平昌オリンピック2018 個人戦3日目 男子FS

平昌オリンピック2018 リザルト
韓国の平昌にて開催。男子FSは、現地時間2018年2月17日(土)に行われた。
テレビ放送で全員の演技を見た。滑走順に感想を書いている。
解説は本田武史さん、実況は鳥海貴樹アナ。

プログラムについて、独断と偏見による、◎、○、△、×、?の五段階評価を付けている。つまり、わたしの勝手な好き嫌いの感想にすぎないので、どうぞ悪しからず。五段階評価の内容は下記の通り。

  • ◎:何度でも見たい。

  • ○:よかった。好き。

  • △:悪くない。まずまず。

  • ×:イマイチ。

  • ?:何とも判断が付きかねる。




●第1グループ
1 VASILJEVS Deniss デニス・ヴァシリエフス(ラトビア)
■SP順位:21,得点:79.52
■楽曲:Put the Blame On Mame by Allan Roberts & Doris Fisher performed by Doctor 3
Anyone to Love by Andrew Von Slee performed by Michael Buble
Sway Luis Demetrio performed by Michael Buble
■プログラム:△
3Aと2Aは転倒。3F<+2Tは素人目にも回転不足だと分かった。昨日のSPで3Aを転倒した影響か、3Aの助走が長く、慎重に跳んでいるように感じた。それとジャンプの回転がいつもよりゆっくりめな気がした。
スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル4。
音をよくとらえて、前半はゆったりと、後半はアップテンポに、曲想の違いをきちんと表現できていた。
フリー155.06、総合234.58。

2 RIZZO Matteo マッテオ・リッツォ(イタリア)
■SP順位:23,得点:75.63
■楽曲:Come Together by The Beatles
Let It Be performed by Air With Air Rising
Help! by The Beatles
■プログラム:△
2つ目の3Aの回転が足りてるかな~と心配したが、大丈夫だった。すべてのジャンプをクリーンに着氷。
スピンのレベルは4、4、3。ステップはレベル3。
団体戦、個人戦と、SPもFSもフルに滑ったのに、特に疲れた様子を見せない。しかもどの試合でもプログラムの流れを損なうようなミスをしなかった。すごい。素晴らしい。
フリー156.78、総合232.41。

3 FENTZ Paul パウル・フェンツ(ドイツ)
■SP順位:24,得点:74.73
■楽曲:Game of Thrones (soundtrack)
■プログラム:△
4Tの予定がトリプルに。3Aはステップアウト。3Lzは着氷が乱れた。2Aの予定がシングルに。
スピンのレベルは4、4、2。ステップはレベル2。
序盤は大きく伸びやかに滑っていたのだが、後半疲れたのか、動きが少し鈍ってしまったように感じる。ジャンプのミスも目立ってしまった。
フリー139.82、総合214.55。

4 YAN Han ハン・ヤン(中国)
■SP順位:19,得点:80.63
■楽曲:I'll Take Care Of You by Brooke Benton performed by Beth Hart, Joe Bonamassa
■プログラム:△
4Tはトリプルに。3Fは転倒。他にも回転の抜けや着氷の乱れがあった。連続ジャンプが1つしか入らず。
スピンのレベルは4、3、4V。ステップはレベル2。
ジャンプのミスが続いてしまったが、けだるげな曲想をよく表現していたし、音楽が強くなるところでは、力強く演じていた。
ただ、彼のひじがずっとちょっと曲がった状態なのが気になる。曲想には合ってるのかもしれないけど、あまり美しくなく感じるんだよね。
フリー132.38、総合213.01。

5 TANAKA Keiji 田中 刑事(日本)
■SP順位:20,得点:80.05
■楽曲:Amarcord by Nino Rota
Le Notti di Cabiria by Nino Rota
La Paaserella di Otto e Mezzo by Nino Rota
■プログラム:○
初めの4Sはクリーンに着氷。2つ目の4Sは転倒。4Tはオーバーターン。後半の3Aは転倒。連続ジャンプが2つしか入らず。
スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル4。音をよくとらえている。
最後までよく体を動かして、曲想をみごとに表現していた。ジャンプのミスが目立ってしまったが、思い切って勢いよく演技できたのではなかろうか。
フリー164.78、総合244.83。

