GPロステレコム杯2017 2日目 女子FS

GPロステレコム杯2017 リザルト
ロシアのモスクワにて開催。女子FSは、現地時間2017年10月21日(土)に行われた。
テレビ放送で全員の演技を見た。滑走順に感想を書いている。テレ朝の解説は織田信成さん、実況は清水俊輔アナ。
名前の日本語表記で自信がないものには、?を付けている。
プログラムについて、独断と偏見による、◎、○、△、×、?の五段階評価を付けている。つまり、わたしの勝手な好き嫌いの感想にすぎないので、どうぞ悪しからず。五段階評価の内容は下記の通り。

  • ◎:何度でも見たい。

  • ○:よかった。好き。

  • △:悪くない。まずまず。

  • ×:イマイチ。

  • ?:何とも判断が付きかねる。




●第1グループ
1 Anastasia GALUSTYAN アナスタシア・ガルスチャン(アルメニア)
■SP順位:12,得点:48.10
■楽曲:Nos souvenirs (Memories) from "Cats" by Andrew Lloyd Webber performed by Mireille Mathieu
■プログラム:△
出身地も練習拠点も、ここモスクワ。
3Fは!が。回転不足が取られやすい選手だが、今回は3S+2T<+2Loと3T<+2A+SEQと、2つだけ。見た目は全てきれいに下りていた。
スピンのレベルは4、3V、3。ステップはレベル2。
演技後、何度もガッツポーズ☆ ここしばらく、思うような演技ができてなかったから、余計うれしいんだろうなぁ。地元でいい演技ができてよかったね☆
美しくゆったりした音楽は、彼女にぴったりなんだけど、SPも似たような路線なので、正直、もそっと違ったカラーのが見たかったな~。
フリー106.80でPB更新、総合154.90でSB更新。得点と順位が発表された後、それまで一切笑わなかったコーチが、ニッコニコ笑顔の選手のほっぺにキス☆ 当然、コーチだって嬉しいんだよね。全く顔に出てないだけで(笑)。

2 Nicole SCHOTT ニコル・ショット(ドイツ)
■SP順位:10,得点:55.55
■楽曲:Schindler's List (soundtrack) by John Williams, performed by Itzhak Perlman
■プログラム:△
3F+2Tの予定がセカンドがシングルに。3Fはオーバーターン。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル2。上半身の動きがちょっと足りないというか小さい印象を受けた。
今できることはほぼできたんじゃなかろうか。美しく切ない音楽をよく表現していた。
フリー113.17、総合168.72で、どちらもPB更新。

3 Mae Berenice MEITE マエ・ベレニス・メイテ(フランス)
■SP順位:11,得点:54.24
■楽曲:Les Nocturnes de Chopin
Happy by C2C
■プログラム:△
おお~、白と黒のスタイリッシュな衣装。素敵☆
3Lzはお手つき。3Loは着氷が乱れた。3Lzはお手つき。連続ジャンプは2つしか入らなかった。
スピンのレベルが4、3、4。ステップはレベル3.一蹴りの伸びがほしい。
中盤で衣装チェンジすると同時に、曲が変わる。前半ノクターンでしっとりと、後半ハッピーでノリノリに滑るプログラムなのだが、後半もっとキレキレに演じてほしい。動きが少しもっさりしていた。
スカートが巻くタイプで、衣装チェンジの時に、巻く方向を逆にして、カラフルキラキラストーンが表れるというやり方が斬新だった。
フリー106.72、総合160.96で、どちらもSB更新。

4 Mariah BELL マライア・ベル(アメリカ)
■SP順位:7,得点:63.85
■楽曲:West Side Story by Leonard Bernstein
■プログラム:△
3Loと2A+1Lo+3Sはステップアウト。3Lzはこらえた。
スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル3。
ジュニア選手が演じる「ウェストサイドストーリー」ばかり見ていたからか、彼女の演じるマリアが、恋に夢中の女の子というより、自立した、強い大人の女性に見えた。
フリー124.71、総合188.56で、どちらもSB更新。

5 Mirai NAGASU 長洲 未来(アメリカ)
■SP順位:9,得点:56.15
■楽曲:Miss Saigon by Claude-Michel Schönberg
■プログラム:△
ジェフリー・バトル振付。
3A<は、片足で着氷はできた。他にも回転不足や着氷の乱れがいくつかあった。
スピンは全てレベル4。最後のLSp4は、時間が足りなくてあわただしく終わってしまったが、それでもレベル4を取った上に、加点ももらっている。ステップはレベル3。
終盤ステップシークエンスとコレオをつなげる構成なのだが、ここでもっと魅せてほしい。あとスピードもほしい。
フリー122.10でSB更新、総合178.25。

6 Valeriia MIKHAILOVA ヴァレリーア・ミハイロワ?(ロシア)
■SP順位:8,得点:63.38
■楽曲:ABBA Medley
■プログラム:△
背中にでっかい☆マークが。めっちゃ目立つ(笑)。
3Lzに!が。ジャンプは全てきれいに下りた。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル2。生き生きと楽しそうに滑っていたのだが、転倒。
まだ15歳だけど、さすがロシア女子だけあって、ジャンプの安定感が半端ない。スピンも上手だし、スケーティングもいい。
地元でいい演技ができて、とっても嬉しそう☆
フリー121.71、総合185.09で、どちらもPB更新。

第1グループが終わった時点で、トップはマライア・ベル(アメリカ)。


●第2グループ
7 Elena RADIONOVA エレーナ・ラジオノワ(ロシア)
■SP順位:5,得点:68.75
■楽曲:Historia de un amor 2
■プログラム:△
3Lz+3T<でGOEマイナス。3Fは2本とも!が。3Loの準備動作中に転倒してしまい、ノーバリュー。
スピンは全てレベル4。もともと上手だけど、さらに上手になったのではなかろうか。回転が速く、軸がぶれず、ポジションが美しい。ステップはレベル2。
ジャンプは重そうだけど、曲想の表現は、やはり素晴らしい。
フリー126.77、総合195.52で、どちらもSB更新。現時点で総合1位。

8 Elizabet TURSYNBAEVA エリザベート・トゥルシンバエワ(カザフスタン)
■SP順位:6,得点:63.92
■楽曲:The Prayer performed by Celine Dion, Andrea Boccelli
■プログラム:△
デイヴィッド・ウィルソン振付。
2Aは2本とも着氷が乱れ、どちらか連続ジャンプにしたかったのだと思うが、できず、連続ジャンプが2つしか入らなかった。
スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル3。
3Lzと3Fが1本ずつという、無理をしない構成。その分スケーティングや表現に集中できて、よかったんじゃなかろうか。男女ボーカルが朗々と歌い上げる曲だが、美しくゆったりした動きで、よく表現できていたと思う。
フリー121.03、総合184.95で、総合得点はSB更新。現時点で総合4位。

9 Kaori SAKAMOTO 坂本 花織(日本)
■SP順位:4,得点:68.88
■楽曲:Amelie (soundtrack) by Yann Tiersen
■プログラム:△
ブノワ・リショー振付。
カーキ色の襟付きワンピース衣装。オシャレでかわいい☆ しかもSPに引き続き、背中が大きく開いている!
冒頭の3Fで転倒し、連続ジャンプにできなかったので、後半の3Fに3Tをつけた。3Lzはeが。3Loはオーバーターン。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。終わった後、ジャッジの前でするマイムが印象的だった。
演技後、めっちゃ悔しそう。でも、魅力的な演技だったよ!
すごく将来性を感じるプログラム。どんどん滑りこんで、磨き上げていってほしい。
フリー125.12、総合194.00で、どちらもSB更新。現時点で総合2位。

10 Wakaba HIGUCHI 樋口 新葉(日本)
■SP順位:3,得点:69.60
■楽曲:Skyfall (James Bond soundtrack) performed by Adele
■プログラム:◎
■動画https://www.youtube.com/watch?v=iV0BBYTN8qg
衣装が変わった。わたしはこっちのほうが好きだなぁ。深い藍色で、胸元の切れ込み周りに、キラキラ石がたくさんついていて、ゴージャス~☆
3Sの予定がダブルに。2A+2T+2Loはサードでぐらついた。
スピンとステップは全てレベル4。
前半のコレオにハートを撃ち抜かれた。S字軌道のクリムキンイーグルも、不敵に笑いながら歩くところも、ピストルばきゅんポーズも、何もかもがかっこいい。わかばボンド最高!!
フリー137.57、総合207.17。現時点で総合1位。

11 Evgenia MEDVEDEVA エフゲーニャ・メドベージェワ(ロシア)
■SP順位:1,得点:80.75
■楽曲:Anna Karenina (soundtrack) by Dario Marianelli
■プログラム:○
2Aタノ転倒。他のジャンプは全てクリーンに着氷。3Lzのエッジも大丈夫。
スピンとステップは全てレベル4。ステップシークエンスは、不協和音っぽい音楽を使い、不穏な雰囲気をどしどし作り出していた。
彼女の演技と、雑踏や汽笛が入っている音楽から、「アンナ・カレーニナ」の物語を表現しているんだろうなぁというのが伝わってきた。今までと違ったカラーのプログラムなので嬉しい☆
フリー150.46、総合231.21で、SB更新。現時点で総合1位。

12 Carolina KOSTNER カロリーナ・コストナー(イタリア)
■SP順位:2,得点:74.62
■楽曲:L'apres-midi d'un faun by Claude Debussy
■プログラム:○
2A+1Lo+3Sは少しこらえたので、-1を出したジャッジが一人いたが、GOEはプラス。他のジャンプは全てクリーンに着氷。
スピンとステップは全てレベル4。最後のCCoSp4は、回転がゆっくりになったポジションがあったり、少し軸がぶれたりしたが、GOEプラス。
終盤のコレオ→ステップの流れは至福。
フリー141.36、総合215.98で、どちらもSB更新。総合2位に決定。


◆総合順位
左から総合順位、名前、国名、得点、SP順位、FS順位の順に記されている。
1 Evgenia MEDVEDEVA RUS 231.21 1 1
2 Carolina KOSTNER ITA 215.98 2 2
3 Wakaba HIGUCHI JPN 207.17 3 3
4 Elena RADIONOVA RUS 195.52 5 4
5 Kaori SAKAMOTO JPN 194.00 4 5
6 Mariah BELL USA 188.56 7 6
7 Valeriia MIKHAILOVA RUS 185.09 8 8
8 Elizabet TURSYNBAEVA KAZ 184.95 6 9
9 Mirai NAGASU USA 178.25 9 7
10 Nicole SCHOTT GER 168.72 10 10
11 Mae Berenice MEITE FRA 160.96 11 12
12 Anastasia GALUSTYAN ARM 154.90 12 11


◆総評
優勝はメドさん。2Aで転倒してビックリ。わたし、彼女がジャンプで転倒したところなんて初めて見た。ま、1つジャンプで転倒しても、150点超え。プログラムの流れが抜群にいいもんなぁ。転倒以外、全くよどみなかった。

総合2位はコストナーさん。ロンバルディア杯から順調に進化していて嬉しい。3+3や3Lzを跳ばなくても、これだけ高得点が出せるんだな~。それも納得のスケーティングと音楽表現である。「ジャンプで無理せず、エレメンツの質を高める」というのも立派な戦術だよね。

3位はわかば様。演技の間、心の中で「キャアァァーーーわかば様ぁぁかっこいいぃぃーー!!!!」と叫びまくっていた(笑)。ロンバルディア杯より得点は低いけど、わたしの中の好感度&魅了度はうなぎ上りである。

4位はラジオノワ。昨季同様、ジャンプで苦しんでいるようだけど、音楽表現は本当に素敵☆ 苦しい時期が続いているが、焦らずがんばってほしい。

5位の花織ちゃんは、ほんと上手になったなぁ。シニアでも見劣りしない滑りができている。

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR