GPフランス国際2017 1日目 男子SP

GPフランス国際2017 リザルト
フランスのグルノーブルにて開催。男子SPは、現地時間2017年11月17日(金)に行われた。
テレビ放送で全員の演技を見た。滑走順に感想を書いている。テレ朝の解説は織田信成さん、実況は進藤潤耶アナ。
名前の日本語表記で自信がないものには、?を付けている。
プログラムについて、独断と偏見による、◎、○、△、×、?の五段階評価を付けている。つまり、わたしの勝手な好き嫌いの感想にすぎないので、どうぞ悪しからず。五段階評価の内容は下記の通り。

  • ◎:何度でも見たい。

  • ○:よかった。好き。

  • △:悪くない。まずまず。

  • ×:イマイチ。

  • ?:何とも判断が付きかねる。




●第1グループ
1 Romain PONSART ロマン・ポンサール(フランス)
■楽曲:Je suis malade by Serge Lama
■プログラム:△
昨季、国内選手権3位。昨季から継続のプログラム。振付はニコライ・モロゾフ。
4Tは転倒。3Aはステップアウト。3Lzはお手つきだが、転倒扱いに。連続ジャンプが入らず。
スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル2。
男性ボーカルの「恋の病」。この曲、人気あるよなぁ。今季だけでも、これまで何度聴いたことか。
スピンがなかなか上手。滑りも音楽表現も悪くない。あとはジャンプだジャンプ! ジャンプ頑張れ。
63.81でPB更新。

2 Kevin AYMOZ ケヴィン・エイモズ(フランス)
■楽曲:Wicked Game by James Vincent McMorrow arr. by Maxime Rodriguez
■プログラム:○
昨季、国内選手権優勝、ユーロ15位、世界ジュニア7位。練習拠点をアメリカに変更したらしい。コーチはジマーマン。今季がシニアデビューで、本大会がGPデビュー。
3Aはオーバーターン。3Lz+3Tはまずまず。3Lo<<は足をついた。
スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル4。
パッションあふれるダイナミックなボディームーブメントはそのままに、スケーティングがよくなり、動きも洗練された気がする。…ああ、やっぱり好きだ。
織田くん曰く、「空中での回転軸が課題。ジャンプに癖があるので、回転軸をうまくとらえられるようになると、もっとジャンプが安定するはず」とのこと。
進藤アナによると、グルノーブル近郊で生まれ育ったそうなので、まさしく地元での大会なんだな~。
70.00。

3 Denis TEN デニス・テン(カザフスタン)
■楽曲:Tu Sei by Vittorio Grigolo
■プログラム:◎
昨季、GPフランス2位、ワールド16位。今季、GPロステレ9位。振付はデイヴィッド・ウィルソン。
4S<は転倒。3Aと3F+3TはOK。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
8月上旬に右足首を怪我し、GPロステレではハラハラしながら見守っていたが、だいぶ復調してきたもよう。スピンやステップは輝きを放っており、尊さを感じるほどだった。
83.70でSB更新。

4 Moris KVITELASHVILI モリス・クヴィテラシヴィリ(ジョージア)
■楽曲:Feeling Good performed by Michael Buble
■プログラム:△
昨季、ユーロ6位、ワールド13位。今季、GPロステレ5位。
2015/16シーズンまでロシア代表だった。両親がジョージア出身。コーチはエテリ先生。
3Aは素晴らしい。4S+3Tもよかった。4Tは転倒。でも直前までたくさんステップを踏んでいた。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
4Tの転倒はあったが、直後のステップシークエンスは、それを忘れさせるほど、生き生きと楽しげに滑っていて素敵だった。見るたびにうまくなってるような気がする。
86.98でPB更新。

5 Vincent ZHOU ヴィンセント・ジョウ(アメリカ)
■楽曲:Chasing Cars by Snow Patrol
■プログラム:○
昨季、JGP横浜2位、JGPタリン3位、全米2位、世界ジュニア優勝。
今季がシニアデビューで、GP中国4位。
4Lz<と4F<は転倒。3Aは足をついた。連続ジャンプが入らず。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
ジャンプ3つ全てにミスが。しかもクワドは両方回転不足。痛い。
66.12。


●第2グループ
6 Misha GE ミーシャ・ジー(ウズベキスタン)
■楽曲:Ave Maria
■プログラム:○
昨季、四大陸7位、ワールド12位。今季、GPロステレ4位。
3Aと3Lz+3TはOK。3Fは!がつき、GOE 0.00。
スピンのレベルは4、3、3。ステップはレベル4。
すべての動きに神経が行き届いていて研ぎ澄まされている。魂のこもった演技だった。
85.41でPB更新。進藤アナによると、今季3度目のPB更新とのこと。すごい。

7 Max AARON マックス・アーロン(アメリカ)
■楽曲:Bring Him Home (from "Les Miserables") by Claude-Michel Schoenberg
One More Day (from "Les Miserables") by Claude-Michel Schoenberg
■プログラム:△
昨季、GP中国4位、全米9位。今季、GP中国3位。
4T+3Tは転倒。4Sはこらえて、すぐに足をついてしまった。3AはOK。
スピンのレベルは3、4、4。CSSp4とCCoSp4はトラベリング。ステップはレベル3。
アーロンはスピンが苦手なんだなぁ…。今は男子もスピンでレベル4を取った上にGOEで加点を稼がないとトップ争いには食い込めない。特にアメリカはスピンが得意な選手が多いし…。スピン頑張れ。
78.64。

8 Alexander SAMARIN アレクサンドル・サマリン(ロシア)
■楽曲:Moonlight Sonata performed by E.S. Posthumus
I'm No Angel (cover of Beethoven's Moonlight Sonata) by Era
■プログラム:△
昨季、JGPファイナル2位、国内選手権2位、ユーロ8位、世界ジュニア3位。今季がシニアデビューで、GPカナダ3位。
4Lz<+3Tはきれいに下りているように見えたのだが。4TはOK。3Aはよかった。
スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
彼は、「スピードをガンガン出した上で、エレメンツをクリーンにこなし、レベルをきっちり取り、体を大きく動かしてエネルギッシュに演じる」という、シニアデビューの男子選手として、全く正しい戦略をとっていると思う。
わたしはジュニア時代から、彼の背中が少し丸まっているのが気になっているのだが、今回はさほど気にならなかった。
91.51でPB更新。

9 Alexei BYCHENKO アレクセイ・ビチェンコ(イスラエル)
■楽曲:Hava Nagila (Jewish Folk Song)
■プログラム:○
昨季、GPロステレ3位、ユーロ5位、ワールド10位。今季、NHK杯3位。二週連続お疲れ様です。
3Aはよかった。4Tはちょいこらえたが、GOEプラス。3Lz+3Tはよかった。
スピンのレベルは3、3、4。ステップはレベル2。
このプログラムの見どころは、何と言ってもステップシークエンス。彼の得意な速いステップをふんだんに盛り込んでおり、曲想をよく表している。軽快かつ力強い動きがかっこいい。
86.79でSB更新。PBとほぼ同じ得点が出た。レベルの取りこぼしをなくせばPB出るぞ~。

10 Javier FERNANDEZ ハビエル・フェルナンデス(スペイン)
■楽曲:Modern Times (Charlie Chaplin soundtrack)
■プログラム:○
昨季、GPファイナル4位、国内選手権六連覇、ユーロ五連覇、ワールド4位。今季、GP中国6位。
4T+3T、4S、3Aと、全てのジャンプが素晴らしい。
スピンとステップは全てレベル4。
まさに芸術品とも言うべきプログラムをクリーンに滑り切った。
ああ、やっぱりキスクラでハビの隣にオーサーがいると落ち着く。あるべき姿に収まった感が半端ない。
107.86でSB更新。

11 Shoma UNO 宇野 昌磨(日本)
■楽曲:Winter (from "Four Seasons") by Antonio Vivaldi
■プログラム:○
昨季、GPファイナル3位、全日本優勝、四大陸3位、ワールド2位。今季、GPカナダ優勝。
4F<は転倒。4T+3Tはよかった。3Aはこらえた。
スピンとステップは全てレベル4。
いつもより抑え気味な印象を受けた。例えると、「目に見えない重い鎧を身に着けたまま滑っている」ような感じ。
93.92。


◆SP順位
左から順位、名前、国名、得点の順に記されている。
1 Javier FERNANDEZ ESP 107.86
2 Shoma UNO JPN 93.92
3 Alexander SAMARIN RUS 91.51
4 Moris KVITELASHVILI GEO 86.98
5 Alexei BYCHENKO ISR 86.79
6 Misha GE UZB 85.41
7 Denis TEN KAZ 83.70
8 Max AARON USA 78.64
9 Kevin AYMOZ FRA 70.00
10 Vincent ZHOU USA 66.12
11 Romain PONSART FRA 63.81


◆総評
SP1位はハビ。GP中国では、ジャンプが絶不調だったので、心配でたまらなかったのだが、進藤アナによると、体調不良だったらしい。オーサーも術後で帯同できなかったし、いろいろ大変だったんだろうなぁ。本大会のSPでは本領発揮できて、心底ほっとした。

2位は昌磨くん。GPカナダ後、インフルにかかってしまったそうだ。おお、なんてこと! 練習も思うようにできなかったろうし、体力も落ちてるよね…。そりゃいつもの彼じゃないわけだよ。そんな中、本当によく頑張ったと思う。

3位はサマリン。4Lzはアンダーローテがとられてしまったが、他は全てクリーンに着氷し、PCSも40点台に乗せてきた。GPカナダに引き続き、PB更新。すごい。ロシア2番手目指してぐんぐん成長中ですな!

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

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