GPスケートカナダ2017 1日目 男子SP

GPスケートカナダ2017 リザルト

カナダのレジャイナにて開催。男子SPは、現地時間2017年10月27日(金)に行われた。
テレビ放送で全員の演技を見た。滑走順に感想を書いている。テレ朝の解説は織田信成さん、実況は角澤照治アナ。
名前の日本語表記で自信がないものには、?を付けている。
プログラムについて、独断と偏見による、◎、○、△、×、?の五段階評価を付けている。つまり、わたしの勝手な好き嫌いの感想にすぎないので、どうぞ悪しからず。五段階評価の内容は下記の通り。

  • ◎:何度でも見たい。

  • ○:よかった。好き。

  • △:悪くない。まずまず。

  • ×:イマイチ。

  • ?:何とも判断が付きかねる。




●第1グループ
1 Keegan MESSING キーガン・メッシング(カナダ)
■楽曲:Singin' in the Rain by Nacio Herb Brown
■プログラム:○
昨季、国内選手権5位。昨季から継続のプログラム。
4T+3Tはよかった。3Aはオーバーターン。3Lzはまずまず。ステップから直ちに跳んでいなかったかも。ジャッジの評価も-1から+2までと分かれている。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル2。
スケーティングが伸びるようになったなぁ。つなぎのイーグルで転倒してしまったが、「雨に唄えば」の明るい雰囲気を損なうことなく、素敵に表現していた。
82.17。

2 Nicolas NADEAU ニコラ・ナドゥー(カナダ)
■楽曲:A Wink and a Smile (from "Sleepless In Seattle" soundtrack)
A Wink and a Smile (from "S'Wonderful")
■プログラム:○
動画
昨季、国内選手権4位、世界ジュニア12位。今季がシニアデビューで、本大会がGPデビュー。
4T<は転倒。3Aはよかった。3Lo+3TはOK。
スピンのレベルは4、3、4V。ステップはレベル3。
こういう軽妙で洒脱な音楽を滑らせるとほんっっとハマる。うっとりしてしまうわ~。織田くん曰く、「リンクの隅から隅まで使って演技していた」とのこと。
74.23でSB更新。

3 Paul FENTZ パウル・フェンツ(ドイツ)
■楽曲:Wonderwall by Noel Gallagher performed by Paul Anka
■プログラム:△
昨季、国内選手権2位、ユーロ10位、ワールド20位。本大会がGPデビュー。
4T<は両手をついて、転倒扱い。3Aはよかった。3Lz+3TはOK。
スピンのレベルは4、2。2番目のCSSpが、足換え後の回転が足りず、ノーバリュー。最後のCCoSp2も、回転がゆっくりになり、GOEマイナス。ステップはレベル3。
音をとらえ、よく滑っていたが、終盤スタミナが切れてしまったのか、スピン2つでミス。もったいなかった。
68.48。

4 Jun Hwan CHA ジュンファン・チャ(韓国)
■楽曲:Gypsy Dance
■プログラム:△
昨季、JGPファイナル3位、国内選手権優勝、世界ジュニア5位。今季、シニアデビューで、本大会がGPデビュー。
デイヴィッド・ウィルソン振付。わかば様のSPと同じ曲だ。
うわ、背がかなり伸びたなぁ。
4S<<、3Lz+3T<、3A<と、全てのジャンプで回転不足を取られたが、片足で下りてはいた。
スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル3。
成長期と怪我により、ジャンプに苦しんでいるもよう。でも、ダイナミックな音楽表現に磨きがかかり、終始勢いがあって、素敵な演技だった。
68.46。

5 Brendan KERRY ブレンダン・ケリー(オーストラリア)
■楽曲:Everyone Wants To Rule The World by Tears for Fears, performed by London Symphony Orchestra feat. Spencer Jones and Mckenna Breinholt
■プログラム:△
昨季、国内選手権四連覇、四大陸11位、ワールド15位。
4T+3Tの予定が、ファーストがダブルになり、GOEマイナス。4A<は転倒。3Aはお手つき。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
ジャンプにミスが続いてしまったが、全ての動きが音楽とつながっていて、かっこよかった。
63.19。転倒に加えて、タイムバイオレーションもとられ、減点2。

6 Takahito MURA 無良 崇人(日本)
■楽曲:Zapateado (Flamenco)
■プログラム:△
昨季、GPフランス5位、全日本3位。昨季のプログラムに戻した。
4T<は着氷が乱れた。3Aは高い。3Lz+3Tは着氷がきれいに流れず。
スピンのレベルは3、3、4。ステップはレベル2。レベルの取りこぼしが痛い…。
音はよくとらえられていたと思うのだが、動きに少しキレがなかったような。
74.82。


●第2グループ
7 Michal BREZINA ミハル・ブレジナ(チェコ)
■楽曲:Kodo (Japanese Drums)
■プログラム:△
昨季、ユーロ12位、ワールド18位。
以前使っていたプログラムを再び。彼のプログラムの中で、一二を争うくらい好きなプログラムだったので、この大事なシーズンにまた滑ってくれて嬉しい。
頭の上で一つ結び。衣装も前のとほぼ同じなんじゃないかな~。
4S+2TはOK。多分セカンドはトリプルにしたかったんだと思う。3Aはよかった。3Lzはステップアウト。ステップから直ちに跳んでいなかったように見えた。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
音をよくとらえて演じていた。クリーンな演技をぜひとも見たい。
80.34でSB更新。

