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GP中国杯2017 2日目 男子FS

GP中国杯2017 リザルト
中国の北京にて開催。男子FSは、現地時間2017年11月4日(土)に行われた。
ライストとテレビ放送で全員の演技を見た。滑走順に感想を書いている。テレ朝の解説は佐野稔さん、実況は角澤照治アナ。
名前の日本語表記で、自信がないものには、?を付けている。
プログラムについて、独断と偏見による、◎、○、△、×、?の五段階評価を付けている。つまり、わたしの勝手な好き嫌いの感想にすぎないので、どうぞ悪しからず。五段階評価の内容は下記の通り。

  • ◎:何度でも見たい。

  • ○:よかった。好き。

  • △:悪くない。まずまず。

  • ×:イマイチ。

  • ?:何とも判断が付きかねる。




●第1グループ
1 Kevin REYNOLDS ケヴィン・レイノルズ(カナダ)
■SP順位:10,得点:64.40
■楽曲:The Armed Man: A Mass For Peace by Karl Jenkins
■プログラム:△
王子様衣装だ~☆
4Loの予定がシングルに。4S<+3Tと3F+3T+3Lo<は、片足で下りていた。連続ジャンプにダブルが1つもない。ぜんぶトリプル以上。すごい。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
前半はゆったりと、後半は弾むように軽快に、曲想の変化をよく表現していた。
フリー162.10、総合226.50で、どちらもSB更新。

2 Alexander MAJOROV アレクサンドル・マヨロフ(スウェーデン)
■SP順位:11,得点:64.27
■楽曲:Man With the Golden Arm (soundtrack) by Elmer Bernstein
From Russia With Love (James Bond soundtrack) by Elmer Bernstein
Peter Gunn Theme by Blues Brothers
■プログラム:△
昨季から継続のプログラム。
4Tの予定がダブルに。3Fの予定がシングルに。!がついた。3Aの予定がシングルに。2Tを3回跳んでしまい、最後の2Tがノーバリューに。連続ジャンプが2つしか入らず。
スピンのレベルは4、4。2つ目のUSpは、入る前に転倒してしまい、ノーバリュー。
ジャンプの抜けが…抜けが~~(泣)。
スピンに入るところで転倒しちゃうし、本調子じゃないのかも。それでも最後まで笑顔でプログラムを演じきった。えらい。
フリー121.77、総合186.04。

3 He ZHANG フー・ジャン
■SP順位:12,得点:46.99
■楽曲:Arabian Nights
■プログラム:△
楽曲は、リムスキー・コルサコフ作の「シェヘラザード」。
4Sはお手つき。3Aは足をすぐについてしまった。3Loはステップアウト。3Fはeが。2Aは着氷が乱れた。連続ジャンプが1つしか入らず。
スピンのレベルは3、3、2V。ステップはレベル2。
音楽表現に光るものを感じるので、ジャンプが安定すれば、得点も伸びそう。力みなくジャンプを跳んでいるときは、きれいに下りてるんだよね。あとはスピンが苦手みたいなので、スピン頑張れ。
フリー120.59、総合167.58。

4 Grant HOCHSTEIN グラント・ホクスタイン(アメリカ)
■SP順位:7,得点:80.55
■楽曲:Phantom of the Opera by Andrew Lloyd Webber
■プログラム:△
4Tの予定がダブルに。4T<は転倒。3Aの予定がシングルに。3Fはこらえた。!がついた。3T+2Tタノの予定だったと思うが、それまですでに2Tを2回跳んでいたので、セカンドをシングルに。
スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル3。
スピンはうまいし、スケーティングと音楽表現もいいし、プログラムも素敵。あとはジャンプだジャンプ!! ジャンプ頑張れ!!
フリー135.89、総合216.44。

5 Vincent ZHOU ヴィンセント・ジョウ
■SP順位:8,得点:80.23
■楽曲:Moulin Rouge (soundtrack)
■プログラム:△
彼も「ムーラン・ルージュ」か~。今季、カテゴリ問わず、大人気だな。
彼が跳んだジャンプは下記の通り。

4Lz+3Tタノ 4F 4S<(ここから後半)4Lz< 3A 4S+2T 3Lo 3Lzタノ+1Lo+3F

…4Lz2本の4種5クワド…なんちゅー構成や(滝汗)。
4Lz+3Tタノは素晴らしい。4Fは着氷が乱れた。4S<は転倒。4Lz<はステップアウト。
スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル3。滑りが大きい。
演技後、疲労困憊。でも、演技中は動きが鈍くなったようには感じなかった。すごいスタミナ。
恋に苦悩する青年になり切っていた。彼がこんな演技派になるとは。2シーズン前は淡々と滑る系だったのに。若い選手の成長速度ってほんとすごい。
粗っぽいところはあるけれど、スピードに乗って、でっかいジャンプを次々と下りていった。
フリー176.43、総合256.66で、どちらもSB更新。

6 Alexander PETROV アレクサンドル・ペトロフ(ロシア)
■SP順位:9,得点:68.58
■楽曲:Chicago by Frank Sinatra
I'm Gonna Live Till I Die by Frank Sinatra
■プログラム:△
昨季から継続のプログラム。
4T<<は両足着氷。3Aと3F、3Lz、3Loで転倒。他のジャンプにも着氷の乱れがいくつかあった。2Tを3回跳んでしまい、最後の2Tはノーバリュー。
スピンのレベルは3、2、2V。ステップはレベル3。音をよくとらえている。
軽妙洒脱なおしゃれプロなのだが、転倒4回は痛い…(泣)。体の動きは悪くないように見えたんだけど…どこか傷めてるのかなぁ?
フリー117.44、総合186.02。

第1グループが終わった時点で、トップはヴィンセント・ジョウ(アメリカ)。


●第2グループ
7 Han YAN ハン・ヤン(中国)
■SP順位:6,得点:82.22
■楽曲:I'll Take Care Of You performed by Beth Hart, Joe Bonamassa
■プログラム:△
振付は、ローリー・ニコル。
3Fは!が。連続ジャンプが2つしか入らず。GOEで減点されるほどではないが、佐野さんも指摘していたように、着氷後のフリーレッグが速くついてしまうジャンプがいくつかあった。
スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル3。
現時点では4T1本&3A2本の構成。ツルッツルに滑りまくっていた。腕をぶん回しているように見えるときがあるので、そこが改善されるといいなぁ。
フリー172.39、総合254.61。現時点で総合2位。

8 Max AARON マックス・アーロン(アメリカ)
■SP順位:5,得点:83.11
■楽曲:The Phantom of the Opera by Andrew Lloyd Webber
■プログラム:△
彼が跳んだジャンプ構成は下記の通り。

4T+2T 4S 3Lo(ここから後半)4T 3A+2T 3A 3Lz+1Lo+3S 2A

冒頭の4T+2Tと4Sはクリーンに着氷。3Loはすぐに足をついた。後半の4Tは、着氷が少し乱れた。
スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル3。
演技後、ガッツポーズ☆ ザカライセック先生が、彼を力強くハグして称えていた。
エモーショナルに演じていた。よく滑っていたと思う。
フリー176.58はSB更新、総合259.69。現時点で総合1位。

9 Keiji TANAKA 田中 刑事(日本)
■SP順位:4,得点:87.19
■楽曲:Federico Fellini Movies Soundtrack Medley by Nino Rota
■プログラム:○
昨季から継続のプログラム。
うわ、何じゃこの衣装。昨季のはフツーにオシャレだったのに、だいぶ前衛的な感じに。
冒頭の4SはOK。4Tの予定がトリプルに。後半、4Sの予定がトリプルに。3Loを跳ぶ前に転倒してしまい、跳べなかった。連続ジャンプが2つしか入らず。
スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル3。
好調時と比べると、ちょい滑ってなかったかも。でも、怪我明けで、4S1本&3A2本、きれいに下りられたのは、収穫だったのではなかろうか。
フリー159.98SB、総合247.17SB。現時点で総合4位。

10 Javier FERNANDEZ ハビエル・フェルナンデス(スペイン)
■SP順位:3,得点:90.57
■楽曲:Man of La Mancha
■プログラム:○
ジャンプの回転が抜けまくり(泣)。クリーンに下りられたのは、3Loと3Lzだけ。連続ジャンプは2つしか入らず。
演技が終わった後、疲労困憊。
ジャンプの抜けはあかん…転倒よりあかん…ということを実証する演技になってしまった(泣)。でも、身のこなしが本当に美しくなったと思う。彼の体から音楽が流れだしているかのようだった。
フリー162.49、総合253.06。現時点で総合4位。

11 Boyang JIN ボーヤン・ジン(中国)
■SP順位:2,得点:93.89
■楽曲:Mars (from "The Planets") by Gustav Holst
Stars Wars (soundtrack) by John Williams
■プログラム:△
振付は、ローリー・ニコル。昨季の宮原さんと同じ、「惑星」と「スター・ウォーズ」の合わせ技。使ってるとこは違うけどね。
彼が跳んだジャンプは下記の通り。

4Lz 4S 3A+1Lo+3S(ここから後半)4T 4T 3A 3Lz+3T 3F

2回目の4Tは転倒。他に手をついたり着氷が乱れたりするジャンプがいくつかあった。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル2。
演技が終わった後、疲労困憊。
音楽が壮大なので、スケーティングの伸びがほしい。SPではもっといい滑りができていたので、FSも滑りこんでいけば、伸びるようになると思う。
フリー170.59SB、総合264.48SB。現時点で総合1位。

12 Mikhail KOLYADA ミハイル・コリヤダ(ロシア)
■SP順位:1,得点:103.13
■楽曲:Steamroller Blues by Elvis Presley
Can't Help Falling In Love by Elvis Presley
Rip It Up by Elvis Presley
■プログラム:△
彼が跳んだジャンプは下記の通り。

4Lz 2S 3A+3T(ここから後半)4T 1A 3Lz+1Lo+3S 3Lo 3Lz+2T

4Lzは転倒。4Sの予定がダブルに。3Aの予定がシングルに。
スピンとステップは全てレベル4。
良いジャンプと悪いジャンプがごちゃ混ぜな演技だった。動きは悪くなかったのだが。GP初優勝へのプレッシャーがあったのかもなぁ。
フリー176.25、総合279.38SB。総合1位に決定。


◆総合順位
左から総合順位、名前、国名、得点、SP順位、FS順位の順に記されている。
1 Mikhail KOLYADA RUS 279.38 1 3
2 Boyang JIN CHN 264.48 2 5
3 Max AARON USA 259.69 5 1
4 Vincent ZHOU USA 256.66 8 2
5 Han YAN CHN 254.61 6 4
6 Javier FERNANDEZ ESP 253.06 3 6
7 Keiji TANAKA JPN 247.17 4 8
8 Kevin REYNOLDS CAN 226.50 10 7
9 Grant HOCHSTEIN USA 216.44 7 9
10 Alexander MAJOROV SWE 186.04 11 10
11 Alexander PETROV RUS 186.02 9 12
12 He ZHANG CHN 167.58 12 11


◆総評
SPとFSで順位がちぐはぐな、乱高下激しい結果となった。

優勝は、コリヤダ。ジャンプのミスが続いたときは、GP初優勝のチャンスを逃すんじゃないかとヒヤヒヤしたよ。何とか踏みとどまれてよかった。GP初優勝&ファイナル初進出おめでとう☆ ジャンプが決まれば、300点超えも夢じゃない。
ユーロはここんとこ、ハビが圧倒的に強くて、彼の連覇が続いているが、今季はコリヤダの台頭により、久々に競り合う展開が見られるかも。楽しみだ。

2位はボーヤン。ジャンプが本調子じゃないみたいだったけど、昨季も序盤はこんな感じだったからな~。んで、徐々に調子を上げていって、ワールドではSP&FSクリーンな演技で3位を勝ち取ったんだよね。今季もそうかも。

3位はマックス。昨季の不調から抜け出せたようでよかった~。わかっちゃいたけど、アメリカ男子のオリンピック代表争いも、過酷さを増していくばかりだなぁ…(ため息)。

4位はヴィンス。本大会ではミスが出たものの、世界最強クラスのジャンプ構成プロを破綻なく滑り切っていた。これがクリーンに決まり出したら、どんだけ高得点が出るのか、そら恐ろしい…。

6位のハビは、な、なんと、ファイナル進出が絶望的に…(泣)。非常に残念だが、SPもFSもすっっばらしいプログラムなので、どうかクリーンな演技を見せてほしい。できれば平昌オリンピックで。

7位の刑事くんは、FSで順位を落としてしまったが、怪我から順調に回復しているのが見てとれて、ほっとした。…にしても、FSで4S2本と4T1本、3A2本のジャンプ構成とは恐れ入る。日本男子のオリンピック代表は、余程のことがなければ、結弦くんと昌磨くん二人はほぼ決定と思われるが、刑事くんは、残り1枠を何が何でも取りにきてるんだな~。痺れる。

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

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