JGPバルティック杯2017 1日目 男子SP

JGPバルティック杯2017 リザルト
ポーランドのグダニスクにて開催。男子SPは、現地時間2017年10月5日(木)に行われた。
動画で気になる選手の演技を見た。特に印象に残った演技について、滑走順に感想を書いている。
名前の日本語表記で自信がないものには、?を付けている。
プログラムについて、独断と偏見による、◎、○、△、×、?の五段階評価を付けている。つまり、わたしの勝手な好き嫌いの感想にすぎないので、どうぞ悪しからず。五段階評価の内容は下記の通り。

  • ◎:何度でも見たい。

  • ○:よかった。好き。

  • △:悪くない。まずまず。

  • ×:イマイチ。

  • ?:何とも判断が付きかねる。




●第1グループ
2 Alexey EROKHOV アレクセイ・エロホフ(ロシア)
■楽曲:Lighthouse by Patrick Watson
■プログラム:〇
昨季、JGP横浜3位、ジュニアの国内選手権5位。今季、JGPミンスク杯優勝。
3Aは軽々と。3F+3TはOK。3Lzは直前に様々なムーブメント及びステップを入れていた。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
表現の難しい、繊細な曲想をみごとに表現していた。すばらしい。
78.83でPB更新。


●第2グループ
6 Mark GORODNITSKY マーク・ゴロドニツスキー(イスラエル)
■楽曲:Diego, libre dans sa tete by Michel Berger, performed by Johnny Hallyday Band
■プログラム:△
昨季、ユーロ30位、世界ジュニア22位。今季、JGPオーストリア杯5位。
2Aはよかった。3F+3Tは、着氷が乱れた。3Lzは!がついた。着氷はクリーンだったと思うが、GOEマイナス。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
力強く、よくコントロールされた演技だった。スピンのポジションがきっちり決まっていて気持ちいい。
56.96。

10 Luc ECONOMIDES リュック・エコノミード(フランス)
■楽曲:Send In the Clowns performed by Barbara Streisand
■プログラム:〇
昨季、国内選手権5位、世界ジュニア30位。今季、JGPオーストリア杯2位。アモディオ振付。
何度見ても謎衣装である。
3Aはお手つき。3F+3Tはこらえた。3Lzはよかった。
スピンとステップは全てレベル3。ステップシークエンスの、緩急のついた動きがとっても魅力的。思わず引き込まれてしまう。
71.04でPB更新。


●第3グループ
11 Matteo RIZZO マッテオ・リッツォ(イタリア)
■楽曲:Torno A Surriento by Il Volo
■プログラム:〇
昨季、国内選手権2位、世界ジュニア11位、ワールド30位。今季、ネーベルホルン杯4位でオリンピックの出場枠をみごと獲得! …からまだ1週間もたってないのだが、大丈夫か。疲れてないか。
3Aはまずまず。3F+3TはOK。3Lzはステップからただちに跳んでいないように見えたが、-2から+1まで、ジャッジの判断も分かれている。
スピンは全てレベル4。CCSp4がちょいGOEマイナスになっているのはなぜなのか。特に問題があるようには見えなかったのだが。ステップはレベル3。
よく滑っており、連戦の疲れは大丈夫そう。体を立体的に大きく動かして、男性ボーカルの朗々とした歌声をみごとに表現していた。彼の体自身が歌っているかのようだった。
74.51でSB更新。PBとほぼ同じ得点が出た。

12 Jiri BELOHRADSKY イジー・ベロフラドスキー(チェコ)
■楽曲:Sarabande Suite performed by Globus
■プログラム:〇
昨季、国内選手権優勝、ユーロ20位。今季、JGPミンスク杯6位。
3F+3Tの予定が、セカンドがダブルに。2Aと3LzはOK。
スピンのレベルは2、4、4。ステップはレベル3。激しい曲想を情熱的に表現できており、かっこよかった。
61.13。

14 Camden PULKINEN カムデン・プルキネン(アメリカ)
■楽曲:Fix You by Coldplay
■プログラム:〇
昨季、JGPタリン杯9位、全米ジュニア2位。今季、JGPオーストリア杯優勝。
3Aはすばらしい。3F+3Tは転倒。3Lzはステップアウト。
スピンとステップは全てレベル3。2番目のCCoSp3は、軸がブレブレでGOEマイナス。他のスピンも「ああ…苦手なんだね…」と分かる出来栄えであった。アメリカの選手でこうも明らかにスピンが苦手な人、初めて見たよ(汗)。
ジャンプのミスはあったものの、ボディームーブメントと音楽表現がすばらしく、特にステップシークエンスでは「ギャー!! 素敵!!」と大声で叫びまくりたくなった。…スピン頑張れ。ほんと頑張れ。
68.52でPB更新。

15 Dinh TRAN ディン・トラン?(アメリカ)
■楽曲:(バイオに未掲載)
■プログラム:△
3F+3Tはまずまず。3Lzはこらえた。2Aはまずまず。
スピンのレベルはB、4、3。ステップはレベル3。
ポジションやラインがきれい。アメリカの選手らしく、基本がしっかりしている印象を受けた。
60.53。


●第4グループ
17 Yan HAO ヤン・ハオ(中国)
■楽曲:Mia and Sebastian's Theme: A Lovely Night
■プログラム:〇
今季、JGPクロアチア杯8位。2週連続、お疲れ様です。
2Aは跳ぶ前の構えが少し長かったので、トリプルを跳ぶのかと思った。3T+3Tは着氷が流れなかった。3LzはOK。
スピンのレベルは4、4、3。ステップはレベル3。小粋でおしゃれな振付を自然にスムーズに演じていた。
ジャッジ席の真ん前でアピールポーズでフィニッシュ。それに対し、すぐ前にいたジャッジかレフェリーがうなずいてみせた。こういうやりとり、いいなぁ☆
前回のSPでぎこちなかったのは何だったんだろう。初めてのJGPで緊張してたんだろうか。
「ラ・ラ・ランド」のサントラを使ったプログラムの中で、今のところ一番好きな編曲&振付かも。
65.64でPB更新。

18 Kai Xiang CHEW カイシャン・チュウ(マレーシア)
■楽曲:Orange Coloured Sky perfomed by Michael Buble
■プログラム:△
昨季、四大陸23位、世界ジュニア42位。今季、JGPリガ杯9位。
3Lo+3Loは構えが長く、オーバーターン。なっが~いイーグルからの2Aはクリーンに着氷。3Lzはステップから直ちに跳んでいなかったように見えた。GOE 0.00。
スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル2。
スピンの回転がもそっと速くなるといいな~とか、動きにもそっとキレがほしいな~とか、いろいろ要望は浮かぶけど、昨季と比べたら、別人のようにうまくなっている。
61.81でPB更新。カイシャンももちろん喜んでるけど、特にコーチが感極まってる感じ☆

20 Koshiro SHIMADA 島田 高志郎(日本)
■楽曲:Rooftop (from "Pina" soundtrack) by Jun Miyake
Lillies of the Valley (from "Pina" soundtrack) by Jun Miyake
All Names (from "Pina" soundtrack) by Jun Miyake
■プログラム:△
昨季、JGPジェルヴェ3位、全日本ジュニア2位、全日本7位、世界ジュニア14位。今季、JGPクロアチア杯5位。2週連続、お疲れ様です。コーチ&振付はステファン・ランビエール。
2AはOK。3F+3Tはフリップにeが付き、GOEマイナス。3Lzはステップから直ちに跳んでいなかったからか、GOEマイナス。
スピンは全てレベル3。FSSp3は、「あれ? 変だな?」という箇所があり、GOEマイナス。ステップはレベル2。
大きなミスは見た目なかったんだけど、エッジエラーが取られたりレベルの取りこぼしがあったりで、得点が伸びず。でも、ちょっとした目線や手指の動きに、ハッと目を引くものがあった。
59.47。お、キスクラにステファンがいない。

22 Conrad ORZEL コンラッド・オーゾル(カナダ)
■楽曲:Secrets by One Republic
Beethoven's Five Secrets by The Piano Guys
■プログラム:〇
昨季、JGPシュベルター2位、ジュニアの国内選手権2位、世界ジュニア13位。今季、オーストリア杯7位。
3Aは転倒。3F+3TはOK。3Lzはステップから直ちに跳んでいなかったからか、GOEマイナス。
スピンのレベルは3、4、4。FSSp3は、勢いがコントロールできておらず、崩壊するんじゃないかとヒヤヒヤした。最後のCCoSp4は、回転が速く安定していた。ステップはレベル3。フリーレッグがぴしっと伸びるようになるといいなぁ。
ジャンプして両足の内側を付ける動作がいくつか入っていて、印象的だった。お気に入りのプログラムなので、ぜひともモノにしてほしい。
61.07でSB更新。


●第5グループ
23 Ivan SHMURATKO イワン・シュムラトコ(ウクライナ)
■楽曲:Domani performed by Andrea Boccelli
■プログラム:〇
昨季、国内選手権3位。今季、オーストリア杯15位。
3F+3Tは!がつき、GOEマイナス。3Lzはお手つき。直前のステップが足りないように感じた。2Aはまずまず。
スピンは全てレベル4。2番目のCCSp4は、膝くるくるからの入りで、スムーズだった。ステップはレベル3。
ボディームーブメントが優雅でゆったりとして美しかった。
60.30でPB更新。

25 Igor EFIMCHUK イーゴル・エフィンチュク(ロシア)
■楽曲:Anna Karenina (soundtrack) by Dario Marianelli
■プログラム:△
昨季、ジュニアの国内選手権3位。今季、JGPミンスク杯3位。
3Lo+3TはOK。3A<は転倒。3LzはOK。
スピンは全てレベル4。2番目のCCSp4は、回転がゆっくりになってしまった。ステップはレベル3。
身のこなしがきれい。メリハリのある表現ができていたと思う。
66.48。

26 Sunghoon PARK スンフン・パク?(韓国)
■楽曲:Your Song (from "Moulin Rouge" soundtrack)
■プログラム:△
昨季、JGPタリン杯15位、国内選手権7位。
2Fは着氷が乱れた。多分3F+3Tの予定だったと思う。2Aと3LzはOK。
スピンとステップは全てレベル3。
音楽から少し遅れてのフィニッシュ。
ステップシークエンスの動きが端正で素敵だった。ポジションとラインがきれい。
50.34。


◆SP順位
左から順位、名前、国名、得点の順に記されている。
1 Alexey EROKHOV RUS 78.83
2 Matteo RIZZO ITA 74.51
3 Luc ECONOMIDES FRA 71.04
4 Camden PULKINEN USA 68.52
5 Igor EFIMCHUK RUS 66.48
6 Yan HAO CHN 65.64
7 Kai Xiang CHEW MAS 61.81
8 Jiri BELOHRADSKY CZE 61.13
9 Conrad ORZEL CAN 61.07
10 Dinh TRAN USA 60.53
11 Ivan SHMURATKO UKR 60.30
12 Koshiro SHIMADA JPN 59.47
13 Mark GORODNITSKY ISR 56.96
14 Larry LOUPOLOVER AZE 55.59
15 Aleksandr SELEVKO EST 54.95
16 Kims Georgs PAVLOVS LAT 51.84
17 Sunghoon PARK KOR 50.34
18 Nurullah SAHAKA SUI 50.05
19 Denis GURDZHI GER 49.78
20 Ryszard GURTLER POL 49.23
21 Alexander BOROVOJ HUN 48.20
22 Erik MATYSIAK POL 46.88
23 Artur PANIKHIN KAZ 42.22
24 Jakub KRSNAK SVK 37.85
25 Alp Eren OZKAN TUR 36.95
26 Mikalai KAZLOU BLR 35.49
27 Milosz WITKOWSKI POL 33.63
28 Nikhil PINGLE IND 21.91


◆総評
SP1位はエロホフ。繊細な音楽表現が本当に素敵でうっとりさせられる。TESもPCSもトップだが、特にPCSは頭一つ抜けた感がある。

2位はリッツォ。今季、真に覚醒したんだな! 嬉しいぞ~☆

3位はエコノミード。音楽表現が独創的で素晴らしいし、3Aも跳べるけど、レベルを取りこぼしたりと、エレメンツ的に隙のある感じが、まさにフランス男子!! という感じ(笑)。

高志郎くんは12位。やはり怪我の影響があるんだな~というのを感じさせる演技だった。健康体であれば、きっと素敵なプログラムに違いないということが伝わってくるだけにもどかしい。一日も早く治りますように!!(祈念)

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

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