ロンバルディア杯2017 3日目 男子FS

ロンバルディア杯 リザルト
イタリアのベルガモにて開催。男子FSは、現地時間2017年9月16日(土)に行われた。
ライストと動画で、第3グループ中心に演技を見た。特に印象に残った選手の演技について、滑走順に感想を書いている。
名前の日本語表記で、自信がないものには、?を付けている。
プログラムについて、独断と偏見による、◎、○、△、×、?の五段階評価を付けている。つまり、わたしの勝手な好き嫌いの感想にすぎないので、どうぞ悪しからず。五段階評価の内容は下記の通り。

  • ◎:何度でも見たい。

  • ○:よかった。好き。

  • △:悪くない。まずまず。

  • ×:イマイチ。

  • ?:何とも判断が付きかねる。




●第1グループ
2 Adrien TESSON アドリアン・テッソン(フランス)
■SP順位:22,得点:47.22
■プログラム:△
動画
昨季、国内選手権6位。
3A+1Lo+2Sは、ファーストでこらえた。4T<<はお手つき。後半の3Aもお手つき。3Lzは転倒。3Fはeが。他にもジャンプにいくつかミスが出た。
スピンのレベルは4、3、3。CCSp4はトラベリングしたため、GOEマイナス。ステップはレベル3。
彼の音楽表現とボディームーブメントが好きだ。これでもそっとスケーティングが伸びるようになればな~、さらに輝きを増すと思うのだが。
フリー105.59、総合152.81。


●第2グループ
6 Hiroaki SATO 佐藤 洸彬(日本)
■SP順位:17,得点:57.94
■プログラム:△
動画
3A+2Tタノはよかった。4Tは転倒。次の4T<<は着氷が乱れた。後半の3Aはこらえた。3Sは両足着氷。3Loは跳ぶ前にスリップして転倒。
スピンは全てレベル4。GOEでもけっこう加点がもらえてる。ステップはレベル2。
ステップとコレオ、悪くないんだけど、彼ならもっとやれると思う。
3Aと4Tが2本ずつの構成か~。これをコンスタントにクリーンに滑れるようになると、日本代表への道が開けてくる。頑張って!
フリー126.84、総合184.78で、どちらもPB更新。


●第3グループ
12 Andrei LAZUKIN アンドレイ・ラズーキン
■SP順位:9,得点:67.92
■楽曲:仮面舞踏会
■プログラム:△
動画
4Tはお手つき。4T+3Tはよかった。2Aはオーバーターン。次の2Aは着氷が乱れた。3Lz+2A+SEQで、2Aを3回跳んでしまったため、2Aがノーバリュー。3Loと3Sは着氷が乱れた。前半の2つの2Aは、たぶんどちらともトリプルか、どちらか一つトリプルにしたかったんだと思う。
スピンのレベルは3、4、2。ステップはレベル3。
ロシア選手にしては珍しく、クラシックをまっとうな編曲で滑っていた(笑)。でも、この曲に関しては、ズンドコビートとかテクノアレンジとか入れた方が、表現しやすそうではあるのよね。似たようなトーンが続くから、ハイライトを作るのが難しい。
フリー131.50、総合199.42。

15 Sondre ODDVOLL BOE ソンドレ・オドヴォル・ボー(ノルウェー)
■SP順位:12,得点:63.37
■楽曲:Exogenesis Symphony Part 3 by Muse
■プログラム:〇
動画
3Lzはお手つき。3S+3Tは着氷が流れなかった。3F<は転倒。跳ぶ前に独創的な振付を入れていたのだが、そこで少しバランスを崩したいたような。3F+2Tは着氷が乱れた。3Loは着氷が流れなかった。コレオは悪くないと思ったのだが、GOEマイナス。
お気に入りの選手がお気に入りの曲で滑ってくれるという幸福よ☆
終盤、スタミナ切れで、少し足にきていたのかも。彼に合ったプログラムだと思うので、さらに細部をつめていってほしい。
フリー116.86、総合180.23で、総合得点はPB更新。

