GP中国杯2017 1日目 男子SP

GP中国杯2017 リザルト
中国の北京にて開催。男子SPは、現地時間2017年11月3日(金)に行われた。
ライストとテレビ放送で全員の演技を見た。滑走順に感想を書いている。テレ朝の解説は佐野稔さん、実況は角澤照治アナ。
名前の日本語表記で自信がないものには、?を付けている。
プログラムについて、独断と偏見による、◎、○、△、×、?の五段階評価を付けている。つまり、わたしの勝手な好き嫌いの感想にすぎないので、どうぞ悪しからず。五段階評価の内容は下記の通り。

  • ◎:何度でも見たい。

  • ○:よかった。好き。

  • △:悪くない。まずまず。

  • ×:イマイチ。

  • ?:何とも判断が付きかねる。




●第1グループ
1 He ZHANG フー・ジャン(中国)
■楽曲:Putting On the Ritz
■プログラム:?
彼の演技を見るのは2015-16シーズンの世界ジュニア以来。昨季、全然試合に出なかったのは、どうしてなんだろう。怪我?
髪がめっちゃ短い。これから兵役に行く人みたい。
4Sは転倒。1Aはノーバリュー。おそらく3Lz+3Tの予定だったと思うが、ファーストがダブルに。
スピンのレベルは1、3、3。ステップはレベル2。
ジャンプが…ジャンプががが…(泣)。
46.99。

2 Alexander MAJOROV アレクサンドル・マヨロフ(スウェーデン)
■楽曲:Bang Bang by Asaf Avidan
■プログラム:△
昨季、国内選手権優勝、ユーロ11位、ワールド23位。今季、ネーベルホルン杯3位でオリンピックの出場枠を獲得。
4Tは転倒。3Lz+3Tは着氷がきれいに流れず。3Aの予定がシングルになり、ノーバリュー。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
SPで久々に3Lz+3T入れてきたよね? ここんとこずっと3T+3Tだったもんね? 構成を上げてきたってことは、ジャンプの調子が上がってきたのか。だったらいいな。
ジャンプのミスが出たものの、体はよく動いているし、動きにキレもある。
64.27。

3 Kevin REYNOLDS ケヴィン・レイノルズ(カナダ)
■楽曲:Moanin' by Art Blakey
■プログラム:○
昨季、国内選手権2位、四大陸12位、ワールド9位。
白シャツに明るいブルーのネクタイ、黒パンツ。
4S<は転倒。4Tも転倒。3Aは両足着氷。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。音をよくとらえている。
NHKの番組、「美の壺」のテーマ音楽だわ~。この曲好き~☆
ジャンプで2回転倒してしまったが、音をよくとらえて滑っていた。クリーンな演技がぜひとも見たい。
64.40でSB更新。

4 Han YAN ハン・ヤン(中国)
■楽曲:A Thousand Years by Christina Perri
■プログラム:○
昨季、四大陸10位。ワールド直前に左肩を負傷し、手術を受けた。
3Aはよかった。4Tは両手をついた。3Lz+3Tの予定が、ファーストはこらえ、セカンドはダブルに。
スピンとステップは全てレベル4。
おお~、これは素敵プロ。表現の深みを感じる。めっちゃ滑っていて、すごく気持ちよかった。
手術明けで心配していたのだが、順調に回復しているようで、ほっとした。
82.22。

5 Grant HOCHSTEIN グラント・ホクスタイン(アメリカ)
■楽曲:Your Song (Moulin Rouge soundtrack)
■プログラム:△
昨季、全米4位、四大陸9位。今季、GPロステレ11位。
4Tはステップアウト。3Aはまずまず。3Lz+3TはOK。
スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル3。
SPでも、たっぷりのイーグルを見せてくれる、貴重なプログラム。
婚約者のキャロちゃんに捧げる「Your Song」なんだよね? 全米で、本人の目の前で、ぜひともクリーンな演技を披露してください。
80.55でSB更新。

6 Vincent ZHOU ヴィンセント・ジョウ(アメリカ)
■楽曲:Chasing Cars by Snow Patrol
■プログラム:○
昨季、JGP横浜2位、JGPタリン3位、全米2位、世界ジュニア優勝。
今季がシニアデビューで、本大会がGPデビュー。背が伸びた?
4Lz+3Tタノはよかった。4Fと3Aは転倒。
スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル3。
現時点で、ネイサンと同じ、人類最強のジャンプ構成。
今の彼にふさわしい、さわやかでフレッシュなプログラムをのびやかに演じていた。
80.23でSB更新。


●第2グループ
7 Keiji TANAKA 田中 刑事(日本)
■楽曲:Memories by Gary Moore
■プログラム:○
昨季、NHK杯3位、全日本2位、四大陸13位、ワールド19位。
4SはOK。直前のステップ、もそっとほしいかも。3F+3Tと3Aはよかった。
スピンのレベルは2、4、4。ステップはレベル3。
怪我していたのが嘘みたいにシャープな動き。わたし、ブルースって、あまり好きじゃないんだけど、そんなわたしの嗜好なんぞ吹っ飛ぶほど、素敵な演技だった。
87.19でPB更新。

8 Alexander PETROV アレクサンドル・ペトロフ(ロシア)
■楽曲:Sabre Dance by Aram Khatchaturian
■プログラム:△
昨季、国内選手権6位、ジュニアの国内選手権2位、世界ジュニア4位。
ロンバルディア杯からプログラムを変更してきた。…うん、あれ超ロックすぎたもんね(汗)。
4Tで足をついた後、2Tをつけたが、連続ジャンプと見なされず。3Aはオーバーターン。3Lzはまずまず。
スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル3。
新プロは、まっとうな編曲の「剣の舞」だった。うん、こっちのほうが彼に合ってると思う。
まだプログラムを作ったばかりだからか、ところどころ音に動きが合ってないように感じた。
68.58。

9 Max AARON マックス・アーロン(アメリカ)
■楽曲:Bring Him Home (from "Les Miserables") by Claude-Michel Schoenberg
One More Day (from "Les Miserables") by Claude-Michel Schoenberg
■プログラム:△
昨季、GP中国4位、全米9位。
4T+2Tはファーストが両足着氷。4Sはステップから直ちに跳んでいないと見なされたのか、GOEマイナス。3Aはお手つき。
スピンのレベルは3、4、3。ステップはレベル4。
最初から最後までボーカルがガンガン歌いまくる、全編クライマックス!!って感じの編曲(笑)。ちょっとうるさく感じないでもないが、マックスのダイナミックな滑りにはマッチしているのかもしれない。
83.11。

10 Boyang JIN ボーヤン・ジン(中国)
■楽曲:Crouching Tiger, Hidden Dragon (soundtrack) by Tan Dun
■プログラム:○
昨季、GP中国2位、国内選手権四連覇、四大陸5位、ワールド3位。
振付は、ローリー・ニコル。
4Lz+3Tは、ファーストで手をついた。3Aはよかった。4Tは着氷が乱れた。あとステップから直ちに跳んでなかったかも。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
滑りがぐっと大人びた気がする。スケーティングが伸びるようになったし、姿勢やポジション、ラインがきれいになった。かっこよかった。
93.89でSB更新。

11 Mikhail KOLYADA ミハイル・コリヤダ(ロシア)
■楽曲:Piano Concerto No. 23 in A Major by Wolfgang Amadeus Mozart
Tango
■プログラム:○
昨季、国内選手権優勝、ユーロ3位、ワールド8位。今季、GPロステレ3位。
4Lzの高さときたら。4T+3Tもよかった。3Aも素晴らしい。ジャンプを決めるたびに場内がどよめいていた。
スピンのレベルは4、1、4。レベル確実にとるマンの彼が、珍しく取りこぼし。ステップはレベル4。
すごい…すごかったよ、コリヤダ。演技が終わった瞬間、「こりゃ100点いくな」と分かるほど、神がかっていた。
103.13でPB更新。彼もいよいよ100点チームの仲間入りか~。

12 Javier FERNANDEZ ハビエル・フェルナンデス(スペイン)
■楽曲:Modern Times (Charlie Chaplin soundtrack)
■プログラム:○
昨季、GPファイナル4位、国内選手権六連覇、ユーロ五連覇、ワールド4位。
3T+2Tは4T+3Tの予定だったのだが。4Sはよかった。3Aはステップアウト。
スピンとステップは全てレベル4。ステップは、チャップリンらしい動きを織り交ぜながらきっちりレベル4をとっている。すごい。
スピンがまた上手くなったと思う。軸がちっともぶれない。フリーレッグの扱いもすごくきれい。細部まで神経が行き届いている。
ジャンプは不調っぽいけど、他はすっっっばらしかった。芸術品とも言うべきプログラム。
キスクラにはバーゲル先生。オーサーは胆嚢の手術を受けた後、順調に回復中って聞いたけど、試合に帯同するのはまだ無理なんだろうな。
90.57。


◆SP順位
左から順位、名前、国名、得点の順に記されている。
1 Mikhail KOLYADA RUS 103.13
2 Boyang JIN CHN 93.89
3 Javier FERNANDEZ ESP 90.57
4 Keiji TANAKA JPN 87.19
5 Max AARON USA 83.11
6 Han YAN CHN 82.22
7 Grant HOCHSTEIN USA 80.55
8 Vincent ZHOU USA 80.23
9 Alexander PETROV RUS 68.58
10 Kevin REYNOLDS CAN 64.40
11 Alexander MAJOROV SWE 64.27
12 He ZHANG CHN 46.99


◆総評
SP1位はコリヤダ。まさに「コリヤダ、覚醒」といった演技だった。とうとう彼も100点超えし、神々の領域に一歩足を踏み入れましたな。おめでとう☆ スピンが一つレベル1だったから、まだ伸びしろあるんだよね~。

2位はボーヤン。昨季は「スパイダーマン」でブイブイ楽しく滑りまくっていたのに、今季はガラッと趣を変え、シリアスな「グリーン・ディスティニー」を披露。このギャップに翻弄されまくりのわたしとしては、ローリーのプロデュースの巧みさに脱帽するよりほかない。

3位はハビ。ジャンプは本調子じゃなさそうだが、とにかくもう美しさが増し増しで驚かされた。コミカルだけど、ちょっと哀しくて美しいという、「チャップリン メドレー」の決定版プロに仕上がりつつある。クリーンな演技が見たい。はげしく見たい。

4位の刑事くんは、怪我でGPロステレを欠場したので心配していたんだけど、SPでは新しい彼を見せてくれた。わたしの苦手なブルースで、これほど魅了されるとは。

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

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