6 KVITELASHVILI Morisi モリス・クヴィテラシヴィリ(ジョージア)
■SP順位:22,得点:76.56
■楽曲:Radioactive by Imagine Dragons
Dream by Imagine Dragons
Believer by Imagine Dragons
■プログラム:△
あの意味不明なおもしろ衣装じゃなくなってる!(笑)
4Sと4T<<2本、3Fで転倒。他にも着氷の乱れたジャンプがあった。連続ジャンプが2つしか入らず。
スピンのレベルは4、2、4。CSSp2は回転がゆっくりになり、GOEちょいマイナス。ステップはレベル3。
4回転倒…。たくさん減点されてしまう…。
でもステップやコレオは、音をよくとらえ、丁寧にきちんと演じていて素敵だった。
フリー128.01、総合204.57。


●第2グループ
7 BYCHENKO Alexei アレクセイ・ビチェンコ(イスラエル)
■SP順位:13,得点:84.13
■楽曲:Recitar! Vesti La Giubba (from "Pagliacci") by Ruggero Leoncavallo performed by Andrea Boccelli
■プログラム:△
冒頭の4T2本の質が素晴らしい。3A+2Tの予定が、ファーストがダブルに。
スピンのレベルは3、2、3。安定の取りこぼし(苦笑)。ステップはレベル3。
演技後、感極まったように両手で顔を覆う。晴れやかな笑顔でガッツポーズ。
最後までまったく勢いが落ちなかった。
フリー172.88、総合257.01で、どちらもPB更新。

8 SAMOHIN Daniel ダニエル・サモヒン(イスラエル)
■SP順位:18,得点:80.69
■楽曲:Two Angels by Sergei Erdenko performed by Loyko
■プログラム:△
4Sはこらえた。後半の4Tの予定がダブルに。3Loはお手つき。
スピンのレベルは4、4、3。ステップはレベル4。
彼の良さを生かした素敵なプログラム。大きく激しく体を動かして、曲想をよく表現していた。
ビチェンコが、彼の演技をリンク脇で見守っていたらしい。良い先輩だなぁ☆
フリー170.75、総合251.44で、どちらもPB更新。

9 CHEN Nathan ネイサン・チェン(アメリカ)
■SP順位:17,得点:82.27
■楽曲:Mao's Last Dancer (soundtrack) by Christopher Gordon
Sacre du Printemps by Igor Stravinski
■プログラム:△
衣装がまた変更。着物の袷っぽい白の襟元で、他は黒一色(笑)。
彼が跳んだジャンプは下記の通り。
4Lz 4F+2T 4F(ここから後半)4T+3T 4T 4S 3A 3F+1Lo+3S
4Fはお手つき。他のジャンプは全てクリーンに着氷。オリンピックでクワド6回挑戦し、5回成功。偉業達成!!
スピンとステップは全てレベル4。
演技後、両手で顔を覆う。かなり疲れた様子。SPの後、彼がおかれた状況を思えば、それも当然だと思う。そんな中、本当によく頑張ったよ…すごいよ…(感涙)。
フリー215.08はPB更新、総合297.35。うっわ~~、ものすごい高得点だ!!

10 GE Misha ミーシャ・ジー(ウズベキスタン)
■SP順位:14,得点:83.90
■楽曲:The Memories of Youth:
Meditation (from "Thais") by Jules Massenet performed by Lucia Micarelli & Lang Lang
■プログラム:○
3A<+1Lo<+2Sはファーストでこらえた。3Lz+3Tはぐらついた。
スピンのレベルは4、3、4V。ステップはレベル3。
3A.3こら12.3F.スピン。スピン。33ぐら。3.3.22.2A。これお。スピン。
終盤のコレオは何度見ても絶品ですわ。あらゆる動きとポジション、ラインが本当に美しく、音楽とぴったり寄り添っている。
フリー161.04、総合244.94。

11 CHA Junhwan チャ・ジュンファン(韓国)
■SP順位:15,得点:83.43
■楽曲:Morning (Love Sonnet XXVII) from "Il Postino" (The Postman) soundtrack
Theme from "Il Postino" (The Postman) soundtrack
Mi Mancherai from "Il Postino" (The Postman) soundtrack
■プログラム:△
4Sは転倒。他のジャンプは全てクリーンに着氷。
スピンは全てレベル3。質は良いのに、レベルの取りこぼしがもったいない。ステップはレベル4。
ゆったりした曲想を全身を大きく使って、遺憾なく表現していた。
今季、怪我もあったのに、母国開催のオリンピックで、これだけの演技ができるって、ほんとすごいわ~。すごいとしか言いようがない。本田さんがコメントしていたように、16歳とは思えない、堂々とした演技だった。
フリー165.16、総合248.59でPB更新。

