FC2ブログ

JGPブリスベン2017 2日目 男子FS

JGPブリスベン リザルト
オーストラリアのブリスベンにて開催。男子FSは、現地時間2017年8月25日(金)に行われた。
ライストで、全員の演技を見た。特に印象に残った選手の演技について、滑走順に感想を書いている。
名前の日本語表記で、自信がないものには、?を付けている。
プログラムについて、独断と偏見による、◎、○、△、×、?の五段階評価を付けている。つまり、わたしの勝手な好き嫌いの感想にすぎないので、どうぞ悪しからず。五段階評価の内容は下記の通り。

  • ◎:何度でも見たい。

  • ○:よかった。好き。

  • △:悪くない。まずまず。

  • ×:イマイチ。

  • ?:何とも判断が付きかねる。




●第1グループ
2 Harrison BAIN ハリソン・ベイン(ニュージーランド)
■SP順位:12,得点:40.48
■楽曲:Romeo and Juliet Love Theme by Henry Mancini
■プログラム:△
音楽トラブルがあって、やり直し。頑張れ。
2回目の3S<で転倒。他のジャンプにも回転不足や着氷の乱れがあった。ジャンプ構成を見るに、トリプルは3Sしか跳べないようだ。
スピンのレベルは4、3、3。ステップはレベルが取れずB。
柔軟性を生かした独創的なポジションのスピンやスパイラルが見られた。
ジャンプを跳ぶ前にスピードが落ちちゃうんだよなぁ。スピードに乗ったまま、跳べるようになるといいのだが。
やわらかな動きはできているので、あとはポジションがビシッと決まると、メリハリがついて、ぐっと締まった演技になりそう。
フリー70.86、総合111.34で、どちらもPB更新。

3 Darian KAPTICH ダリアン・カプティシュ(オーストラリア)
■SP順位:11,得点:49.99
■楽曲:Man In the Mirror by Michael Jackson
■プログラム:△
着氷が乱れたり回転不足になったジャンプがいくつかあった。
スピンのレベルは4、4、3。うち2つがGOEマイナス。ステップはレベル2。
ビートに動きがぴたっとハマってなくて、音楽がちょいBGMかなぁと感じたが、今できることをやり切った演技だったんじゃないかな。本人も嬉しそうだった。
フリー89.24、総合139.23で、どちらもPB更新。

4 Yamato ROWE ヤマト・ロウ(フィリピン)
■SP順位:15,得点:34.93
■楽曲:Exogenesis Symphony Part 3 by Muse
■プログラム:〇
ジャンプ全てが減点されてしまう出来栄えだった上に、3回転倒。
スピンのレベルは4、2V、2。CCoSp2Vは、回転がグダグダに。最後のSSp2は、規定を満たさなかったようで、ノーバリュー。ステップはレベル2。曲想がどんどん激しくなっていくところをよく表現していた。
え…エクソジェネシス!? まっこと失礼ながら、このレベルの選手に、この曲は難しいんじゃないかと思ったのだが、この音楽のキモはきちんとつかんでるな~と感じた。
音楽表現が素敵な選手。ジャンプとスピン、がんばれ。
フリー60.98、総合95.91。
---------------------------------------------------------------------
●第2グループ
6 Taichiro YAMAKUMA 山隈 太一朗(日本)
■SP順位:10,得点:50.05
■楽曲:La La Land (soundtrack) by Justin Hurwitz
■プログラム:△
3A<<は両足着氷。他のジャンプで3回転倒。少し力んで跳んでいるように見えた。
スピンのレベルは4、2、4。ステップはレベル2。
3A両足。33転倒。3.スピン。ステップ。上半身の使い方?腕?粗い。3Lo。力で跳んでないかなぁ。スピン。3転倒。3転倒。3S1と。2A.スピン。
踊り心のある選手だと思うんだけど、だからこそ、あともう一歩感を覚えるのかも。腕や上半身の使い方が雑な気がする。
フリー99.16、総合149.21で、フリーはPB更新。

7 Donovan CARRILLO ドノヴァン・カリーヨ(メキシコ)
■SP順位:9,得点:51.61
■楽曲:Hasta Que Te Conoci by Juan Gabriel, performed by Raul di Blasio
■プログラム:△
3F+3Tでオーバーターン。3Lo+2Loは流れが止まり、3Sは着氷が乱れた。それ以外の要素はGOEプラス。膝くる3Loにはアガッた(笑)。
スピンは全てレベル4。FCCoSp4は、GOE+2がずらりと並んでいる。ステップはレベル3。終盤、少し疲れが見えた。
昨季から続行のプログラム。だけど、振り付けはけっこう変わったんじゃないかな? 昨季のは、ワイン飲むみたいなジェスチャーが入ったり、けっこうキワモノっぽいイメージだったんだけど、今季のは、つなぎが密になって難しくなっただけでなく、まっとうな素敵プロになっていた(笑)。
フリー121.80、総合173.41で、PB更新。

8 Eric SJOBERG エリック・ショーベルグ(アメリカ)
■SP順位:8,得点:53.69
■楽曲:Spartacus by Aram Khatchaturian
■プログラム:〇
前半のジャンプは良い出来栄えだったが、後半、2A+1Lo+3Sでバランスを崩したり、3Lz<の転倒があった。この2つ以外の要素はGOEプラス。
スピンのレベルは4、3、1。ステップはレベル2。最後の要素ということもあり、終盤疲れが見えた。
壮大なクラシックの王道曲を、頑張って表現してたんだけど、最後の方は疲れてアップアップ状態に。でも、彼のスピーディーな滑りとたっかいジャンプが生かされた素敵なプログラムだと思う。ぜひとも滑りこなしてほしい。
フリー116.85、総合170.54。

9 Yuto KISHINA 木科 雄登(日本)
■SP順位:6,得点:59.99
■楽曲:The Legend of 1900 (soundtrack) by Ennio Morricone
■プログラム:〇
映画「海の上のピアニスト」のサントラより。
3A<<は転倒。3Lzは!がついた。3Lo+3Tはバランスを崩した。この3つ以外の要素はGOEプラス。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。表現が難しそうなジャズの部分を使っていて、「ジュニアの選手にこれやらせるか!!」とビックリ☆ 現時点ですでになかなか素敵なので、滑りこんでいったら、どえらいことになりそう。
よく滑っていた。SPのときよりは、無駄な力が入らずに演技できてたんじゃないかなぁ。
彼の演技を見ていると、とにかく「かっこいい」という思いがこんこんとわいてくるんだよね。この若さですでにこのかっこよさ。将来が末恐ろしいわ…(///)。
フリー122.49、総合182.48で、どちらもPB更新。

10 Egor RUKHIN イゴール・ルキン?(ロシア)
■SP順位:7,得点:57.51
■楽曲:Mi Mancherai (from "Il Postino" soundtrack) performed by Josh Groban
■プログラム:△
3Aは転倒。3F+2T+2Tで流れが止まった。それ以外の要素はGOEプラス。
スピンのレベルは4、3、3。ステップはレベル2。多彩な振り付けをよくこなしていた。
エテリ先生の教え子らしく、密度の濃いプログラム。ずっと何かしら動いている。ジャンプの前後も何かしている。そのせいかちょっと忙しない印象を受けるんだけど、シーズン初めにこれだけやれれば十分だよね。素晴らしい。
フリー127.61、総合185.12。


●第3グループ
11 Daniel GRASSL ダニエル・グラッスル(イタリア)
SP順位:5,得点:62.35
楽曲:Music Selection from "Cirque du Soleil" by Benoit Jutras
(バイオの曲名、SPとFS、逆に記載してる…)
プログラム:
3A<と単独の3Lzで転倒。他にも着氷が流れず、減点されたジャンプがいくつかあった。
スピンは全てレベル4。回転が速く独創的なポジション。ステップはレベル2。
彼ってほんと、パフォーマーだなぁ。小芝居プロを生き生きと演じていた。この表現力にエレメンツの正確性とスケーティング力がついてきたら、一気に化けそう。楽しみな選手だ☆
フリー112.58、総合174.93。

12 James MIN ジェームズ・ミン(オーストラリア)
■SP順位:4,得点:62.46
■楽曲:Fifth Element (soundtrack) by Eric Serra
■プログラム:△
3Aはステップアウト。ジャンプで3回転倒があり、2つのジャンプがシングルに。
スピンのレベルは4、3、1V。CCoSp1Vはちょいマイナス。ステップはレベル4。所作が洗練されていて素敵だった。
後半ジャンプのミスが続いてしまったが、それでも笑顔で滑っていて、えらいな~と思った。
おそらく練習では、このジャンプ構成でやれてるんだと思う。本番で成功できれば、大幅なPB更新が見込める。頑張れ。
フリー92.34、総合154.80で、PB更新。

13 Roman SAVOSIN ロマン・サヴォシン(ロシア)
■SP順位:3,得点:68.68
■楽曲:Toccata and Fugue by Johann Sebastian Bach
■プログラム:△
4T+2Tはまずまず。4S<はマイナス。2つ目の4T<<もマイナス。3Aが入らず、他のジャンプにもミスが出て、加点のとれたジャンプは2つだけ。
スピンのレベルは3、4、3。ステップはレベル3。
「トッカータとフーガ」と知って、どんなトンデモ編曲でくるのだろうと身構えていたら、めっちゃまっとうな編曲だった(苦笑)。衣装も白シャツに黒パンツというフツーさよ(笑)。
ただ、まともな編曲だけに、表現が難しそう…。振り付けはなかなか素敵だと思うので、滑りこなせるよう頑張ってほしい。
全体的に動きのキレが今一つだったのは、クワドを3つも組み込んだからなのかなぁ…。
フリー127.52、総合196.20。総合得点のPB、222.37と比べると、だいぶ低いんだけど、本人もコーチもしゃーないなーという表情。

14 Alexei KRASNOZHON アレクセイ・クラスノジョン(アメリカ)
■SP順位:1,得点:75.04
■楽曲:Nelle tue mani by Hans Zimmer, performed by Lisa Gerrard, Andrea Boccelli
■プログラム:〇
おお、昔の貴族みたいな衣装が似合っててかっこいい~☆
4Lo<は転倒。2つ目の3Aで少しぐらついた。2回目の3Lzでも転倒してしまい、連続ジャンプが3つ入らなかった。その3つ以外の要素はGOEプラス。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。終盤少し疲れたか。
ダイナミックな曲想をよく表現していた。情感あふれる演技にときめいたよ☆ 昨季は勢いがあった分、粗っぽさも感じたのだが、今季はだいぶ洗練されて、表現者として目覚めたな~という感じ。スケーティングも良くなったと思う。
フリー134.33、総合209.37。

15 Joseph PHAN ジョセフ・ファン(カナダ)
■SP順位:2,得点:69.30
■楽曲:The Godfather
■プログラム:△
4T<と単独3Lzで転倒。他のジャンプも着氷が乱れたり、シングルになったりで、多くがGOEマイナス。
スピンのレベルは3、4、3。ステップはレベル3。
最後までよく滑っていたのだが、ジャンプが…ジャンプが~~…(涙)。
フリー114.37、総合183.67。


◆総合順位
男子シングルの総合順位は下記のとおり。総合順位、名前、国名、得点、SP順位、FS順位の順に記されている。
1 Alexei KRASNOZHON USA 209.37 1 1
2 Roman SAVOSIN RUS 196.20 3 3
3 Egor RUKHIN RUS 185.12 7 2
4 Joseph PHAN CAN 183.67 2 7
5 Yuto KISHINA JPN 182.48 6 4
6 Daniel GRASSL ITA 174.93 5 8
7 Donovan CARRILLO MEX 173.41 9 5
8 Eric SJOBERG USA 170.54 8 6
9 James MIN AUS 154.80 4 10
10 Taichiro YAMAKUMA JPN 149.21 10 9
11 Darian KAPTICH AUS 139.23 11 11
12 Harrison BAIN NZL 111.34 12 12
13 Giuseppe TRIULCIO AUS 106.96 13 13
14 Pagiel Yie Ken SNG SGP 103.75 14 14
15 Yamato ROWE PHI 95.91 15 15


◆総評
表彰式で、カンガルーのぬいぐるみが贈られていた。さすがオーストラリア☆(笑)

優勝は、予想通りクラスノ。おめでとう!! とっても素敵なスケーターに成長中で嬉しい。

2位はサヴォシン。でも何だか調子が良くなさげで心配である。JGP2戦目に派遣されるだろうから、次は好調になってるといいなぁ。

3位はSP7位からジャンプアップしたイゴールくん。上位陣にミスが相次いだとはいえ、ジュニア男子がJGPデビューで初表彰台とはすごいわ~。

4位のファンくんは…初表彰台のチャンスだったのになぁ…(泣) 彼の大きな滑りが好きで応援していたので残念であった…(ため息)。でもPCSは、クラスノに次いで2位と、高評価なので、ジャンプさえ決まれば。

5位の木科くんは、3Aの成功まであと少し。3Aがコンスタントに成功するようになれば、JGPのメダル獲得も間近なのではなかろうか。

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR