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ロシア選手権2018 女子

ロシア選手権2018 リザルト
ロシアのサンクトペテルブルクにて開催。
Jスポーツの放送で上位の組の演技を見た。特に印象に残った演技について、滑走順に感想を書いている。
解説は岡部由起子さん、実況は小林千鶴さん。
名前の日本語表記で、自信がないものには、?を付けている。

プログラムについて、独断と偏見による、◎、○、△、×、?の五段階評価を付けている。つまり、わたしの勝手な好き嫌いの感想にすぎないので、どうぞ悪しからず。五段階評価の内容は下記の通り。

  • ◎:何度でも見たい。

  • ○:よかった。好き。

  • △:悪くない。まずまず。

  • ×:イマイチ。

  • ?:何とも判断が付きかねる。




◇SP
女子SPは、本大会2日目、現地時間2017年12月22日(金)に行われた。
メドさんが怪我のために欠場。ポゴさんが背中の痛みのために欠場。

●第1グループ
2 Polina TSURSKAYA M/O
■プログラム:○
3Lz+3T、3Lo、2Aと、クリーンに着氷。
スピンとステップは全てレベル4。
岡部さんが指摘していた通り、171㎝の長身から繰り出されるジャンプが本当にダイナミックで素晴らしい。動きが大きく、よく滑っていたと思う。
75.33。

4 Stanislava KONSTANTINOVA SPB
■プログラム:△
2Aと3Lzタノ+3Tはよかった。3Fタノの予定がダブルになり、ノーバリュー。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。曲想の特徴をよくとらえており、力強い。
だいぶ大人っぽくなった。動きも多彩で立体的になり、とてもいい演技だっただけに、2Fノーバリューがつくづく惜しい。
66.51。

6 Anastasiia GUBANOVA SPB
■プログラム:△
筋肉がしっかりついてきた。
2Aと3F+3Tはよかった。3Lzタノは、ステップから直ちに跳んでないなかったからか、加点がさほどつかなかった。
スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル3。「サマータイム」のけだるげな雰囲気をモリモリ作り出していた。
ああ…やっぱり彼女の音楽表現は素敵だなぁ。うまく成長期を乗り越えられますように!
71.69。


●第2グループ
11 Elizaveta TUKTAMYSHEVA SPB
■プログラム:△
3T+3T、3Lz、2Aタノと、クリーンに着氷。
スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル3。どんどんテンポアップしていく曲想を余裕で表現していた。
演技後、笑顔でガッツポーズ。
まだ21歳なのだが、貫禄や風格を感じる演技だった。
71.07。

12 Alena KOSTORNAIA MOS
■プログラム:○
3F+3Tタノ、3Lz、2Aと、クリーンに着氷。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
彼女のスケーティングと音楽表現には魅了されっぱなしだわ~☆ シニアの中で見てもまったく見劣りしない。
岡部さんが、「エテリ組は、ステップのエッジワークが素晴らしい。どんな練習をしているんだろう」と感心していた。
73.59。

13 Alina ZAGITOVA MOS
■プログラム:△
3Lz+3Loはステップアウトし、お手つき。3Fタノと2Aはよかった。
スピンとステップは全てレベル4。
連続ジャンプ以外は、申し分のない演技だった。岡部さんの言う通り、迫力や貫禄を感じる。
78.15。


●第3グループ
17 Maria SOTSKOVA MOS
■プログラム:△
3Lz+3T、3F、2Aと、クリーンに着氷。
スピンのレベルは4、3、4。1つ目のCCoSp4で少しトラベリングしたが、GOEプラス。ステップはレベル4。体を大きく優雅に動かして、曲想の盛り上がりをよく表現していたと思う。
岡部さん曰く、「彼女は時々、表現の仕方が平ら。それと全てのジャンプにタノをつけるが、あまり美しくない」とのこと。…うん、確かに。
76.39。


