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世界ジュニア2018 3日目 アイスダンスFD

世界ジュニア2018 リザルト
ブルガリアのソフィアにて開催。アイスダンスFDは、現地時間2018年3月9日(金)に行われた。
ジュニアの年齢規定について、カップル競技は、シーズン初めの7月1日より前に、女性が13歳以上19歳未満、男性が13歳以上21歳未満となっている。

ライストと動画、テレビ放送で全組の演技を見た。特に印象に残った演技について、滑走順に感想を書いている。
Jスポーツの解説は東野章子さん、実況は小林千鶴さん。

プログラムについて、独断と偏見による、◎、○、△、×、?の五段階評価を付けている。つまり、わたしの勝手な好き嫌いの感想にすぎないので、どうぞ悪しからず。五段階評価の内容は下記の通り。

  • ◎:何度でも見たい。

  • ○:よかった。好き。

  • △:悪くない。まずまず。

  • ×:イマイチ。

  • ?:何とも判断が付きかねる。




●第1グループ
4 Natalie TASCHLEROVA / Filip TASCHLER ナタリー・タシュレロワ / フィリップ・タシュレル(チェコ)
■SD順位:16,得点:50.25
■楽曲:Somewhere Over the Rainbow by Harold Arlen, E.Y. Harburg
In This Shirt by Jamie McDermott, performed by The Irrepressibles
■プログラム:○
ナム・ニューエンのSPと同じ曲かと思ったが、歌い手が違うっぽい。変わったアレンジの「虹の彼方に」。
ステップはレベル1。
RoLi4もSlLi4も、シームレスでスムーズ。STw1は、セカンドで女性が(男性もか)少しバランスを崩したため、GOEマイナス。
JGPのときより、格段に上手になったと思う。東野さんが指摘していた通り、前半はスピードと勢いがあって良かったが、終盤少し疲れたのか、少し鈍ったように感じられた。
フリー60.05、総合110.30で、どちらもPB更新。


●第2グループ
6 Loicia DEMOUGEOT / Theo LE MERCIER ロワシャ・ドゥモジョ / テオ・ル・メルシエ(フランス)
■SD順位:14,得点:51.52
■楽曲:Light of the Seven by David de Miguel
Strange by Apollo Geeze
■プログラム:○
ステップはレベル2。
スピードがもそっとほしいな~と感じたが、JGPのときより、エレメンツの精度が高まっていると思う。でも初見で度肝を抜かれたユニークさはちっとも変わらない(笑)。いや~ほんと、わけわかんないわ~。でもそこがいい!
東野さんも「見入ってしまった。ジュニアのカップルが演技するプログラムとは思えないくらいコンテンポラリー。難しいテーマなのだが、解釈が深い」とほめていた。
Karine先生のとこも、リヨン組同様、ユニークでおもろいんだよね~。フランスのアイスダンス界は、ぜひともこのおもろさを追求しつつ、得点が取れるカップルを育てていってほしい。
フリー66.08、総合117.60で、総合得点はSB更新。

9 Maria KAZAKOVA / Georgy REVIYA マリア・カザコワ / ゲオルギ・レヴィヤ(ジョージア)
■SD順位:11,得点:54.95
■楽曲:A Time For Us ("Romeo and Juliet") by Nino Rota
Aimer (Romeo and Juliet musical) by Gerard Presgurovic
■プログラム:△
ステップはレベル3。
RoLi3は、東野さん曰く、「女性がポーズ変更のとき、継続的な回転がちょっと止まったように見えた」とのこと。それでレベル4が取れなかったらしい。
東野さんが言っていたように、「正統派ダンスカップル」といった感じ。ステップや中盤、曲想が変化したときに、男性が目立つなぁと感じた。多分男性の方が上手なんだと思う。
フリー78.12、総合133.07。


●第3グループ
11 Darya POPOVA / Volodymyr BYELIKOV ダリア・ポポワ / ヴォロジーミル・ビエリコフ(ウクライナ)
■SD順位:9,得点:55.56
■楽曲:Once Upon a Time in Mexico (soundtrack) by Robert Rodriguez
■プログラム:△
ステップはレベル2。
Sp4は、回転がゆっくりで、GOEちょいマイナス。
ダンススピンの回転がゆっくりだった以外、特に減点されるエレメンツはなかったと思うが、「次リフトやりまーす」、「その次もリフトでーす」というように、エレメンツとエレメンツがつながっていない印象を受ける。
フリー69.70、総合125.26。

12 Ria SCHWENDINGER / Valentin WUNDERLICH リア・シェヴェンディンガー / ヴァレンティン・ヴァンダリヒ(ドイツ)
■SD順位:10,得点:55.02
■楽曲:Mrs. Peregrin's Home For Peculiar Children (soundtrack) by Tim Burton
■プログラム:○
ステップはレベル2。
今季のFDといい、昨季のFD「アダムス・ファミリー」といい、こういうキワモノっぽい、個性的かつユニークなプログラムが、ほんとによくハマるカップルだ。
個人的にはこういう面白プログラム、大好きなんだけど、まだジュニアなんだし、自分たちのカラーを固定せず、いろんなジャンルに挑戦した方がいいんじゃないかとも思う。とはいえ、自分たちのカラーを確立するのもだいじだしなぁ。判断に迷う。でも、東野さんは「自分たちのキャラクターをよく理解し、それを前面に出して、良いダンスプログラムを作り上げた」とほめていたので、いいってことなんだな。
フリー75.25、総合130.27で、どちらもSB更新。

13 Natacha LAGOUGE / Corentin RAHIER ナターシャ・ラグージュ / コランタン・ライエ(フランス)
■SD順位:7,得点:59.26
■楽曲:Little Black Baby by Scott Joplin
Tango A Meta by Fabrizio Biondi
Tema per una donna sola by Ennio Morricone
Casino de Deauville by Alexandre Desplat
Cocomotion by El Coco
■プログラム:○
動画
二人とも白黒の衣装がめっちゃオシャレで決まってる~☆ 全カテゴリを通して、今季のベストドレッサーではなかろうか。
ステップはレベル2。
STw4のセカンドで回転が少しずれたように見えたが、GOEプラス。最後のコレオリフトがGOEで減点されているのだが、初見ではミスに気づかなかった(汗)。見返してみたら、コレオリフトが最後まできちんとできなかったんだな。
いっや~、相変わらずわけわかんないわ~(笑)。ほんと、どういうコンセプトのプログラムなんだ。でもそこがいい。この意味不明さがおフランスですよ!!(力説)
リヨン組は個性が際立っていて、大変好みなのだが、最近勝てるカップルが出てこなくてね~。彼らにはぜひともおもろさと強さを兼ね備えたカップルになってほしい!
フリー77.49、総合136.75で、どちらもPB更新。

14 Chloe LEWIS / Logan BYE クロエ・ルイス / ローガン・バイ(アメリカ)
■SD順位:8,得点:58.07
■楽曲:Final Breath by Coeur de Pirate
Place de Republique by Coeur de Pirate
Metal Gleamed In the Twilight by Coeur de Pirate
Final Breath by Coeur de Pirate
■プログラム:○
動画
ステップはレベル3。
STw4は回転が速くそろっている上に、曲のフレーズにハマっている。
…うっわ~、JGPのときより断然素敵になってる…。アイスダンスって素敵だなぁとしみじみ思わせてくれる演技だった。
アメリカはジュニアもシニアも群雄割拠で大変だと思うが、シンプルにアイスダンスの良さを伝えてくれるカップルは貴重なので、どうか末長く続けていってほしい。
フリー81.10はSB更新、総合139.17はPB更新。