16 Alexander PETROV アレクサンドル・ペトロフ(ロシア)
■SP順位:8,得点:68.79
■楽曲:Chicago by Frank Sinatra
I'm Gonna Live Till I Die by Frank Sinatra
■プログラム:〇
楽曲
昨季から継続のプログラム。衣装は変えてきた。おっしゃれ~☆ わたしはこの新しい衣装、好きだな~。
4T<<は転倒。3Aと3A+2TタノはOK。3F+1Lo+3S<は尻もちはつかなかったが、転倒扱いに。
スピンのレベルは4、4、3。ステップはレベル3。
軽快で小粋なプログラム。好きだったので、継続してくれて嬉しい。
フリー139.86、総合208.65。

17 Jordan MOELLER ジョーダン・モーラー(アメリカ)
■SP順位:7,得点:70.75
■楽曲:月の光
■プログラム:△
動画
4S<<は転倒。3A+2TはOK。3Lz+1Lo+3S<は転倒。3F<はお手つき。3Lzの予定がダブルに。
スピンのレベルは4、3、2V。最後のCCoSp3Vは、軸がぶれた。ステップはレベル3。
オーケストラ版の「月の光」をまっとうな編曲で滑っていた。彼のソフトなタッチの滑りと相性は悪くないと思うのだが、表現が難しい曲なので、スケーティングやボディームーブメントの、ちょっとした粗が目立ってしまう。
フリー120.98、総合191.73で、総合得点はPB更新。

第3グループが終わった時点で、トップはアレクサンドル・ペトロフ(ロシア)。


●第4グループ
18 Deniss VASILJEVS デニス・ヴァシリエフス(ラトビア)
■SP順位:5,得点:76.17
■プログラム:〇
動画
3A+2Tはよかった。3Aの予定がシングルに。3Lzはバランスを崩した。
スピンとステップは全てレベル4。
マジカルスケーターへの階段を着実に上がっていて、喜ばしい限りである。ジャンプはいくつか乱れがあったが、ステップとコレオは得も言われぬ素晴らしさ。
フリー152.74、総合228.91。現時点で総合1位。

19 Matteo RIZZO マッテオ・リッツォ(イタリア)
■SP順位:6,得点:71.67
■プログラム:〇
1つ目の2Aがシェイキーな着氷だった以外、全てのジャンプがクリーンだった。スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル4。終盤のステップは、演技ではなく素で笑顔全開だった。こんなに幸せそうにすべる彼、見たことない。
終わった後、何か叫んでた。選手もコーチたちも観客も大喜び。
フリー155.35、総合227.02で、どちらもPB更新で、20点以上アップしてる。すごい。現時点で総合2位。リッツォが泣いて喜んでる~。

20 Shoma UNO 宇野 昌磨(日本)
■SP順位:1,得点:104.87
■楽曲:トゥーランドット
■プログラム:◎
動画
今回挑んだジャンプ構成は下記の通り。
4Lo 4S 3A+3T(ここから後半)4F 4T+2T 4T 3A+1Lo+3F 3S
冒頭の4Loの着氷が乱れた以外のジャンプはクリーンに着氷。
スピンのレベルは4、4、3。ステップはレベル4。
音楽から少し遅れてフィニッシュ。
ぜんぶで5クワドで、そのうち後半3クワド。…う~ん、すごい。あと、連続ジャンプがちゃんと3つ入ってほっとした。昨季はずっとハラハラしながら見守ってたからさ~(笑)。
ステップが終わった中盤から男性ボーカルが始まるのだが、その歌声と彼の動きのハマりぐあいがめっちゃ気持ちいい。
フリー214.97、総合319.84で、PBをちょこっとだけ更新。現時点で総合1位。

21 Jason BROWN ジェイソン・ブラウン(アメリカ)
■SP順位:2,得点:83.01
■プログラム:〇
動画
3Aは素晴らしかった。後半の3A+2TもOK。3Lz+1Lo+3S<はGOEマイナス。3Loは着氷が乱れた。
スピンとステップは全てレベル4。
毎度のことながら、音楽との調和がおみごと。後半のコレオでは、彼の美しいスパイラルが堪能できる。
フリー176.87、総合259.88。現時点で総合2位。

22 Brendan KERRY ブレンダン・ケリー(オーストラリア)
■SP順位:3,得点:82.30
■プログラム:
動画
アボリジニっぽい模様が描かれた衣装。
4Tはよかった。3Sと3Aはお手つき。3A+2Tタノはステップアウト。
スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル2。
スケートがよく滑っていた。
スタミナ問題は解決されたか。昨季は、終盤ヘロヘロだったが、今季は大丈夫そう。
リッキーがコーチとしてキスクラに。相変わらずさわやかハンサムだわ~☆
フリー150.75、総合233.05。現時点で総合3位。

23 Alexander MAJOROV アレクサンドル・マヨロフ(スウェーデン)
■SP順位:4,得点:80.85
■楽曲:Man With the Golden Arm (soundtrack) by Elmer Bernstein
From Russia With Love (James Bond soundtrack) by Elmer Bernstein
Peter Gunn Theme by Blues Brothers
■プログラム:△
昨季から継続のプログラム。
4Tは高さがあって良かった。3A+2TはOK。3Lzと3Fの予定がダブルに。他のジャンプにも着氷の乱れが複数見られた。
スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル3。
終盤疲れたかな~。不明瞭な動きになってしまった。
フリー137.93、総合218.78。総合6位に決定。


◆総合順位
左から総合順位、名前、国名、得点、SP順位、FS順位の順に記されている。
1 Shoma UNO JPN 319.84 1 1
2 Jason BROWN USA 259.88 2 2
3 Brendan KERRY AUS 233.05 3 5
4 Deniss VASILJEVS LAT 228.91 5 4
5 Matteo RIZZO ITA 227.02 6 3
6 Alexander MAJOROV SWE 218.78 4 7
7 Alexander PETROV RUS 208.65 8 6
8 Andrei LAZUKIN RUS 199.42 9 8
9 Stephane WALKER SUI 194.49 11 9
10 Jordan MOELLER USA 191.73 7 13
11 Ivan RIGHINI ITA 188.40 13 11
12 Hiroaki SATO JPN 184.78 17 10
13 Maurizio ZANDRON ITA 184.17 14 12
14 Sondre ODDVOLL BOE NOR 180.23 12 14
15 Graham NEWBERRY GBR 179.00 10 15
16 Aleksandr SELEVKO EST 167.58 16 16
17 Valtter VIRTANEN FIN 164.51 18 17
18 James MIN AUS 160.97 15 19
19 Samuel KOPPEL EST 157.23 19 20
20 Adrien TESSON FRA 152.81 22 18
21 Daniil ZURAV EST 145.11 21 21
22 Landry LE MAY FRA 142.87 20 22
23 Tim HUBER SUI 120.70 23 23
WD Matthew SAMUELS RSA


◆総評
昌磨くん、優勝おめでとう!! 4Sの初成功もおめでとう!! シーズン序盤からもう300点超えとは。

総合2位はジェイソン。このクワド全盛期において、クワドなしでも十分戦える彼の偉大さよ。PCSって、クワド跳んでる人の方が高く出る印象があるけれど、5クワド跳んでる昌磨くんと、PCSは僅差。それも納得の素晴らしい演技だった。

3位はブレンダンだよ!! スケーティングと体力の向上により、飛躍のシーズンになりそう☆

4位はヴァシくん。めっちゃステファンっぽい部分もありつつ、もどきじゃなく、彼自身もしっかり感じられるあたり、ほんと非凡だな~と思う。今季も素敵プロを用意してくれているので、今後の進化が楽しみだわ~。

5位はリッツォ!! 地元で良い演技ができて嬉し泣きする姿に、こっちももらい泣きだよ!!(感涙) 彼がほぼクリーンな演技するのを見たのはこれが初めてだった。これからもたくさん見せてほしい。

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

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