JGPエーニャ/ノイマルクト2017 3日目 男子FS

JGPエーニャ/ノイマルクト2017 リザルト
イタリアのボルツァーノにて開催。男子SPは、現地時間2017年10月14日(土)に行われた。
動画で第4グループ以降の演技を中心に見た。特に印象に残った選手の演技について、滑走順に感想を書いている。
名前の日本語表記で、自信がないものには、?を付けている。
プログラムについて、独断と偏見による、◎、○、△、×、?の五段階評価を付けている。つまり、わたしの勝手な好き嫌いの感想にすぎないので、どうぞ悪しからず。五段階評価の内容は下記の通り。

  • ◎:何度でも見たい。

  • ○:よかった。好き。

  • △:悪くない。まずまず。

  • ×:イマイチ。

  • ?:何とも判断が付きかねる。




●第4グループ
19 Egor MURASHOV エゴール?・ムラショフ(ロシア)
■SP順位:7,得点:65.54
■楽曲:Sir Duke performed by Stevie Wonder
Lately performed by Stevie Wonder
■プログラム:△
3Aはお手つき。3Fと3Loは転倒。他にも着氷の乱れたジャンプがいくつか見られた。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
演技後、疲労困憊のようだった。
独創的でコミカルな振付を表情豊かに演じていたが、転倒2回のせいか、後半バテて、おもしろ風味が薄れてしまったのが残念だった。
フリー115.81、総合181.35。

20 Adam SIAO HIM FA FRA アダム・シャオイムファ(フランス)
■SP順位:9,得点:59.96
■楽曲:Iron Sky by Paolo Nutini arranged by Maxime Rodriguez
■プログラム:△
4Tは転倒。他にも回転が抜けたり、着氷が乱れたりするジャンプがいくつかあった。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
演技後、疲労困憊のようだった。
変化の少ない単調な音楽なので、表現が難しそう。体を大きく動かして抑揚をつけようとはしてるんだけど、まだちょっと単調な印象が強いかな~。
フリー121.06、総合181.02。

21 Daniel GRASSL ダニエル・グラッスル(イタリア)
■SP順位:8,得点:61.92
■楽曲:Music Selection from "Cirque du Soleil" by Benoit Jutras
■プログラム:△
ブノワ・リショー振付。
3Aは両足着氷。3F+1Lo<+3SはGOEマイナス。
スピンは全てレベル4。独創的なポジションが多く見られた。ステップはレベル3。
小芝居プロを楽しく明るく演じていた。「スケーティングがもそっと伸びるといいな~」とか、「体をもそっと立体的に動かせるといいな~」とか思うところはあるけれど、今できることはきっちりやりきれたのではなかろうか。
フリー126.12、総合188.04で、どちらもPB更新。選手もコーチもブノワさんも笑顔☆ 地元で良い演技ができてよかったね!

第4グループが終わった時点で、トップはダニエル・グラッスル(イタリア)。


●第5グループ
22 Andrew TORGASHEV アンドリュー・トルガシェフ(アメリカ)
■SP順位:4,得点:69.03
■楽曲:El Tango de Roxanne ("Moulin Rouge" soundtrack)
■プログラム:〇
4Tは転倒。3Lzはお手つき。3F+1Lo+3Sはステップアウト。
スピンとステップは全てレベル4。
ドラマティックな表現が得意な選手なので、「高嶺の花に恋して、嫉妬で胸を焦がす若者」なんて、めっちゃハマり役だと思うのだが、ジャンプがなぁ…。GOEで減点されるほどではなくても、きれいに流れる着氷のジャンプが少なかった。3Aもまだプログラムに組み込めないようだし…。スケーティングと音楽表現は天下一品なだけに、もどかしい。
フリー136.53、総合205.56。現時点で総合1位。

23 Ivan PAVLOV UKR イワン・パブロフ(ウクライナ)
■SP順位:5,得点:66.71
■楽曲:Blood Diamond (soundtrack) by James Newton Howard
■プログラム:△
昨季から継続のプログラム。
4T<はこらえた。3Aは転倒。2回目の3Aは着氷が乱れ、連続ジャンプにできず。他にも回転不足が取られたり、着氷が乱れたりするジャンプがいくつかあった。
スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル3。
ジャンプのミスが多く出てしまい、表現が薄くなってしまった印象を受けた。
フリー122.24でSB更新、総合188.95。現時点で総合2位。

24 Tatsuya TSUBOI 壷井 達也(日本)
■SP順位:6,得点:65.98
■楽曲:Rurouni Kenshin by Nasoki Sato
■プログラム:△
3A<<は転倒。他のジャンプは全てクリーンに着氷。前回eがついた3Fも、今回は大丈夫。
スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル3。打楽器の音が多用されているので、もっと力強さとシャープさがほしい。
3A以外のジャンプの安定感が素晴らしい。あと、伸びる伸び~るスケーティングが気持ちいい。
フリー132.46、総合198.44で、どちらもPB更新。現時点で総合2位。

25 Vladimir SAMOILOV ウラジミール・サモイロフ(ロシア)
■SP順位:1,得点:77.65
■楽曲:Caruso performed by Julio Iglesias
■プログラム:△
帯同してないけど、コーチはプルさん。
4Sの予定がダブルに。4S+3TはOK。3Aはステップアウト。3Fは転倒。3Sは着氷が乱れた。
スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル4。
音楽に遅れてフィニッシュ。時間オーバーしてないか。
よく滑るし、成功したジャンプは質が高いし、4Sも3Aも跳べるし、スピンでもレベル&加点とれるし…と、穴がない選手。強いて言うなら表現がまだちょっと淡白かなぁ。でもま、それはこれからどんどん良くなっていくだろう。
フリー134.09、総合211.74で、どちらもPB更新。現時点で総合1位。時間超過はなかった。