12 KERRY Brendan ブレンダン・ケリー(オーストラリア)
■SP順位:16,得点:83.06
■楽曲:Shine On You Crazy Diamond by Pink Floyd
Money by Pink Floyd
■プログラム:△
4Tはダブルに。3A+2Tはファーストでオーバーターン。3Loは両足着氷。連続ジャンプが2つしか入らず。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
ちょっと淡々と滑っちゃったかなぁ。エレメンツに集中してたのかも。
フリー150.75、総合233.81。


●第3グループ
13 HENDRICKX Jorik ヨリク・ヘンドリックス(ベルギー)
■SP順位:11,得点:84.74
■楽曲:Concerto de Aranjuez by Joaquin Rodrigo, performed by Il Divo
■プログラム:○
3A2本の助走が長いのは気になったが、GOEプラス。3Lz+2T+2Loはファーストで流れなかったが、GOEちょいプラス。
スピンとステップは全てレベル4。ステップは、タップ音に動きがはまっていてかっこいい。コレオでスピードアップし、飛んでるみたいだった。
3+3が入らなかったが、いま彼にできる最高の演技ができたのではなかろうか。3Aの助走以外は、シームレスでエフォートレスで、とても素敵な演技だった。
フリー164.21、総合248.95。

14 MESSING Keegan キーガン・メッシング(カナダ)
■SP順位:10,得点:85.11
■楽曲:The Sober Dawn (from "City Lights") by Charlie Chaplin
The Reel Chaplin: A Symphonic Adventure, Pt. 2 by Charlie Chaplin
■プログラム:△
3A+2T+2Loは、ファーストがシングルに。3Loの予定がダブルに。3Fはeが。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル2。
最初の3Aがシングルになってしまったので、「またカナディアンアクセルの呪いが…(泣)」と思ったが、2つ目の3Aはきれいに下りたーー!!ぃやったーー!!
独創的な振付が散りばめられた、楽しくコミカルなプログラムを生き生きと演じ、場内は大いに盛り上がっていた。
フリー170.32PB、総合255.43PB。

15 ZHOU Vincent ヴィンセント・ジョウ(アメリカ)
■SP順位:12,得点:84.53
■楽曲:Nature Boy (from "Moulin Rouge" soundtrack) by Eden Ahbez, performed by David Bowie
Come What May (from "Moulin Rouge" soundtrack) by Franklin Tableporter, performed by Ewan McGregor & Nicole Kidman
■プログラム:△
彼が跳んだジャンプは下記の通り。
4Lz+3T 4F 4S(ここから後半)4Lz 4T 3A+2T 3A 3Lz+1Lo+3F
4Fは!がつき、ステップアウト。後半の4Lz<はこらえた。3Aは足がついた。
演技後、力強く何度もガッツポーズ。
終盤かなり疲れていたんじゃないかと思うが、それでも懸命に力を振り絞って滑る姿が、恋に苦悩し、それでもその恋を貫こうとする主人公の姿に重なり、非常にエモーショナルだった。
昨季の世界ジュニアといい、本大会といい、ここぞという試合へのピーキング力、ほんとにすごい。
フリー192.16、総合276.69で、どちらもPB更新。

16 KOLYADA Mikhail ミハイル・コリヤダ(OAR)
■SP順位:8,得点:86.69
■楽曲:Steamroller Blues by Elvis Presley
Can't Help Falling In Love by Elvis Presley
Rip It Up by Elvis Presley
■プログラム:△
4Lzは転倒。3Aの予定がシングルに。3Lz+1Lo+3Sはステップアウト。3Loはダブルになり、着氷が乱れた。3Aは転倒。
2つ目の3Aがシングルになったので、最後の2Aをトリプルにしたが、転倒したんだな~。ガッツを見せた。
スピンとステップは全てレベル4。
今さらだけど、ほんとうまい。めっちゃうまい。エッジワークとか、曲想の違いによる演じ分けとか、抜きんでている。
コレオはエネルギッシュに演じて、ロックな感じが出せていたと思う。でも正直もっとほしい。
フリー177.56、総合264.25。

17 BREZINA Michal ミハル・ブレジナ(チェコ)
■SP順位:9,得点:85.15
■楽曲:Human by Jamie Hartman, Rory Graham performed by Rag'n'Bone Man
Stand by Me by Ben E. King, Jerry Leiber, Mike Stoller
Human (MJ Cole Remix) performed by Rag'n'Bone Man
■プログラム:○
4Sはステップアウト。2つ目の4Sの予定がダブルに。3Sはお手つき。連続ジャンプが2つしか入らず。4Sは2本とも成功させられなかったけど、ジャンプで崩れることなく、まとめられてよかった。
スピンのレベルは4、4、2V。ステップはレベル3。
「スタンド・バイ・ミー」で、彼がステップやるって反則だよ…。これまでの道のりに思いをはせずにはいられない。泣ける…。
フリー160.92はSB、総合246.07はPB更新。6年ぶりの総合得点更新だよ~。

18 RIPPON Adam アダム・リッポン(アメリカ)
■SP順位:7,得点:87.95
■楽曲:Arrival of the Birds ("Crimson Wing" soundtrack) by The Cinematic Orchestra
O by Coldplay
■プログラム:○
衣装が前のに戻った。
3A+2T+2Lo<<は流れが止まった。クワドなしの完成度勝負できた。
スピンとステップは全てレベル4。
演技後、アダムが感極まってる…。わたしも感極まってる…(感涙)。
最後、傷ついた鳥が癒えて、飛び立っていく姿が見えた気がした。はぁぁ~、たいへん素晴らしいものを見た。
フリー171.41、総合259.36。

第3グループが終わった時点で、トップはネイサン・チェン(アメリカ)。


●第4グループ
19 ALIEV Dmitri ドミトリー・アリエフ(OAR)
■SP順位:5,得点:98.98
■楽曲:To Build A Home by Cinematic Orchestra
The Winner Is (from "Little Miss Sunshine" soundtrack) by Mychael Danner & DeVotchKa
How It Ends (from "Little Miss Sunshine" soundtrack) by Mychael Danner & DeVotchKa
■プログラム:○
冒頭、リンクに近寄りすぎて、接触してしまったが、直後の4T+3Tはクリーンに着氷。2つ目の4Tを転倒して、どこか傷めたのか動きがおかしくなり、次の3Aも転倒。3Lo+1Lo+3Sの予定が、ファーストがダブルに。最後のジャンプは2Aの予定だったが、抜けた3Loに変更。
スピンのレベルは3、4、3。ステップはレベル4。
転倒した直後は、その影響が感じられたが、中盤のコレオの後は痛みが和らいだのか、後半はほぼきれいにジャンプを下りていた。でもやっぱりスピードは抑えめだったかなぁ。スタミナは大丈夫そうだったので、痛みなしの演技を見たかった。でも、思いがけないアクシデントに負けず、よく頑張ったと思う。
フリー168.53、総合267.51。現時点で総合3位。

20 JIN Boyang ボーヤン・ジン(中国)
■SP順位:4,得点:103.32
■楽曲:Mars (from "The Planets") by Gustav Holst
Cantina Band (from "Star Wars: A New Hope") by John Williams
Guardians of the Whills Suite (from "Rogue One: A Star Wars Story") by Michael Giacchino
The Throne Room/Finale (from "Star Wars: A New Hope") by John Williams
■プログラム:△
彼が跳んだジャンプは下記の通り。
4Lz 4S 3A+1Lo+3S(ここから後半)4T 4T+2T 3A 3Lz+3T 3F
4Lzはクリーンに着氷後、壁ギリギリになり、ひやっとした。4Tは転倒。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル2。前半のコレオでジャッジに微笑みかけるの、ほんっっとかわいい。あざとい(笑)。
演技後、力強くガッツポーズ!
ちょっと慎重になっていたのか、彼にしてはスピードが抑えめかなぁと感じたが、それでも体をよく動かして、曲想の変化をきちんと演じ分けていたと思う。
フリー194.45、総合297.77。現時点で総合1位。結果が出た後、両目を拭うボーヤン…泣いてる?

