GPスケートカナダ2017 2日目 女子FS

GPスケートカナダ2017 リザルト
カナダのレジャイナにて開催。女子FSは、現地時間2017年10月28日(土)に行われた。
テレビ放送で全員の演技を見た。滑走順に感想を書いている。テレ朝の解説は織田信成さん、実況は三上大樹アナ。
名前の日本語表記で自信がないものには、?を付けている。
プログラムについて、独断と偏見による、◎、○、△、×、?の五段階評価を付けている。つまり、わたしの勝手な好き嫌いの感想にすぎないので、どうぞ悪しからず。五段階評価の内容は下記の通り。

  • ◎:何度でも見たい。

  • ○:よかった。好き。

  • △:悪くない。まずまず。

  • ×:イマイチ。

  • ?:何とも判断が付きかねる。




●第1グループ
1 Marin HONDA 本田 真凜(日本)
■SP順位:10,得点:52.60
■楽曲:Turandot by Giacomo Puccini
■プログラム:△
2A+3T<と3F<はGOEマイナスをとられたが、素人目にはすべてのジャンプをきれいに下りていた。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
音楽の一番の盛り上がりがコレオにくるので、そこがプログラム最大の見せ場だと思うのだが、今のところ薄味な印象。これからどんどん濃くしていってほしい。
フリー125.64、総合178.24。

2 Alaine CHARTRAND アレーヌ・シャルトラン(カナダ)
■SP順位:11,得点:46.51
■楽曲:Sunset Boulevard by Andrew Lloyd Webber
■プログラム:△
3Lz<と3Lo<は転倒。3F<にeが。他にも回転不足や着氷の乱れがあり、GOEプラスのついたジャンプは、2A+2Loだけ。連続ジャンプも2つしか入らなかった。
スピンのレベルは4、4V、4なのだが、なぜかFCCoSpを2回やってしまい、2度目のほうはノーバリュー。最後のCCoSp4もなぜかノーバリュー。
彼女の力強さとエレガントさを生かしたプログラムなので、ぜひともクリーンな演技を。
フリー87.66、総合134.17。

3 Larkyn AUSTMAN ラーキン・オーストマン(カナダ)
■SP順位:12,得点:41.79
■楽曲:Les Miserables by Claude-Michel Schoenberg
■プログラム:△
デコルテと背中が肌襦袢なしで嬉しい☆ 美しい背筋☆
2Lzは!が。2A<<は転倒。他にも回転の抜けや回転不足がいくつも見られ、GOEプラスをとれたジャンプは2A+3Tだけ。連続ジャンプも2つしか入らず。
スピンのレベルは3、2、2。レベルを取りこぼし、加点もほとんど出ていない。スピンが苦手みたい。ステップはレベル3。一蹴りの伸びがほしい。
フリー81.77、総合123.56。

4 Kailani CRAINE ケイラニ・クレイン(オーストラリア)
■SP順位:9,得点:54.96
■楽曲:Moulin Rouge (soundtrack)
■プログラム:△
衣装がキラキラストーンたくさんで素敵☆
3Lo<+1Tで着氷が乱れた。他にも回転不足をいくつもとられ、減点されなかったジャンプは2A+2Tだけ。
スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル2。独創的で曲想をよく表す動きが組み込まれていて、素敵だった。
ちょっと猫背というか、前傾姿勢が多いのが気になった。
フリー88.07、総合143.03。

5 Laurine LECAVELIER ロリーヌ・ルカヴァリエ(フランス)
■SP順位:8,得点:59.08
■楽曲:Bye Bye Baby performed by Marilyn Monroe
My Heart Belongs to Daddy performed by Marilyn Monroe
■プログラム:△
3Lzでステップアウト。3Lo<はすぐに足をついた。連続ジャンプが2つしか入らず。
スピンのレベルは3、4、2。回転は速いんだけど、詰めが甘いせいでレベルを取りこぼしてるんじゃなかろうか。要所要所が雑な印象を受ける。
ステップはレベル3。終盤のコレオは疲れたのか、動きが鈍ったように見えた。
マリリン・モンローなりきりプロ。彼女のチャーミングでキュートな魅力が詰め込まれている。
フリー107.35、総合166.43で、どちらもSB更新。

6 Ashley WAGNER アシュリー・ワグナー(アメリカ)
■SP順位:7,得点:61.57
■楽曲:Diamonds (from "Moulin Rouge" soundtrack)
One Day I'll Fly Away (from "Moulin Rouge" soundtrack)
The Show Must Go On (from "Moulin Rouge" soundtrack)
■プログラム:△
2シーズン前のプログラムを再び。
3F+3T<と3Lo<、3Lo+2T<タノと、回転不足を取られた。3Lzはeが。
スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル3。
ジャンプはまだまだ仕上がってない感じ。ま、きっとこれから上げていくのだろう。2シーズン滑りこんだプログラムなので、表現の方はバッチリなのだが、目新しさがないのは残念。
フリー122.37、総合183.94。

第1グループが終わった時点で、トップはアシュリー・ワグナー(アメリカ)。


●第2グループ
7 Karen CHEN カレン・チェン(アメリカ)
■SP順位:5,得点:61.77
■楽曲:Slow Dancing in the Big City (soundtrack) by Bill Conti
■プログラム:△
選手自身による振付。
3F<にeが。他のジャンプにも回転不足や回転の抜け、着氷の乱れが見られた。
スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル3。終盤のコレオでスパイラルがババ~ンと入るのがかっこいい。
ジャンプのミスが続いてしまったが、新しいプログラムにしてまだ間もないので、仕方ないかな~と思う。壮大でダイナミックな音楽は、彼女にぴったりではなかろうか。
フリー108.63、総合170.40。現時点で総合3位。