◆SP順位
左から順位、名前、所属名、得点の順に記されている。
1 Alina ZAGITOVA MOS 78.15
2 Maria SOTSKOVA MOS 76.39
3 Polina TSURSKAYA M/O 75.33
4 Alena KOSTORNAIA MOS 73.59
5 Anastasiia GUBANOVA SPB 71.69
6 Elizaveta TUKTAMYSHEVA SPB 71.07
7 Daria PANENKOVA MOS 69.83
8 Serafima SAKHANOVICH SPB 67.58
9 Sofia SAMODUROVA SPB 67.07
10 Stanislava KONSTANTINOVA SPB 66.51
11 Anna TARUSINA MOS 66.46
12 Anastasiia GULIAKOVA MOS 66.35
13 Elena RADIONOVA MOS 66.16
14 Valeriia MIKHAILOVA MOS 63.79
15 Anastasia GRACHEVA MOS 62.17
16 Alena LEONOVA SPB 62.15
17 Sofia ISTOMINA MOS 62.09
18 Lidia YAKOVLEVA SPB 52.43


◇FS
女子FSは、本大会3日目、現地時間2017年12月23日(土)に行われた。

●第2グループ
7 Stanislava KONSTANTINOVA SPB

■SP順位:10,得点:66.51
■プログラム:△
セレブな首飾りをつけたり、メイクが濃くなったりして、JGPミンスクのときより、見た目がゴージャスになっている。政府高官の妻っぽくなってていいんじゃなかろうか。
全てのジャンプをクリーンに着氷。
スピンとステップは全てレベル4。
演技後、ガッツポーズ。
「アンナ・カレーニナ」の音楽を表現するのは、なかなか難しいと思うのだが、JGPのときより格段にレベルアップしていた。メドさんのアンナもすっっばらしいけど、彼女のアンナも素敵だわ~☆
岡部さん曰く、「少し淡々と演技しているところがあるので、もう少し感情移入できるようになると、もっと素敵になるだろう」とのこと。
フリー144.77、総合211.28。

第2グループが終わった時点で、トップはスタニスラワ・コンスタンティノワ。


●第3グループ
13 Anastasiia GUBANOVA SPB
■SP順位:5,得点:71.69
■プログラム:△
3F<+2Tは、ファーストの高さがなかったが、流れはあった。
スピンとステップは全てレベル4。ステップで、岡部さんが、「全ての動きがつながっていて、シームレス」とほめていた。
ああ…素敵…☆ エレガントで美しく、プログラムの流れが最初から最後まで途切れない。
岡部さん曰く、「個人的に好きな選手」とのこと。はい! わたしもです! 岡部さんとはけっこう好みが合うんだよね。嬉しい(笑)。
フリー134.91、総合206.60。現時点で総合2位。

14 Alena KOSTORNAIA MOS
■SP順位:4,得点:73.59
■プログラム:○
全てのジャンプをクリーンに着氷。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
岡部さんが、「非の打ち所がない。とても音感がいいんだと思う。一つ一つの音にあらゆる動きを合わせられている。どこをとっても美しい。とても14歳とは見えない」と大絶賛。わたしが言いたいことを全部言ってもらえた。
フリー142.98、総合216.57。現時点で総合1位。

15 Elizaveta TUKTAMYSHEVA SPB
■SP順位:6,得点:71.07
■プログラム:△
3Lz+2T+2Loは着氷が乱れた。3T+3Tの予定が、ファーストがダブルに。
スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル3。
他の誰にも出せない味わいというか、彼女ならではの表現を見せてくれた。
フリー130.99、総合202.06。現時点で総合4位。

16 Polina TSURSKAYA M/O
■SP順位:3,得点:75.33
■プログラム:△
後半、3Lzの予定がシングルに。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル2。
演技後、失望感をあらわに顔を覆ってしまう。
ジャンプの質がいつもほど良くなかった。岡部さん曰く、「元気がなかった」とのこと。やっぱ緊張しちゃったかな~。そりゃオリンピックがかかってるんだもん、緊張するよね。
フリー132.28、総合207.61。現時点で総合3位。

17 Maria SOTSKOVA MOS
■SP順位:2,得点:76.39
■プログラム:△
3Loはお手つき。3Lzタノはオーバーターン。
スピンのレベルは4、3、4。2つ目のFCSp3は、入りがスムーズでなかったが、GOEプラス。ステップはレベル4。
実況陣曰く、「彼女の課題は後半。後半になると、アンダーローテをとられがち」とのこと。でも、本大会では大丈夫だった。
フリー145.37、総合221.76。現時点で総合1位。選手本人はもちろん、コーチがめっちゃ喜んでいる。

18 Alina ZAGITOVA MOS
■SP順位:1,得点:78.15
■プログラム:○
3S<タノは着氷が少し乱れた。
スピンとステップは全てレベル4。
あら~、めずらしくフリーでジャンプにミスが。とはいえ、3Sで少し着氷が乱れただけだけど。
フリー155.44、総合233.59。総合1位に確定。


◆総合順位
左から総合順位、名前、所属名、得点、SP順位、FS順位の順に記されている。
1 Alina ZAGITOVA MOS 233.59 1 1
2 Maria SOTSKOVA MOS 221.76 2 2
3 Alena KOSTORNAIA MOS 216.57 4 4
4 Stanislava KONSTANTINOVA SPB 211.28 10 3
5 Polina TSURSKAYA M/O 207.61 3 6
6 Anastasiia GUBANOVA SPB 206.60 5 5
7 Elizaveta TUKTAMYSHEVA SPB 202.06 6 8
8 Daria PANENKOVA MOS 201.97 7 7
9 Serafima SAKHANOVICH SPB 197.44 8 10
10 Elena RADIONOVA MOS 196.78 13 9
11 Sofia SAMODUROVA SPB 196.51 9 11
12 Anna TARUSINA MOS 195.59 11 12
13 Anastasiia GULIAKOVA MOS 187.87 12 14
14 Valeriia MIKHAILOVA MOS 186.51 14 13
15 Alena LEONOVA SPB 176.72 16 15
16 Sofia ISTOMINA MOS 174.05 17 16
17 Anastasia GRACHEVA MOS 167.30 15 18
18 Lidia YAKOVLEVA SPB 160.78 18 17


◆総評
女子シングルに関して言えば、まず間違いなく世界でもっとも過酷な国内選手権と言えよう。上位8名が200点超えだもんなぁ。

優勝はザギトワ。SPでもFSでもちょいちょいミスはあったが、あっても強い。

総合2位はソツコワ。SPはノーミス、FSのミスは最小限に抑え、みごと2位の座を獲得。メドさんが欠場しているので、2位以内に入らないと、ユーロに派遣してもらえないもんね。

3位はコストルナヤ。実況陣も大興奮&大絶賛の演技だった。際立った才能の持ち主なのは確かなので、これから訪れるであろう成長期を何とかぶじに乗り切ってほしい。ロシア女子は、そこが一番の難関だからさ…。

4位はコンスタンティノワ。SP10位と出遅れたが、FSではみごと3位!! メドさんとはまた違ったアプローチの、「アンナ・カレーニナ」を見せてくれた。

5位はツルスカヤ。SPは素晴らしかっただけに、FSで実力を出し切れず、残念だった。でも、彼女のダイナミックなジャンプや、長身を生かした大きな滑りは本当に魅力的なので、怪我に気をつけて、また素敵な演技を見せてほしい。

6位はグバノワ。SPはクリーンだし、FSも一つアンダーローテがとられただけだった。ジャンプが復調しつつあるのかな~、だといいな~。成長期の真っただ中で、いろいろ大変な時期だと思うのだが、自分の体とうまく折り合いをつけながら、競技を続けていってほしい。

7位のトゥクタミちゃん、10位のラジオノワ、15位のレオノワは、下からの突き上げが激しいロシア女子の中で、いろいろ苦労も多いと思う。でも、十代半ばのジュニア選手にはない、表現の深みや個性をもつスケーターなので、末長く続けていってもらえると嬉しい。

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

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