21 CHAN Patrick パトリック・チャン(カナダ)
■SP順位:6,得点:90.01
■楽曲:Hallelujah by Leonard Cohen, performed by Jeff Buckley
■プログラム:○
2つ目の4Tの予定が、トリプルになり、着氷が乱れた。3Aはお手つき。3Loがダブルに。
スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル4。途中でバランスを崩した。
なんという極上の滑り…。一人、宙に浮いているかのようだった。
ジャンプでミスはいくつかあったが、1つ目の4Tと3Aは成功! ステップのスタンブルが残念無念。でも他は素晴らしかった。
フリー173.42、総合263.43。現時点で総合6位。

22 HANYU Yuzuru 羽生 結弦(日本)
■SP順位:1,得点:111.68
■楽曲:SEIMEI (soundtrack) by Shigeru Umebayashi
■プログラム:◎
彼が跳んだジャンプは下記の通り。
4S 4T 3F(ここから後半)4S+3T 4T 3A+1Lo+3S 3Lo 3Lz
後半の4Tはステップアウト。3Lzは着氷が乱れた。連続ジャンプが2つしか入らず。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
演技後、「やったー!!」と叫ぶ。結弦くん、嬉しそう~。満足してそう~。よかった~。ガッツポーズしながらオーサーの胸に。
終盤、めっちゃ疲れてるんだろうな~と察せられたが、動きはほとんど鈍ってなかったと思う。
ステップ&コレオに胸ときめかされた! 魔法をかけられた! 大満足だ! ありがとう、結弦くん! ありがとう、オーサーその他スタッフの皆様!
フリー206.17はSB更新、総合317.85。現時点で総合1位。

23 FERNANDEZ Javier ハビエル・フェルナンデス(スペイン)
■SP順位:2,得点:107.58
■楽曲:Man of La Mancha by Mitch Leigh
■プログラム:◎
「平常心! 平常心! 平常心!」と祈りながら見守っていた。
彼の跳んだジャンプは下記の通り。
4T 4S+2T 3A+3T(ここから後半)2S 3Lo 3A 3F+1Lo+3S 3Lz
後半の4Sの予定がダブルに。
スピンのレベルは3、4、3。ステップはレベル4。
終盤のステップは…もう…もう…言葉がない。わたしの貧困な語彙力では説明できない。最高オブ最高としか言いようがない。
フリー197.66はSB更新、総合305.24。現時点で総合2位。メダル確定!! よくやった!! がんばったよ!!

24 UNO Shoma 宇野 昌磨(日本)
■SP順位:3,得点:104.17
■楽曲:Violin Fantasy on Puccini's Turandot performed by Vanessa-Mae
Nessun Dorma (from "Turandot") by Giacomo Puccini, performed by Jose Carreras
■プログラム:◎
この時点ですでに感情が飽和状態でへとへとだった、わたしが(爆)。テレビ見てるだけなのに(苦笑)。
彼が跳んだジャンプは下記の通り。
4Lo 4F 3Lo(ここから後半)3A 4T+2T 4T 3A+1Lo+3F 3S+3T
4Loは転倒。4T+2Tはすぐに足をついた。
スピンのレベルは4、4、3。ステップはレベル3。
音楽を操る魔法使いみたいだった。ジャンプはこらえてるの多かったけど、耐えきった。がんばった。
フリー202.73、総合306.90。総合2位に確定。

グリーンルームで結弦くんが泣いてる…。頑張った…よくやったよ…素晴らしいよ…。


◆総合順位
左から総合順位、名前、国名、得点、SP順位、FS順位の順に記されている。
1 HANYU Yuzuru JPN 317.85 1 2
2 UNO Shoma JPN 306.90 3 3
3 FERNANDEZ Javier ESP 305.24 2 4
4 JIN Boyang CHN 297.77 4 5
5 CHEN Nathan USA 297.35 17 1
6 ZHOU Vincent USA 276.69 12 6
7 ALIEV Dmitri OAR 267.51 5 13
8 KOLYADA Mikhail OAR 264.25 8 7
9 CHAN Patrick CAN 263.43 6 8
10 RIPPON Adam USA 259.36 7 10
11 BYCHENKO Alexei ISR 257.01 13 9
12 MESSING Keegan CAN 255.43 10 12
13 SAMOHIN Daniel ISR 251.44 18 11
14 HENDRICKX Jorik BEL 248.95 11 16
15 CHA Junhwan KOR 248.59 15 14
16 BREZINA Michal CZE 246.07 9 18
17 GE Misha UZB 244.94 14 17
18 TANAKA Keiji JPN 244.83 20 15
19 VASILJEVS Deniss LAT 234.58 21 20
20 KERRY Brendan AUS 233.81 16 21
21 RIZZO Matteo ITA 232.41 23 19
22 FENTZ Paul GER 214.55 24 22
23 YAN Han CHN 213.01 19 23
24 KVITELASHVILI Morisi GEO 204.57 22 24


◆総評
ソチ五輪の男子FSはミスが多く出てしまい、見終わった後、残念な思いが強く残ってしまったが、本大会は対照的に、選手それぞれが己に打ち克つ姿を見せてくれた、最高の試合だった。