26 Tomoki HIWATASHI USA 樋渡 知樹(アメリカ)
■SP順位:3,得点:73.28
■楽曲:Last Of The Mohicans (soundtrack) by Trevor Jones
■プログラム:△
4T<はステップアウト。3Aはお手つき&ステップアウト。3Lz+1Lo<+3Fはサードでお手つき。連続ジャンプが1つしか入らなかったのはなぜなのか。きれいに下りてたジャンプも複数あったのに。
スピンとステップは全てレベル4。ステップシークエンスの終盤、スタンブルがあったが、GOEプラス。
彼の柔軟性とバネの強さを生かした、多彩な動きが盛り込まれているのだが、今はまだちょっと浮いた感じがあるんだよね。それがプログラムの流れに完全に溶け込んだら、化けそうな気がする。
フリー133.00はSB更新、総合206.28。現時点で総合2位。

27 Matteo RIZZO マッテオ・リッツォ(イタリア)
■SP順位:2,得点:77.24
■楽曲:Come Together by The Beatles
Let It Be performed by Air With Air Rising
Help! by The Beatles
■プログラム:◎
2つの3Aを含め、すべてのジャンプをクリーンに着氷。3F+1Lo+2Sのサードはトリプルの予定だったか。
スピンとステップは全てレベル4。
多幸感あふれる演技で、すっっっばらしかった。中盤の「Let It Be」はしみじみ泣けるし、終盤の「Help!」は溌溂と楽しそうに幸せそうに滑っていた。先週のバルティック杯ではFSで失速したので心配してたんだけど、まったくの杞憂でしたな。
フリー151.94、総合229.18で、総合得点はPB更新。総合1位に決定。選手もコーチたちも大喜び☆


◆総合順位
左から総合順位、名前、国名、得点、SP順位、FS順位の順に記されている。
1 Matteo RIZZO ITA 229.18 2 1
2 Vladimir SAMOILOV RUS 211.74 1 3
3 Tomoki HIWATASHI USA 206.28 3 4
4 Andrew TORGASHEV USA 205.56 4 2
5 Tatsuya TSUBOI JPN 198.44 6 5
6 Ivan PAVLOV UKR 188.95 5 7
7 Daniel GRASSL ITA 188.04 8 6
8 Egor MURASHOV RUS 181.35 7 10
9 Adam SIAO HIM FA FRA 181.02 9 9
10 Sihyeong LEE KOR 176.16 11 8
11 Gabriel FOLKESSON SWE 157.61 14 11
12 Eric LIU CAN 157.57 13 12
13 Maxence COLLET FRA 157.41 12 13
14 Jan KURNIK CZE 155.30 10 16
15 Aleksandr SELEVKO EST 151.95 18 14
16 Young Hyun CHA KOR 151.36 15 15
17 Luc MAIERHOFER AUT 142.91 16 18
18 Luke DIGBY GBR 136.26 21 17
19 Marco ZANDRON ITA 134.67 19 20
20 Davide LEWTON BRAIN MON 131.66 17 22
21 Tomas Llorenc GUARINO SABATE SUI 130.70 20 21
22 Alexander ZLATKOV BUL 129.22 25 19
23 Kai JAGODA GER 118.73 23 23
24 Samuel MCALLISTER IRL 114.15 24 24
25 Brian LEE NZL 107.94 26 25
26 Evan WRENSCH RSA 101.84 22 27
27 Mauro CALCAGNO ARG 99.59 27 26


◆総評
優勝はリッツォ。ジュニア最後のシーズン、最後のJGPで、しかも地元イタリアで優勝という、最高の締めくくり!! 本当におめでとう!! 今季はロンバルディア杯といい、本大会といい、地元でいい演技が続いているので、国内選手権もいけるんじゃない!? ここ3シーズン、2位が続いてたけど、初優勝できるんじゃない!?

総合2位はサモイロフ。これだけの実力の持ち主がJGPに1戦しか派遣されないあたり、フィギュア大国ロシアの層の厚さを物語っている。総合力の高い選手なので、これからの成長が楽しみだ。

3位はトモキくん。JGP連続表彰台おめでとう☆ ジャンプに復調の兆しがみられるし、SPもFSも将来性が見込めるプログラム。全米が本当に楽しみだ。

4位はトルガシェフ。2位&4位でJGPファイナル初進出決定、おめでとう!! ジャンプの不調が心配だが、彼の滑りは大好きなので、ファイナルでも演技が見られるのはとっても嬉しい。

5位は壷井くん。200点超えまであと少し。試合を経るごとにぐんぐん成長している感があるので、全日本ジュニアが待ち遠しい。表彰台も十分あり得るよね!


◆ファイナル進出者

JGP 2017 / 2018 Junior Men FINAL RESULTS

1 Alexey EROKHOV アレクセイ・エロホフ(ロシア)
2 Alexei KRASNOZHON アレクセイ・クラスノジョン(アメリカ)
3 Camden PULKINEN カムデン・プルキネン(アメリカ)
4 Mitsuki SUMOTO 須本 光希(日本)
5 Makar IGNATOV マカール・イグナトフ(ロシア)
6 Andrew TORGASHEV アンドリュー・トルガシェフ(アメリカ)

アメリカVSロシア+日本って感じですかね。須本くんは、全日本ジュニア→ファイナル→全日本と、スケジュールが立て込んでいて大変だと思うけど、きっと得難い経験になるはずだから、頑張ってほしい。日本男子がファイナルに出場できて、ほんと嬉しい☆ 昨季は一人もいなくて、さみしかったんだよねぇ。

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

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