8 Rika HONGO 本郷 理華(日本)
■SP順位:6,得点:61.60
■楽曲:Frida (soundtrack) by Elliot Goldenthal
■プログラム:△
黒のアミアミ衣装に赤い花がどどどどんと描かれている。
3Lz<タノに!が。着氷が乱れた。他のジャンプでも回転不足がいくつかとられた。加点が取れたのは、3Sと2Aだけ。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル2。
彼女のダイナミックさ、力強さが生かされたプログラムだと思うのだが、背中が少し丸まっているのと腕の使い方が気になった。特に腕をびゅんびゅん振り回しているように見えるのが気になる。ここが洗練されると、ぐんと見栄えがよくなるのではなかろうか。
フリー114.74、総合176.34。現時点で総合3位。

9 Courtney HICKS コートニー・ヒックス(アメリカ)
■SP順位:4,得点:64.06
■楽曲:Amazing Grace performed by The Tenors, ft. Natalie Grant
■プログラム:△
3F+3Loはお手つき。2A<は高さがなかった。2Lz+1Lo<+3S<は、ファーストがトリプルの予定だったと思われる。
スピンのレベルは4、4V、3。ステップはレベル3。
穏やかでゆったりした音楽を表現しつつも、彼女のバネの強さがアクセントになっていて、よかったと思う。
フリー118.51、総合182.57で、どちらもSB更新。現時点で総合2位。

10 Maria SOTSKOVA マリア・ソツコワ(ロシア)
■SP順位:3,得点:66.10
■楽曲:Claire de Lune by Claude Debussy
■プログラム:△
3Lz<タノ+3Tタノと3F<タノ+1Lo+3Sタノ、2A<タノで回転不足を取られた。ほとんどのジャンプで片手を上げて跳んでいる。
スピンのレベルは4、3、3。ステップはレベル4。体を大きく優雅に使って、曲想をよく表現していた。でも後半のコレオはあっさり風味だったので、これからもっと濃くしていってほしい。
ズンチャカビートなし、ピアノ&オケを使った、まっとうな編曲であった(笑)。でも、な~んか音がきれいに聴こえないんだよね。わざと不協和音ぽい音源を使ってるんだろうか。
フリー126.42、総合192.52。現時点で総合1位。

11 Kaetlyn OSMOND ケイトリン・オズモンド(カナダ)
■SP順位:1,得点:76.06
■楽曲:Andante Allegro (from "Swan Lake") by Petr I. Tchaikovski
No. 24 Scene: Allegro (from "Swan Lake") by Petr I. Tchaikovski
Stumbled Beginnings (from "Black Swan") by Clint Mansell
Nina's Dream (from "Black Swan") by Clint Mansell
■プログラム:△
振付は、ジェフリー・バトル。
3F+3Tはお手つき。3Fの予定がダブルに。2Aは転倒。
スピンのレベルは4、4、3。ステップはレベル3。音と動きがかみ合ってないような。
終盤ステップシークエンスとコレオが続くのだが、もっと鬼気迫る感じがほしい。
フリー136.85、総合。現時点で総合。

12 Anna POGORILAYA アンナ・ポゴリラヤ(ロシア)
■SP順位:2,得点:69.05
■楽曲:Swan Lake by Petr I. Tchaikovski
■プログラム:?
次も黒鳥。衣装はポゴさんのほうが好きだな~。
最後のジャンプの2A<<で転倒。他にも着氷の乱れや回転の抜け、回転不足がとられ、予定通りにクリーンに跳べたジャンプは、序盤の2Aだけではないか。
スピンのレベルは4、3。2番目のCSpの入りで転倒し、ノーバリュー。
こういう演技を見るのは辛い…(泣)。怪我の影響が出てしまったか。
フリー87.84、総合。転倒2回のほかに、タイムバイオレーションをとられ、減点3。総合に決定。


◆総合順位
左から総合順位、名前、国名、得点、SP順位、FS順位の順に記されている。
1 Kaetlyn OSMOND CAN 212.91 1 1
2 Maria SOTSKOVA RUS 192.52 3 2
3 Ashley WAGNER USA 183.94 7 4
4 Courtney HICKS USA 182.57 4 5
5 Marin HONDA JPN 178.24 10 3
6 Rika HONGO JPN 176.34 6 6
7 Karen CHEN USA 170.40 5 7
8 Laurine LECAVELIER FRA 166.43 8 8
9 Anna POGORILAYA RUS 156.89 2 10
10 Kailani CRAINE AUS 143.03 9 9
11 Alaine CHARTRAND CAN 134.17 11 11
12 Larkyn AUSTMAN CAN 123.56 12 12


◆総評
優勝はオズモンド。本大会は回転不足の判定が厳しくて、みんなグッサグサに刺さりまくっているのだが、彼女だけは皆無。さすがである。

総合2位はソツコワ。長身から繰り出されるたっかいジャンプが魅力的! 表現も力強さが増して、素敵なレディスケーターに成長中。

3位はアシュリー。ジャンプがまだ調整中っぽいのに、GP表彰台に上がれるあたり、さすがの地力の高さである。今季、SPもFSも以前のプログラムを滑るというのは、個人的にガッカリなのだが、両方とも素晴らしいプログラムなのは確かなので、戦略的には外れてないのよね。

5位は真凜ちゃん。SP10位から大きくジャンプアップ! FSは3位と大健闘であった。

6位の理華ちゃんは、FSも彼女にしか演じられない、個性的なプログラムを作り上げてきてくれた。どんどん滑りこんでいって、素敵な作品に仕上げてほしい。

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

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