8 Jorik HENDRICKX ヨリク・ヘンドリックス(ベルギー)
■楽曲:Je suis malade performed by Francesco di Cello
■プログラム:△
昨季、国内選手権二連覇、ユーロ4位、ワールド21位。今季、CSネーベルホルン杯で優勝し、平昌オリンピックの出場枠を獲得。
男性ボーカルの「恋の病」。
3Aはよかった。3Lz+3T<は、ファーストでバランスを崩した。3LoはOK。
スピンとステップは全てレベル4。
織田くん曰く、「3Aを跳んだ後、片足でターンを踏んでそのままCSSp4に入ったところは、ジャンプにもスピンにもPCSにも高評価だろう」とのこと。
ぬるっとしたスケーティングは健在。ステップで、伴奏がなくなり、男性ボーカルのみになるのだが、そこの表現が素敵で、すごく印象に残った。
82.08。

9 Alexander SAMARIN アレクサンドル・サマリン(ロシア)
■楽曲:Moonlight Sonata performed by E.S. Posthumus
I'm No Angel (cover of Beethoven's Moonlight Sonata) by Era
■プログラム:△
昨季、JGPファイナル2位、国内選手権2位、ユーロ8位、世界ジュニア3位。今季がシニアデビューで、本大会がGPデビュー。
4Lz+3Tは着氷が少しぎこちなかったが、GOEプラス。4Tは直前のステップが足りなかったのと、着氷がきれいに流れなかったためか、GOEマイナス。3A<はこらえた。
スピンのレベルは3、4、4。CCoSp4は最後のポジションが独創的だった。ステップはレベル3。
彼が「月光」を原曲のまま滑るわけがなく(笑)、すぐにズンチャカビート&男性ボーカルが始まる、ロックなアレンジだった。
個人的に、背中が少し丸まっているのが気になるんだけど、勢いがあり、思い切りのいい演技だった。
84.02でPB更新。

10 Jason BROWN ジェイソン・ブラウン(アメリカ)
■楽曲:The Room Where It Happens (from "Hamilton") by Lin Manuel Miranda
■プログラム:○
動画
昨季、GPアメリカ2位、全米3位、四大陸6位、ワールド7位。
3Aはオーバーターン。3Lzタノは素晴らしい。3F+3Tもよかった。わたし、片手上げのタノジャンプって、あまりきれいだなと思わないんだけど、彼の片手上げタノは、腕のラインがかっこいい。
スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル4。
つなぎのジャンプが高い。足上げも高い。スケート靴を履いて、なんであんなに高く足が上がるんだ。
この曲、彼の演技なしで聞いたら、特に何の感銘も受けずに聞き流していると思うんだけど、彼の演技込みで聞くと、ワクワクしてくるんだよね。
90.71でSB更新。

11 Patrick CHAN パトリック・チャン(カナダ)
■楽曲:Dust in the Wind by Kansas
■プログラム:○
動画
昨季、GPファイナル5位、国内選手権二連覇、四大陸4位、ワールド5位。
デイヴィッド・ウィルソン振付。
この衣装、何かに似てる…と考え込んでいたのだが、ゴマアザラシだった(笑)。
4T+3Tは、セカンドの着氷がきれいに流れなかったが、ファーストはよかったからか、GOEプラス。3Lzは素晴らしい。3Aはお手つき。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
織田くんが、「スケートの刃から音楽がこぼれるようなスケーティング」、「スケーターの中のスケーター」と大絶賛。まったくもって同感だが、個人的に、ステップシークエンスで、彼の滑りをストップする振付が入っているのが不満。そこで「ああ~~、気持ちいい~~」と浸っていた快感もストップしちゃうんだよなぁ。
94.43。

12 Shoma UNO 宇野 昌磨(日本)
■楽曲:Winter (from "Four Seasons") by Antonio Vivaldi
■プログラム:◎
昨季、GPファイナル3位、全日本優勝、四大陸3位、ワールド2位。
4Fはしっかりステップを踏んでから。4T+3Tの予定だったが、セカンドがダブルに。でもきれいに下りていたので、GOEプラス。3Aも素晴らしい。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
「冬」の強い、不穏な感じさえ与える音を表現する動きがかっこよくて…ねぇ(ため息)。音楽との調和が本当に心地よい。
103.62。100点超えでも、PBはおろか、SB更新でさえないという(笑)。


◆SP順位
左から順位、名前、国名、得点の順に記されている。
1 Shoma UNO JPN 103.62
2 Patrick CHAN CAN 94.43
3 Jason BROWN USA 90.71
4 Alexander SAMARIN RUS 84.02
5 Keegan MESSING CAN 82.17
6 Jorik HENDRICKX BEL 82.08
7 Michal BREZINA CZE 80.34
8 Takahito MURA JPN 74.82
9 Nicolas NADEAU CAN 74.23
10 Paul FENTZ GER 68.48
11 Jun Hwan CHA KOR 68.46
12 Brendan KERRY AUS 63.19


◆総評
SP1位は昌磨くん。音楽と共に滑っているかのような演技であった。素晴らしい。TESはもちろん、PCSでもトップ。

2位はパトちゃん。ジャンプのミスはあったが、さすがのスケーティング&音楽表現で魅了された。

3位はジェイソン。クワドなしでも勝負できることを証明する演技だった。わたしは音楽の好き嫌いに、プログラムの好みが大きく反映するのだが、彼ぐらいになると、たとえ嫌いな曲で滑られても、プログラムどころか、その曲自体が好きになってしまいそう。

4位はサマリン。4Lzを下りたという話は聞いていたが、本大会でもきちっと片足で着氷。大きな武器を手に入れたなぁ。

8位は無良くん。…う~ん、なんか調子悪そう。昨季からいまひとつな状態が続いているが、原因は何なんだろう。どこか怪我してるんだろうか…。

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR