JGPリガ杯2017 3日目 男子FS

JGPリガ杯 リザルト
ラトビアのリガにて開催。男子FSは、現地時間2017年9月9日(土)に行われた。
ライストで、第3グループ以降の演技を見た。特に印象に残った選手の演技について、滑走順に感想を書いている。
名前の日本語表記で、自信がないものには、?を付けている。
プログラムについて、独断と偏見による、◎、○、△、×、?の五段階評価を付けている。つまり、わたしの勝手な好き嫌いの感想にすぎないので、どうぞ悪しからず。五段階評価の内容は下記の通り。

  • ◎:何度でも見たい。

  • ○:よかった。好き。

  • △:悪くない。まずまず。

  • ×:イマイチ。

  • ?:何とも判断が付きかねる。




●第3グループ
15 Yuto KISHINA 木科 雄登(日本)
■SP順位:12,得点:54.93
■楽曲:The Legend of 1900 (soundtrack) by Ennio Morricone
■プログラム:〇
3A<<は両足着氷。スピードが足りない。3Lzにeが。3Lo+3T<で尻もちはついてないけど、転倒扱い。3F<+1Lo<+2SはGOEマイナス。2A+1Tはこらえた。
スピンは全てレベル4。2番目のFCSp4は、回転がゆっくり。ステップはレベル3。軽妙洒脱な動きを堪能。
つなぎでちょっと腕を動かしているだけなのに、めっちゃかっこいいのはなぜなのだろう…。ときめかされてしまう…まだ15歳なのに…(///)。
後半ジャンプに乱れが出て、表現にあまり気が回らなくなってしまったのが残念だった。
フリー111.11、総合166.04。


●第4グループ
16 Isaak DROYSEN イザーク・ドロイセン(ドイツ)
■SP順位:11,得点:55.06
■楽曲:It's A Man's World by James Brown
■プログラム:×
3Sは転倒。他のジャンプにも、着氷の乱れや回転の抜け、回転不足がいくつか見られた。
スピンは全てレベル4。回転が速く、安定している。ステップはレベル3。
スケーティングに伸びがあるので、もっとのびやかに滑れる曲の方がいいんじゃないかなぁ。こういう細かく音を取らなくちゃいけないような、ロックナンバーは、彼向きじゃない気がする。でも、あえての矯正プロなのかもしれないし…。う~む…。
フリー104.95、総合160.01。

17 Maxence COLLET マクサンス・コレ(フランス)
■SP順位:10,得点:56.27
■楽曲:Lili performed by Aaron
■プログラム:△
雰囲気たっぷりにスタート。
3Tは転倒。他のジャンプにも着氷の乱れや回転不足がいくつかあった。
スピンのレベルは3、2、2。ステップはレベル4。
スピンが苦手なのだろうか。SPでもレベル取りこぼしてたもんなぁ。
彼のスケーティングは独特で、何というか、粘りのようなものを感じる。擬音語で表現するなら、ぎゅんぎゅんぎゅい~~ん、みたいな(笑)。
フリー103.96、総合160.23。

18 Kai Xiang CHEW カイシャン・チュウ(マレーシア)
■SP順位:8,得点:59.10
■楽曲:Slow Dancing in the Big City by Bill Conti
■プログラム:△
昨季から継続のプログラム。
3Fはeが。ジャンプに着氷の乱れや回転不足がいくつか見られた。
スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル2。音楽は最高潮に盛り上がっているが、疲れたようで動きが鈍った。
淡々と滑る系のスケーターだったが、そこから少しずつ脱却しつつあるのを感じる。
いや~、ほんと、うまくなったなぁ。スケーティングや動きが別人のようだ。
フリー102.31、総合161.41で、どちらもPB更新。総合得点が20点以上もアップ!!

19 Corey CIRCELLI コーリー・サセリ?(カナダ)
■SP順位:7,得点:59.28
■楽曲:La Boheme by Giacomo Puccini
■プログラム:△
3Fに!がつき、両足着氷。3S<は転倒。他にもジャンプの回転の抜けや着氷の乱れが複数あった。
スピンのレベルは4、3、3。最後のFCCoSp3は、軸がぶれて、GOEマイナス。
彼のふわっとした動きと「ラ・ボエーム」のロマンティックな旋律は、合っていると思う。ただ、後半スタミナ切れで、動きが悪くなってしまったのが残念だった。
フリー96.24、総合155.52。

20 Maxim NAUMOV マキシム・ナウモフ(アメリカ)
■SP順位:9,得点:57.64
■楽曲:Who Wants To Live Forever by Brian May, performed by The Tenors
■プログラム:△
3Aと3Lo<、3F(eがついた)は転倒。他にもいくつかジャンプに着氷の乱れがあった。
スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル3。
ポジションやラインがきれい。姿勢がいいんだろうなぁ。ジャンプで3回転倒してしまったが、表現はなかなか素敵だった。
フリー106.02、総合163.66。

第4グループが終わった時点で、トップは木科 雄登(日本)。


●第5グループ
21 Tomoki HIWATASHI 樋渡 知樹(アメリカ)
■SP順位:5,得点:61.35
■楽曲:Last Of The Mohicans (soundtrack) by Trevor Jones
■プログラム:△
3Lz<+2Tと3Fは、着氷が乱れた。他のジャンプは全てクリーンに着氷。
スピンのレベルは3、4、3。柔軟性の必要なポジションがいくつも見られた。ステップはレベル3。躍動感あふれる動きが素敵☆
新しい彼を見せてくれた。素晴らしかったわ~。
2シーズン前は、3A、きれいに下りてたのに、今はプログラムに組み込まなくなっちゃったんだなぁ。SPでも2Aだったもんなぁ。
フリー128.54、総合189.89。現時点で総合1位。

22 Mitsuki SUMOTO 須本 光希(日本)
■SP順位:4,得点:63.25
■楽曲:Les Miserables by Claude-Michel Schoenberg
■プログラム:〇
振付は、阿部奈々美先生。
3Aはオーバーターン。3Lz+3Tはルッツに!が。他のジャンプは全てGOEプラス。
スピンのレベルは4、3、3。回転がゆっくり。ステップはレベル3。
顔は無表情だけど、表情筋以外の筋肉をすべて使って音楽を表現していた。すごい。すばらしい。
彼のスケーティングの美しさを存分に生かしたプログラム。最高!! プログラムの最後の最後に彼の美麗イーグルを持ってきた奈々美先生と、両手ぶんぶん振り回して握手したい!!
キスクラでは笑顔。その笑顔を演技中にも、ぜひ。あと、スピンも頑張れ。
フリー140.26、総合203.51で、どちらもPB更新。初の200点超え、おめでとう!! 現時点で総合1位。
130.63、195.74

23 Matyas BELOHRADSKY マティアス・ベロフラドスキー(チェコ)
■SP順位:6,得点:60.95
■楽曲:The Pink Panther theme by Henry Mancini
■プログラム:〇
昨季から継続のプログラム。
3T+3T<<は着氷が乱れた。1A<<は転倒した上にノーバリュー。連続ジャンプが2つしか入らず。
スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル3。
背が伸びたためか、コンディション不良のせいか分からないのだが、昨季と比べると、自分の思う通りに体を動かせないのかな~という印象を受けた。いやそれでも十分素敵なのだが、昨季の輝きは、こんなもんじゃなかったからね。
フリー116.37、総合177.32。現時点で総合3位。

24 Ivan PAVLOV イワン・パブロフ(ウクライナ)
■SP順位:1,得点:67.17
■楽曲:Blood Diamond (soundtrack) by James Newton Howard
■プログラム:△
昨季から継続のプログラム。
4Tの予定がダブルになり、両足着氷。3Aの予定がシングルに。後半、3Aを飛ぼうとしたのだろうが、シングルに。3Lz+1Lo+3Sの予定がサードがシングルに。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
終盤のドラマティックなボディームーブメントがよかった。このプログラム、クリーンで滑ったら、すごく素敵なんじゃないかと思うんだけど、なかなか見られず。今季こそは、クリーンな演技、見たいなぁ。
フリー114.46、総合181.63。現時点で総合3位。

25 Makar IGNATOV マカール・イグナトフ(ロシア)
■SP順位:2,得点:64.95
■楽曲:Piano Concerto in F sharp minor, Op. 20 by Alexander Skriabin
■プログラム:?
4Tはこらえた。3Aは素晴らしい。3A<+1Lo+3S<は着氷が乱れた。3F<は両足着氷。2Aha着氷が流れなかった。連続ジャンプが2つしか入らず。
スピンのレベルは3、2、3。ステップはレベル3。
後半、音楽がBGMっぽかった。疲れちゃったんだろうなぁ。滑りこんでいくうちに、表現のほうにも気を配っていけるようになれば。
フリー131.93、総合196.88。現時点で総合2位。

26 Roman SAVOSIN ロマン・サヴォシン(ロシア)
■SP順位:3,得点:63.95
■楽曲:Toccata and Fugue by Johann Sebastian Bach
■プログラム:△
3Lo<と3Lz<(!がついた)は転倒。他にもジャンプで複数、着氷の乱れと回転不足があった。
スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル3。
JGP初戦のブリスベン同様、3Aは組み込まれていなかったが、4T2つ、4S1つと、クワドは3つも跳んでいた。
フリー123.59、総合187.54。総合4位に決定。


◆総合順位
左から総合順位、名前、国名、得点、SP順位、FS順位の順に記されている。
1 Mitsuki SUMOTO JPN 203.51 4 1
2 Makar IGNATOV RUS 196.88 2 2
3 Tomoki HIWATASHI USA 189.89 5 3
4 Roman SAVOSIN RUS 187.54 3 4
5 Ivan PAVLOV UKR 181.63 1 6
6 Matyas BELOHRADSKY CZE 177.32 6 5
7 Yuto KISHINA JPN 166.04 12 7
8 Maxim NAUMOV USA 163.66 9 9
9 Kai Xiang CHEW MAS 161.41 8 13
10 Maxence COLLET FRA 160.23 10 11
11 Isaak DROYSEN GER 160.01 11 10
12 Jaeseok KYEONG KOR 156.82 13 12
13 Nikolaj MAJOROV SWE 156.71 17 8
14 Corey CIRCELLI CAN 155.52 7 14
15 Yakau ZENKO BLR 141.84 15 15
16 Kims Georgs PAVLOVS LAT 138.80 18 16
17 Alexander BOROVOJ HUN 137.49 14 19
18 Mihhail SELEVKO EST 136.54 16 18
19 Nikita MANKO KAZ 132.75 22 17
20 Josh BROWN GBR 132.01 19 20
21 Darian KAPTICH AUS 129.54 20 21
22 Alexander ZLATKOV BUL 128.06 21 23
23 Samuel MCALLISTER IRL 122.31 25 22
24 Evan WRENSCH RSA 113.28 24 24
25 Daniels ROSCIKS LAT 103.92 23 25
26 Igors TATARINOVS LAT 72.75 26 26


◆総評
総合優勝は、須本くん!! JGP初優勝おめでとう!! FSは1位。やはり3Aを安定して下りられるようになったのが大きいなぁ。今季、日本のジュニア男子エースは彼で決まりか!?

2位はイグナトフ。PCSは1位。ロシアの選手にしてはめずらしく、クラシック曲をズンドコなしでフツーに滑っていた(笑)。

3位はトモキくん。SPにもFSにも3Aを組み込んでいないところを見ると、絶好調というわけではなさそうだが、今できることをきちんきちんとやって、2シーズンぶりのJGP表彰台に。表現者として、着実にレベルアップしていて嬉しい。

4位はサヴォシン。2位と4位なので、JGPファイナル進出は厳しそう。終盤、スケートが滑っておらず、「こんなに滑らない人だっけ」と驚いた。本格的に不調なようだ。

木科くんは7位。SP12位から順位を上げられてよかったわ~。SPもFSも素敵なプログラムなので、あとはジャンプさえ決められれば。

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

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