GPロステレコム杯2017 1日目 男子SP

GPロステレコム杯2017 リザルト
ロシアのモスクワにて開催。男子SPは、現地時間2017年10月20日(金)に行われた。
ライストと動画、テレビ放送で全員の演技を見た。滑走順に感想を書いている。テレ朝の解説は織田信成さん、実況は進藤潤耶アナ。
名前の日本語表記で自信がないものには、?を付けている。
プログラムについて、独断と偏見による、◎、○、△、×、?の五段階評価を付けている。つまり、わたしの勝手な好き嫌いの感想にすぎないので、どうぞ悪しからず。五段階評価の内容は下記の通り。

  • ◎:何度でも見たい。

  • ○:よかった。好き。

  • △:悪くない。まずまず。

  • ×:イマイチ。

  • ?:何とも判断が付きかねる。




●第1グループ
1 Andrei LAZUKIN アンドレイ・ラズーキン(ロシア)
■楽曲:Malaguena (from "Once Upon a Time in Mexico" soundtrack)
■プログラム:△
昨季、国内選手権4位。
4T+2TはOK。セカンドはトリプルの予定だったと思う。3Aと3Fもクリーンに着氷。
スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル3。
ロンバルディア杯のときより断然仕上がっていた。体を大きく動かして、曲想を力強く表現できていたと思う。
78.54でSB更新。

2 Moris KVITELASHVILI モリス・クヴィテラシヴィリ(ジョージア)
■楽曲:Feeling Good performed by Michael Buble
■プログラム:△
昨季、ユーロ6位、ワールド13位。2015/16シーズンまでロシア代表だった。両親がジョージア出身。コーチはエテリ先生。
3Aと4S+2TはOK。4Tは転倒。
スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル4。
「フィーリングッド」のジャージーな感じをよく表現していたと思う。
80.67でPB更新。

3 Denis TEN デニス・テン(カザフスタン)
■楽曲:Tu Sei by Vittorio Grigolo
■プログラム:○
昨季、GPフランス2位、ワールド16位。
8月上旬に右足首を怪我して、まだ痛むらしい。大丈夫かしら。
4S<は着氷が乱れた。4T<<と3Aは転倒。
スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル4。音楽の中を揺蕩っているみたい。スピン。
ジャンプはまだ厳しそうだけど、スケーティングは相変わらず素晴らしい。特にステップシークエンスは、「はわわわ~ん☆☆ ほわわわ~ん☆☆」とうっとりさせられた。
69.00。

4 Nam NGUYEN ナム・ニューエン(カナダ)
■楽曲:Somewhere Over The Rainbow by Joseph William Morgan
■プログラム:△
昨季、国内選手権3位、四大陸8位。デイヴィッド・ウィルソン振付。
4S+3Tはセカンドの回転あやしいなぁと思ったけど大丈夫。4Tは転倒。3Aはスピまずまず。
スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル3。
すごーく不思議な編曲の「虹の彼方に」だった。これを聴いて「虹の彼方に」だとすぐに分かる人、少ないんじゃなかろうか。でも、ナムくんは、音をよくとらえて素敵に表現していたと思う。
80.74。

5 Grant HOCHSTEIN グラント・ホクスタイン(アメリカ)
■楽曲:Your Song (Moulin Rouge soundtrack)
■プログラム:△
昨季、全米4位、四大陸9位。
4Tは転倒。3Aはすぐに足をついてしまった。3Lz+2Tはルッツにeが。
スピンのレベルは2、4、4。ステップはレベル2。
ジャンプのミスは出たものの、清々しい演技だった。彼にぴったりの選曲なので、ぜひともクリーンな演技を見せてほしい。
67.56。

6 Misha GE ミーシャ・ジー(ウズベキスタン)
■楽曲:Ave Maria
■プログラム:○
昨季、四大陸7位、ワールド12位。
3Aはまずまず。3Lz+3Tと3Fはよかった。
スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル4。体ぜんぶを使って、曲想を表現していた。緩急のつけ方がおみごと。
エモーショナルでドラマティックな演技。ミーシャ・オン・アイスでござった。
85.02でPB更新。


●第2グループ
7 Deniss VASILJEVS デニス・ヴァシリエフス(ラトビア)
■楽曲:Recondita Armonia by Giacomo Puccini
■プログラム:○
昨季、国内選手権二連覇、ユーロ7位、ワールド14位。コーチはステファン。
楽曲は、オペラ「トスカ」より、「妙なる調和」。
3Lz+3Tはよかった。3Aは少しぐらついたためか、GOEマイナス。3Fはよかった。
スピンのレベルは3、3V、4。ステップはレベル4。男性ボーカルの朗々たる歌声をみごとに表現していた。
ステップシークエンスが終わった後、入るクリムキンイーグルが、ボーカルの伸びとぴったり合っていて、非常に心地よい。
キスクラでステファンが連続投げキッスしてる…(///)。
82.44でPB更新。

8 Dmitri ALIEV ドミトリー・アリエフ(ロシア)
■楽曲:Masquerade Waltz by Aram Khatchaturian
■プログラム:△
昨季、JGPファイナル優勝、ジュニアの国内選手権二連覇、世界ジュニア2位。今季、シニアデビュー。
軍服衣装がかっこいい。
3Lz+3TはOK。ファーストはクワドの予定だった。4Tはとってもきれい。お手本のように、ステップから直ちに跳んでいた。3Aはまずまず。
スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル4。
うおー、いつの間にこんなにあっさり4Tを跳べるように!? 力強い滑りで、シニア1年目とは思えないほど大人びていた。
88.77でPB更新。

9 Daniel SAMOHIN ダニエル・サモヒン(イスラエル)
■楽曲:It's a Man's World performed by Seal
■プログラム:?
昨季、世界ジュニア6位、ユーロ33位。
うわ、今季もまた奇抜な衣装だな(笑)。白黒で、上腕部や顔のシルエットが描かれている。冒頭、音響トラブルでやり直し。
4Sはお手つき&ステップアウト。3Aはステップアウト。2Tは連続ジャンプにならず、GOEマイナス。
スピンのレベルは4V、2、3。最初のCCoSp4Vは、軸がぶれ、GOEマイナス。ステップはレベル2。スタンブルがあった。
ジャンプはともかく、スピンやステップでもミスが出るなんて。怪我をしているんだろうか。
62.02。

10 Nathan CHEN ネイサン・チェン(アメリカ)
■楽曲:Nemesis by Benjamin Clementine
■プログラム:○
昨季、GPファイナル2位、全米優勝、四大陸優勝、ワールド6位。シェイリーン・ボーン振付。
黒シャツに黒パンツという黒一色の出で立ち。まさかエヴァンさんへのリスペクト衣装なのか(笑)。でも、エヴァンさんはまっくろくろすけなりに、華やかな(というかとにかく目立つ)デザインにしてたぞ。
4Lz+3Tはすばらしい。4Fと3Aはこらえた。
スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル4。
ジュニア時代から彼の音楽表現には魅せられっぱなしだったが、今回もまたすごかった。特にステップシークエンスでは、織田くん曰く、「踊るようにステップを踏んで」おり、全身を激しく大きく動かして、曲想を情熱的に表現していた。
100.54でSB更新。

11 Mikhail KOLYADA ミハイル・コリヤダ(ロシア)
■楽曲:Piano Concerto No. 23 in A Major by Wolfgang Amadeus Mozart
Tango
■プログラム:△
昨季、国内選手権優勝、ユーロ3位、ワールド8位。
3Lzはよかったが、クワドの予定だった。4Tはステップアウトし、連続ジャンプにできず。3Aはすばらしい。
スピンとステップは全てレベル4。
シリアスなプログラムだが、独創的な振付が盛り込まれていておもしろい。
85.79。

12 Yuzuru HANYU 羽生 結弦(日本)
■楽曲:Ballade No. 1 by Frederic Chopin
■プログラム:○
昨季、GPファイナル優勝、四大陸2位、ワールド優勝。
4Lo<はオーバーターン。3Aはなめらか~。ジャッジが全員+3を出している。4T+3Tは転倒。
スピンのレベルは4、4、3。ステップはレベル4。キレッキレにステップを踏んでいた。
個人的に、2シーズン滑ったプログラムを再びやるのなら、よほど素敵なプラスアルファか斬新なサプライズを求めてしまうのだが、そういう意味ではちょいがっかりかな~。や、もちろん素晴らしいプログラムなんだけども。戦略的に賢い選択なのも分かってるけども。SPかFSか、せめてどちらか一つは新しい音楽で滑る彼が見たかったもので。
94.85。


◆SP順位
左から順位、名前、国名、得点の順に記されている。
1 Nathan CHEN USA 100.54
2 Yuzuru HANYU JPN 94.85
3 Dmitri ALIEV RUS 88.77
4 Mikhail KOLYADA RUS 85.79
5 Misha GE UZB 85.02
6 Deniss VASILJEVS LAT 82.44
7 Nam NGUYEN CAN 80.74
8 Moris KVITELASHVILI GEO 80.67
9 Andrei LAZUKIN RUS 78.54
10 Denis TEN KAZ 69.00
11 Grant HOCHSTEIN USA 67.56
12 Daniel SAMOHIN ISR 62.02


◆総評
GPに出場するレベルの選手は、おそらく全てのスピンでレベル4を取る構成にしていると思うのだが、それを達成できたのは、コリヤダだけであった。スピンが得意な印象を持っていた選手がレベルを取りこぼしたり、Vがついたりしている。テクニカルが厳しいのかなぁ。

SP1位はネイサン。オリンピックシーズンにふさわしい、素晴らしいプログラムを作り上げてきたなぁ。めっちゃ嬉しい☆

2位は結弦くん。ジャンプにミスが2つあり、得点が(彼にしては)伸びなかったが、PCSは抜きんでて1位。GP初戦からクリーンな演技を見たら、かえって心配なので、個人的にはこれぐらいでよかったんじゃないかと思う。

3位はアリエフ。もうすっかりシニアのスケーターに進化していてビックリよ☆ 彼の課題はスタミナだと思うのだが、SPでは余裕な感じに見えた。はてさて、FSはいかに。

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

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