15 Christina CARREIRA / Anthony PONOMARENKO クリスティーナ・カレイラ / アンソニー・ポノマレンコ(アメリカ)
■SD順位:6,得点:60.85
■楽曲:Dance For Me Wallis (from "W.E." soundtrack) by Abel Korzeniowski
Abdication (from "W.E." soundtrack) by Abel Korzeniowski
■プログラム:○
ステップはレベル3。
STw4は大丈夫!! CoSp2は回転が少しゆっくりだったせいか、レベルを取りこぼしてしまった。
スケーティングがめっちゃなめらか~。人の心に訴えかける、エモーショナルな演技だった。
SDではヒゲモジャだったシュピルバンド先生が、ヒゲを剃ってスッキリしてる。
フリー86.83、総合147.68。

第3グループが終わった時点で、トップはクリスティーナ・カレイラ / アンソニー・ポノマレンコ(アメリカ)。


●第4グループ
16 Sofia SHEVCHENKO / Igor EREMENKO ソフィア・シェフチェンコ / イゴール・エレメンコ(ロシア)
■SD順位:4,得点:60.95
■楽曲:Heart Cry by Drehz
La Boulange by Yann Tiersen
■プログラム:○
ステップはレベル3。
STw4はバッチリ。回転が速くそろっている。ポジションも美しい。
力強くスピーディーな演技だった。クリエイティブなエレメンツや振付が音楽と調和しているので、印象に残るけど悪目立ちはしない。先輩のステパノワ&ブキンを筆頭に、スヴィニン先生のとこは、このへんのさじ加減が絶妙に上手いんだよな~。
フリー84.90、総合145.85で、総合得点はPB更新。現時点で総合2位。

17 Caroline GREEN / Gordon GREEN キャロライン・グリーン / ゴードン・グリーン(アメリカ)
■SD順位:5,得点:60.86
■楽曲:Polovetsian Dances (from "Prince Igor") by Alexander Borodin
Stranger in Paradise performed by Sarah Brightman
Polovetsian Dances (from "Prince Igor") by Alexander Borodin
■プログラム:△
ステップはレベル3。
STw4は、ファーストで少し離れていたが、セカンド、サードと近づいていった。回転が速くそろっている。最後のコレオリフトに-1を出したジャッジが一人いるが、理由が分からない。わたしの目には全く問題ないように見えたのだが。
スピードとエネルギーがもそっとほしいな~と感じはしたが、彼らの年齢を考えると、申し分ない演技だったと思う。
フリー80.97、総合141.83で、どちらもPB更新。現時点で総合3位。

18 Anastasia SKOPTCOVA / Kirill ALESHIN アナスタシア・スコプツォワ / キリル・アリョーシン(ロシア)
■SD順位:1,得点:66.44
■楽曲:Tango Selection by Gotan Project
■プログラム:△
ステップはレベル3。よく滑っていて、動きがなめらかで大きい。
STw4は二人の距離が近い。
う~ん…いやもうこれは完全にわたしの勝手な嗜好の問題なのだが、いまいちぐっとこないんだよね。滑りは素晴らしいし、動きもキレてるし、音楽とも調和してるのに、プログラムの中で「キャー!! 素敵!!」とエモーショナルにアガるところがないんだよなぁ…。めっちゃ上手いし、高得点が出るのも納得なんだけど。
フリー88.71はSB更新、総合155.15はPB更新。現時点で総合1位。

19 Arina USHAKOVA / Maxim NEKRASOV アリーナ・ウシャコワ / マキシム・ネクラソフ(ロシア)
■SD順位:3,得点:61.29
■楽曲:Be Italian (frm "Nine") performed by Fergie
■プログラム:△
ステップはレベル2。
STw4は回転が超高速で合っているかどうか分からないほど。最後のコレオリフトは何度見てもすごい。何がどうなっているのか、スローで見てもよく分からないんだよね。
リフトと体力が極めて素晴らしい。こんなにスピード出して動きまくってるのに最後まで全然勢いが落ちないんだもんな~。エネルギーがほとばしっている。
フリー85.59、総合146.88。現時点で総合3位。

20 Marjorie LAJOIE / Zachary LAGHA マージョリー・ラジョワ / ザカリー・ラガ(カナダ)
■SD順位:2,得点:62.39
■楽曲:Dream by Imagine Dragons
Nemesis by Benjamin Clementine
■プログラム:○
ステップはレベル2。
最後のコレオツイズルで男性がバランスを崩しかけたように見えたが、GOEはプラス。
スピードに乗ってよく滑っていた。最初から最後までプログラムの流れが途切れず、あらゆる動きが音楽にコネクトしている。
フリー83.83、総合146.22。総合4位に確定。


◆総合順位
左から総合順位、名前、国名、得点、SD順位、FD順位の順に記されている。
1 Anastasia SKOPTCOVA / Kirill ALESHIN RUS 155.15 1 1
2 Christina CARREIRA / Anthony PONOMARENKO USA 147.68 6 2
3 Arina USHAKOVA / Maxim NEKRASOV RUS 146.88 3 3
4 Marjorie LAJOIE / Zachary LAGHA CAN 146.22 2 5
5 Sofia SHEVCHENKO / Igor EREMENKO RUS 145.85 4 4
6 Caroline GREEN / Gordon GREEN USA 141.83 5 7
7 Chloe LEWIS / Logan BYE USA 139.17 8 6
8 Natacha LAGOUGE / Corentin RAHIER FRA 136.75 7 9
9 Maria KAZAKOVA / Georgy REVIYA GEO 133.07 11 8
10 Ria SCHWENDINGER / Valentin WUNDERLICH GER 130.27 10 10
11 Darya POPOVA / Volodymyr BYELIKOV UKR 125.26 9 11
12 Olivia MCISAAC / Elliott GRAHAM CAN 121.17 12 14
13 Chiara CALDERONE / Pietro PAPETTI ITA 120.85 13 13
14 Villö MARTON / Danijil SZEMKO HUN 119.92 15 12
15 Loicia DEMOUGEOT / Theo LE MERCIER FRA 117.60 14 15
16 Yana BUGA / Georgy POKHILYUK AZE 112.55 18 16
17 Shira ICHILOV / Vadim DAVIDOVICH ISR 112.22 17 17
18 Natalie TASCHLEROVA / Filip TASCHLER CZE 110.30 16 18
19 Charise MATTHAEI / Maximilian PFISTERER GER 105.45 20 19
20 Viktoria SEMENJUK / Artur GRUZDEV EST 105.18 19 20


◆来季の出場枠
3枠:ロシア,アメリカ
2枠:カナダ,フランス,ジョージア,ドイツ


◆総評
優勝はスコプツォワ&アリョーシン。ジュニアラストシーズンにてみごと有終の美を飾る。ロシアはシニアも国内での競争が熾烈なので大変だと思うが、頑張ってほしい。

総合2位はカレイラ&ポノマレンコ。SD6位からFD2位&総合2位と、大いに巻き返して見せた。PCSは僅差だが、スコプツォワ&アリョーシンをかわしてトップ。さすが。
来季はジュニアラストシーズン。ジュニアではずば抜けたスケーティングスキルを持っていると思うので、来季もまたジュニアのアイスダンス界を引っ張っていってほしい。

3位のウシャコワ&ネクラソフと4位のラジョワ&ラガ、5位のシェフチェンコ&エレメンコは、総合得点も1点差ないし、FDのPCSも非常に僅差。今のところ同じくらいの評価ということなんだろうな~。さて、来季はどうなるか。

6位のグリーン兄妹は、まだジュニアデビューシーズンだというのに、全てがそつなく上手い。ロシアも後から後からすごいカップルが出てくるが、アメリカもそうだよな~。

9位のカザコワ&レヴィヤは、組んだばかりで、JGPにも出場していなかったのだが、みごと10位以内に入り、2枠確保。二人ともロシア出身だけあって上手だし、相性も良さそうなので、来季が楽しみだ。

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

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