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GP NHK杯2017 1日目 男子SP

GP NHK杯2017 リザルト
日本の大阪にて開催。男子SPは、現地時間2017年11月10日(金)に行われた。
現地に行って、全組の演技を見、後日テレビ放送でも見た。滑走順に感想を書いている。NHKの解説は本田武史さん、実況は鳥海貴樹アナ。
名前の日本語表記で自信がないものには、?を付けている。
プログラムについて、独断と偏見による、◎、○、△、×、?の五段階評価を付けている。つまり、わたしの勝手な好き嫌いの感想にすぎないので、どうぞ悪しからず。五段階評価の内容は下記の通り。

  • ◎:何度でも見たい。

  • ○:よかった。好き。

  • △:悪くない。まずまず。

  • ×:イマイチ。

  • ?:何とも判断が付きかねる。




●第1グループ
1 Hiroaki SATO 佐藤 洸彬(日本)
■楽曲:Totem (from "Cirque du Soleil") by Guy Dubuc and Marc Lessard
■プログラム:○
昨季、全日本8位。今季、ロンバルディア杯12位。本大会がGPデビュー。
昨季から継続のプログラム。振付は佐藤操。
3AはOK。4T+3Tの予定だったが、ファーストで少しバランスを崩したので、2Tタノに変更。3Lzは着氷後の流れがイマイチ。
スピンのレベルは4、3、4。CCoSp4の最後のポジションの回転がゆっくりになったのが惜しかった。ここは最後の要素なので、速くギュルギュル回ってほしい。ステップはレベル3。
よく滑っていたし、体も大きく動いていた。この独創的なプログラムをモノにしている。
75.95でPB更新。

2 Kazuki TOMONO 友野 一希(日本)
■楽曲:Zigeunerweisen Op 20 (Gypsy Airs) by Pablo de Sarasate
■プログラム:△
昨季、GPリュブリャナ杯3位、全日本ジュニア優勝、全日本5位、世界ジュニア9位。本大会がGPデビュー。
4Sはフリーレッグをつくのが少し早かったか。3F+3TはOK。3Aはよかった。
スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル2。速いテンポに遅れずついていって、細かく音を取り、曲想をよく表現していた。
地元大阪でほぼクリーンな演技ができてよかったね! スタオベしたよ☆
79.88でPB更新。

3 Keegan MESSING キーガン・メッシング(カナダ)
■楽曲:Singin' in the Rain by Nacio Herb Brown
■プログラム:○
昨季、国内選手権5位。今季、GPカナダ8位。
昨季から継続のプログラム。
4T+3Tは、ファーストで深くかがみこんだが、セカンド3Tをしっかり付けた。3Aは転倒。3Lzはステップから直ちに跳んでいなかったような。
スピンのレベルは3、4、3。スピンの質が高いだけに、レベルの取りこぼしがもったいない。ステップはレベル3。終盤にスタンブル。でもGOEで減点されるほどではなかった。
映画「雨に唄えば」と、カート・ブラウニングの「雨に唄えば」への深いリスペクトを感じるプログラム。随所に映画で見られたダンスの動きが散りばめられている。
80.13。

4 Nam NGUYEN ナム・ニューエン(カナダ)
■楽曲:Somewhere Over The Rainbow by Joseph William Morgan
■プログラム:○
昨季、国内選手権3位、四大陸8位。今季、GPロステレ7位。
デイヴィッド・ウィルソン振付。
4T<と4Sは転倒。3Aはきれいに下りているように見えたのだが、GOEマイナス。連続ジャンプが入らず。
スピンのレベルは3、3、4。ステップはレベル3。
ジャンプがいつもよりちょっと低かったような。本田さん曰く、「跳び急いでいた」とのこと。この個性的な編曲をかっこよく表現できてるんだけどなぁ。
65.82。

5 Michal BREZINA ミハル・ブレジナ(チェコ)
■楽曲:Kodo (Japanese Drums)
■プログラム:○
昨季、ユーロ12位、ワールド18位。今季、GPカナダ6位。
4S<は転倒。3Aはよかった。3Lz+3Tの予定が、セカンドがダブルに。
スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル2。
ステップシークエンスのかっこよさときたら!! 生で見て大興奮だった。ツルッツルに滑りまくっていた。後はジャンプだジャンプ!! ジャンプがんばれ!!

6 Sergei VORONOV セルゲイ・ヴォロノフ(ロシア)
■楽曲:Adios Nonino by Astor Piazzolla
■プログラム:○
昨季、GP中国3位、国内選手権7位。
フィギュアスケートファン騒然の変衣装(笑)。わたしも会場で初めて見たときは、「はあぁぁぁぁ!?」と度肝を抜かれた(苦笑)。本人のインタビューによると、アルゼンチンを表現しているデザインとのこと。
4T+3Tはよかった。3Lzはクリーンな着氷だったが、ステップから直ちに跳んでいなかったためか、GOEマイナス。3Aはたっかい。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。曲想をよく表現している。
エレメンツの質が高く、特にジャンプは素晴らしかった。
90.06でSB更新。PBとほぼ同じ得点が出た。


●第2グループ
7 Deniss VASILJEVS デニス・ヴァシリエフス(ラトビア)
■楽曲:Recondita Armonia by Giacomo Puccini
■プログラム:△
昨季、国内選手権二連覇、ユーロ7位、ワールド14位。今季、GPロステレ8位。コーチはステファン。
楽曲は、オペラ「トスカ」より、「妙なる調和」。
3Lz+3Tはよかった。3Aは転倒。3Fはよかった。
スピンのレベルは3、3、4。ステップはレベル3。
朗々と響き渡る男性ボーカルをよく表現していた。
76.51。

8 Dmitri ALIEV ドミトリー・アリエフ(ロシア)
■楽曲:Masquerade Waltz by Aram Khatchaturian
■プログラム:△
昨季、JGPファイナル優勝、ジュニアの国内選手権二連覇、世界ジュニア2位。今季、シニアデビューで、GPロステレ6位。
4Lz<は転倒。4T+3Tの予定が、セカンドがダブルに。3Aはお手つき。
スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル3。
スケーティングがぐいんぐい~んと伸びて、とっても気持ちよかった。
77.51。

9 Adam RIPPON アダム・リッポン(アメリカ)
■楽曲:Let Me Think About It (Eddie Thoneick Remix) performed by Ida Carr feat. Fedde Le Grand
■プログラム:△
昨季、GPファイナル6位。今年1月に左足を骨折。
昨季から継続のプログラム。
3F+3Tはよかった。3Aは軸が曲がったけど修正してクリーンに着氷。3Lzはまずまず。ステップから直ちに跳んでいなかったかも。
スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル4。
最後のCCoSp4でバランスを崩し、転びかけたが、うまくごまかしてフィニッシュポーズへ(笑)。
ちょっと一本調子かな~という印象を受けた。まだ本調子じゃなさそう。本来の彼はもっと滑るし、動きにキレがある。
84.95。

10 Alexei BYCHENKO アレクセイ・ビチェンコ(イスラエル)
■楽曲:Hava Nagila (Jewish Folk Song)
■プログラム:○
昨季、GPロステレ3位、ユーロ5位、ワールド10位。
3A、4T、3Lz+3Tとクリーンに着氷。
スピンのレベルは2V、3、4。ステップはレベル3。
会場では、音楽がやかましくて演技に集中できなかったのだが、改めてテレビで見ると、リズミカルな歯切れのよい音楽で、彼にぴったりの素敵なプログラム。…でもできればボリュームをちょっとだけ下げてほしい…。会場で聴いてるの、けっこうきつかった。
85.52でSB更新。PBに近い得点が出た。

11 Jason BROWN ジェイソン・ブラウン(アメリカ)
■楽曲:The Room Where It Happens (from "Hamilton") by Lin Manuel Miranda
■プログラム:○
昨季、GPアメリカ2位、全米3位、四大陸6位、ワールド7位。今季、GPカナダ2位。
3Aはステップアウト。3Lzはよかった。3F+3Tの予定が、セカンドがダブルに。
スピンのレベルは4、4、3。ステップはレベル4。
彼のバネの強さと柔軟性の高さを存分に生かしたプログラム。ありとあらゆる動きが音楽とコネクトしていた。
キスクラで「ゆずるさんへ はやくよくなってください!!」と書かれた紙を掲げる。…聖人レベルでいい人だ。
85.36。


◆SP順位
左から順位、名前、国名、得点の順に記されている。
1 Sergei VORONOV RUS 90.06
2 Alexei BYCHENKO ISR 85.52
3 Jason BROWN USA 85.36
4 Adam RIPPON USA 84.95
5 Keegan MESSING CAN 80.13
6 Kazuki TOMONO JPN 79.88
7 Dmitri ALIEV RUS 77.51
8 Deniss VASILJEVS LAT 76.51
9 Michal BREZINA CZE 76.24
10 Hiroaki SATO JPN 75.95
11 Nam NGUYEN CAN 65.82


◆総評
結弦くんが公式練習中に右足首を傷めたため、欠場。これでファイナル進出もなし。残念なり。一日も早く回復しますように!

現地観戦して思ったのは、生で見るのとテレビで見るのとで、印象が違う選手と、さほど変わらない選手といるんだなぁということ。男子シングルで言えば、ミハルはテレビで見るよりじかに見た方が、断然その素晴らしさが分かるスケーターだった。…や、もちろんテレビで見ているときも素敵だなと思ってたけど、じかに見ると、ほんとスケーティングが!! ツルッツルでぐいんぐいんで、すっっばらしいんですよ!!(心の叫び)

さて、SP1位はヴォロノフ。ジャンプが高かったなぁ! 体もよく動いていた。ハンサムを台なしにするような奇抜な衣装も彼らしい(笑)。
SPから3Lz跳べるようになったんだなぁと、感慨深かった。以前は怪我のせいで、ルッツをプログラムに組み込めなかったんだよね。で、何シーズンか前、FSで2Lzを跳んだときに、フィギュアスケートファンの間で話題になったんだった。少しずつ少しずつ前に進んでいて、本当に素晴らしい。

2位はビチェンコ。ジャンプをクリーンに決めればこちらのものと言わんばかりにステップではキレキレに踊りまくっていた。昨季のSPもかなり好きだったけど、今季のプログラムも彼の良さを生かした素敵プロだわ~☆

3位はジェイソン。ジャンプにミスはあったものの、音楽との調和がずば抜けている。
わたしの席は、キスクラの真上だったので、待機している選手やコーチ、運営スタッフ、フラワーボーイ&ガールがよく見えたのだが、ジェイソンの周りにいる人たちが、みんな笑顔になるんだよね…。彼の笑顔やふるまいが、みんなを笑顔にするんですよ。…ほんと彼、聖人なんじゃないかな。

6位の友野くんは、体調不良のため、村上大介が欠場になった代わりに、急遽出場が決まった。先週西日本を終えたばかりで、大変だったと思うが、ほぼクリーンな演技を見せてくれた。

10位の洸彬くんは、ロンバルディア杯から順調に上り調子のようだ。スケーティングに伸びがある。なめらかでしなやかなボディームーブメントも素敵☆ SPからクワド下りられるようになったんだなぁ。

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

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