優勝は結弦くん。PCSはトップ。ディック・バトン以来の連覇、達成。しかも三か月前に怪我をし、その間まったく試合に出られなかったにもかかわらず。ほんと、マンガよりマンガ、映画より映画、ドラマよりドラマなミラクルを起こしてくれる人だ。…でも、演技後のインタビューで、「やり切れた」とか「右足が頑張ってくれた」とか話す姿から、これまですっっごく大変だったんだろうし、右足はまだ痛いんだろうというのが察せられて、「本当にお疲れ様でございました」という気持ちになった。これからしばらく多忙な日々が続くだろうけど、一日でも早く、おいしいもの食べて、ゆっくり休んで、家族や友達とリラックスして過ごす時間が取れればいいなと思う。

総合2位は昌磨くん。PCSは結弦くん、ハビに次いで3位。こらえるジャンプが多かったので、どれだけの得点が出るのか読めず、ドッキドキのハラハラだった。逆転2位の決め手は、ジャンプをきっちり回り切ったことだろうか。一つも回転不足とられなかった。あと後半にクワド2回、連続ジャンプ3つを入れてきたことも。PCSでは結弦くんとハビに差をつけられてしまうもんね。昨季からずっと後半に連続ジャンプ3つ入れる構成を続けていて、ミスするたびに「前半に1つくらい跳んでおけば…」と思わないでもなかったが、それを貫いたからこその銀メダルなんだろうな~。

3位はハビ。PCSは結弦くんと僅差の2位。結弦くんの素晴らしい演技の後、場内が騒然とする中、自分の演技ができるのか、本当に心配で仕方なかった。でも彼はやった。やり遂げた。後半の4Sがダブルになって、優勝は無理だと分かったと思うんだけど、その後も最高のパフォーマンスを最後までやり通してくれた。

4位はボーヤン。…悔しいかなぁ。悔しいだろうなぁ。「4位って、一番悔しい順位」って、大輔くん言ってたもんな~。でも彼は今自分にできることをきちんとやり切ったと思う。この悔しさをぜひとも4年後、母国開催のオリンピックで晴らしてほしい。

5位はネイサン。SP17位でFS1位。TESはぶっちぎってトップ。優勝候補と目されていた選手が、SPで致命的なミスをして表彰台は厳しいだろうという位置に置かれたにも関わらず、FSでほぼクリーンな演技をするというのは、SPとFSでノーミスで滑るのと同じくらい難しいと思うのだが、彼はそれをみごとやり遂げた。結弦くん並みに「事実は小説より奇なり」を地でいく人である。ソチの真央ちゃんを思い出した。
きっとここでの経験は、彼をさらに強くしたと思う。次の試合で彼がどんな演技を見せるのか、空恐ろしいほど楽しみだ。

6位のヴィンスは、周りが凄すぎて目立ってないけど、初出場のオリンピックで、まだ17歳なのに、SPもFSもPB更新し、しかもFSでは5クワド挑戦して、4Lz2回跳んで、そのうち1本は後半に跳んでるんだよね。その上スピンもステップも、ちゃんと取りこぼしなくレベル4を獲得している。
アメリカ男子は今回メダルとれなかったけど、彼とネイサンがいて、ジュニアにも魅力的な実力者が大勢ひしめいてるから、燦然と輝く明るい将来しか見えない。うらやましい。

9位のパトちゃんは、もともとすごいスケーティングにさらに磨きがかかっているように感じた。何なんだろう、あの浮遊感のある滑り…。何であんなふうに滑れるんだろう…。
すっっごくさみしいけど、彼は本大会で競技を引退するらしい。わたしがフィギュアスケートを見始めたとき、彼はまだ16歳で、GPファイナルに初出場したんだよね。スケート見るようになって間もないわたしにも、「この子のスケーティング、気持ちいいなぁ」と分かった。この後、どういう道に進むのか分からないけど、その卓越したスケーティングをぜひとも次世代に伝えていってほしい。

18位の刑事くんは、SPから順位を上げられてよかった。ジャンプにミスはあったけど、彼の魅力を十分に伝える演技ができたと思う。

表彰台に上がった結弦くん、昌磨くん、ハビ、本当におめでとう!! 他の選手の皆さんも、ぶじ最後まで滑ることができて、本当によかった。素晴らしい演技と生きざまを見せてもらえて、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとう、ありがとう、ありがとう。

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

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