぁ。
終盤のDiSt3は、ロステレでは男女がバチバチやってる感が強かったのだが、今回は、終始男性が女性の黒子に徹しているように感じた。
フリー104.43、総合167.70。現時点で総合1位。

10 Victoria SINITSINA / Nikita KATSALAPOV ヴィクトリア・シニツィナ / ニキータ・カツァラポフ
■SD順位:4,得点:68.46
■楽曲:Piano Concerto No. 2 Op. 18 by Sergei Rachmaninov
Vocalise Op.34 No. 14 by Sergei Rachmaninov
演技の途中で男性が右足を痛めてしまったようで、棄権。…よりによって、オリンピック代表選考がかかったナショナルで…(泣)。

11 Tiffani ZAGORSKI / Jonathan GUERREIRO MOS ティファニー・ザホルスキー / ジョナサン・ゲレイロ
■SD順位:3 Tiffani ZAGORSKI / Jonathan GUERREIRO MOS 71.52
■楽曲:Exogenesis Symphony Part III by Muse
Exogenesis Symphony Part II by Muse
Ruled by Secrecy by Muse
■プログラム:△
ステップは両方レベル3。
CiSt3で女性がスタンブル。
前半のふんわりエアリーな滑りは、曲想に合っていて素敵なんだけど…ハイライトがいまいち分かりにくいんだよなぁ。何となく終わってしまうというか。個々のエレメンツはきれいなんだけど。
フリー104.26、総合175.78。現時点で総合1位。

12 Alexandra STEPANOVA / Ivan BUKIN MOS アレクサンドラ・ステパノワ / イワン・ブキン
■楽曲:Love Story Theme
Love's Dream by Rick Wakeman
Liebestraum No. 3 in A-Flat Minor, S. 541 by Franz Lizst, performed by Martin Jones
■プログラム:△
ステップは両方レベル3。
STw3は、セカンドで女性がスタンブル。めっずらしい~。SDでボブロワたちに僅差の2位につけ、優勝の二文字がチラついちゃったのかなぁ。
振付を見る限り、ロマンティックな愛の物語を演じているのだと思うが、それでどうしてこの編曲を使うことにしたのか、彼らとコーチと振付師に問い詰めたい。めっちゃ問い詰めたい。ホワイエク&ベイカーみたいに、普通のアレンジを使ってくれれば、ものすご~く演技に浸れたと思うのに…嗚呼(嘆)。
フリー111.31、総合188.28。現時点で総合1位。

13 Ekaterina BOBROVA / Dmitri SOLOVIEV MOS エカテリーナ・ボブロワ / ドミトリー・ソロビエフ
■SD順位:1,得点:77.55
■楽曲:Oblivion by Astor Piazzolla performed by Two Cellos
Beethoven's Five Secrets by The Piano Guys
■プログラム:○
ステップは両方レベル3。あ~ん、レベル4取れてない~。
演技後、二人ともガッツポーズ。ズーリン先生が泣いてる…。
二人の紡ぎ出す物語にどっぷり浸らせてもらった。
フリー115.53、総合193.08。総合1位に確定。


◆総合順位
左から総合順位、名前、所属名、得点、SD順位、FD順位の順に記されている。
1 Ekaterina BOBROVA / Dmitri SOLOVIEV MOS 193.08 1 1
2 Alexandra STEPANOVA / Ivan BUKIN MOS 188.28 2 2
3 Tiffani ZAGORSKI / Jonathan GUERREIRO MOS 175.78 3 4
4 Betina POPOVA / Sergey MOZGOV MOS 167.70 5 3
5 Sofia EVDOKIMOVA / Egor BAZIN SAM 161.46 7 5
6 Alla LOBODA / Pavel DROZD MOS 159.99 6 6
7 Vlada SOLOVIEVA / Yuri VLASENKO MOS 139.04 8 8
8 Annabelle MOROZOV / Andrei BAGIN MOS 137.86 9 7
9 Ludmila SOSNITSKAIA / Pavel GOLOVISHNIKOV MOS 127.91 10 9
10 Anastasia SAFRONOVA / Ilia ZIMIN SPB 117.23 11 10
11 Margarita SHESTAKOVA / Saveliy UGRYUMOV KIR 101.95 12 11
12 Ekaterina LUCHINA / Mikhail BRAGIN SVE 97.34 13 12
FNR Victoria SINITSINA / Nikita KATSALAPOV MOS


◆総評
優勝はボブロワ&ソロビエフ。3年連続7回目の優勝!! すごすぎ!! 7回の優勝は、ソビエト連邦時代を入れ、最多の記録とのこと。偉業達成、本当におめでとう!

総合2位はステパノワ&ブキン。FDでは緊張が出てしまったのか、彼らのベストの演技ではなかったが、それでも3位以下に大差をつけて、2年連続の2位。ロシア2番手の地位を確実のものとしただけでなく、ボブロワ&ソロビエフたちに追いつき追い越せというところまでやってきた。

3位はザホルスキー&ゲレイロ。初表彰台おめでとう! 毎シーズン着実に結果を積み重ね、ついにロシア3番手に。ロシアはほんと、国内の競争が激しくて大変だと思うが、東野さんがコメントしていたように、ロシアらしからぬ個性をもつカップルなので、その個性を大事にしていってほしい。

わたしはこの感想を、平昌オリンピックも間近という時期に書いているわけだが、それでもまだ、国際オリンピック委員会(IOC)がロシアに提示した、オリンピックに個人出場が可能な選手のリストに、クセニア・ストルボワとイワン・ブキンが含まれておらず、彼らがオリンピックに出られないという事実が受け入れられずにいる。悪夢にしか思えない。

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR